大学の英語授業で記憶に残っている映画
私が通っていた大学では1年生の前期・後期ともに週4回、それも朝1コマ目から英語の授業が入っていました。
英語がクソ苦手な私にとって、外国人の先生が何を言っているのかよくわからない中、朝1で90分もの時間を耐えなければならなかったのは、
言ってしまえば苦痛でしかなったので、当時の英語の授業で学んだ知識については全くといっていいほど覚えていません。
しかし、例外が1つだけあって金曜日に行われた英語の授業だけは、今でも記憶に結構残っているんです。
先生が喋らない?
なぜ金曜日に行われる授業が、英語嫌いな私にとって記憶に残っているかというと、
映画の鑑賞授業だったんです。
他の週3回の授業は、皆さんが想像できるような英語の知識を詰め込む授業だったから、この金曜日に行われる授業はまさに天国。
まあ、英語の授業なので当然、映画の俳優さんが喋る言葉は英語音声なんですが、
日本語訳の字幕がついていたし、映像の様子でなんとか内容は理解できるんで英語が全くできなくても大丈夫なんです。
苦痛のであった90分の時間が、映画を見ている間にあっという間に過ぎて
なおかつ、先生が何も言わないから生徒に発言を求められない。
再来週の授業までに英文で感想文を書いてこなければならなったのが、少し大変だったけれど、それさえ許してしまう最高な授業でした。
記憶に残っている映画
SF映画やホラー映画、時にはドキュメンタリー映画とか多彩なジャンルの映画を見てきたわけですが、
その中で私が印象に残っている感動した映画が、
「遠い空の向こうに」(原題: October Sky)です。
あらすじをざっくり簡単に説明すると、
「1957年にソ連から打ち上げられた人類初の人工衛星を見た、アメリカの小さな炭坑の町に住むの高校生4人が、周囲の反対や壁にぶつかりながらロケット作りに挑戦していくー」
という内容になっていて、元NASAのロケットエンジニアであったホーマー・ヒッカムの事実を元に制作されている実話なんです。
何かも分からない中でスタートしたロケット作りは、無謀な挑戦とあって、時には仲間同士でぶつかりあったり、技術の壁にぶつかります。
しかし、それでもめげずに仲間たちとともに成長していく過程はとても感動的で、何度見ても飽きない映画です。
当たり前を打ち壊せ
物語の中で私が特に引き付けられたのが、ホーマーと父親の関係です。
ホーマーは、ロケットを打ち上げて科学コンテストで優勝すれば大学へ行くための奨学金が出るということでロケット作りに熱中していきますが、ホーマーの父親は大反対。
ホーマーの父親は炭鉱夫で、当時、炭鉱夫の息子は炭鉱夫になるのが常識だった時代。
父親からしてみたら、何馬鹿なことをしているんだということでホーマーのことが理解できないんでしょう。
夢を追いかける息子と現実を見ろと言う父親で、激しく対立します。
この物語は、父と息子の家族における深い情景描写が描かれていてそこにも注目してほしいです。
自粛が続く今、親子でこの映画を鑑賞してみてはいかがでしょうか?
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