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初めてキッチンに立った時。

学校は休校になるし、外には出にくいし、家で暇を持て余してる子供が沢山いると思うんで
小学生から料理をしてる俺が、料理を始めた頃の記憶を頼りに

初めての料理

ってのを書いていこうと思います。

子供に料理を始めさせたい大人の皆様や
せっかくだから自炊を始めたい若者の皆様に読んで欲しいです。


a long time ago


休日の朝。
少年の家族の休日は、ボーイスカウト活動が無ければ基本的早起きをしない。

その日うちの家族は疲れていたのだろう、少年が起きてリビングに向かったけど
何も無くて、お腹を空かせていた。

少年は『そうだ、料理をしよう』と考え、自分の出来る技術を使って大した物じゃないけど料理をした。

初めて、一人で料理をしたのだ。


その日作ったのは
ピーマンとウインナー入りの薄焼き卵。
オムレツの変形版みたいな?

それまでも母親と料理をする事は多く、危なっかしいけど、包丁とか火は使えた。


絵を書いたり、工作をするのが好きな少年は、料理も同じ感覚でやってた思う。

でも、その日作った料理は、図工で作った物よりも家族に喜ばれた。
『美味しい!』って言われる快感をあの日の少年は味わってしまった。


少年は料理にハマっていった。

少年が服部先生と一緒に写真を撮って貰えるようになるまではかなり早かったみたいだ。

料理にハマった要因はいくつかある

・手伝いの時点である程度の基礎を教える。
・ちょっと危なっかしくても、機会を作る。
・わかりやすい料理本やマンガをあげる。
・『美味しい!』、『ありがとう!』など、感謝を告げ、頭ごなしに否定をしない。
・マイ包丁を買う。


さぁ、1個ずつ説明してきますかね。

手伝いの時点である程度の基礎を教える。

料理で1番大切なのは安全だと思うんです。
衛生、怪我、火傷、など、料理は危険を伴うので、もちろん気をつけないといけない。

正直、一緒に料理するのは何倍も苦労する。
一人でやったほうが楽。
でも、それでは成長できない。

まずは出来ることから、混ぜる、丸める、ちぎる、刺す、盛り付けてみる、それだけでも子供は成長します。
子供の成長スピードはいつも想像を超えてくる。

できることが少しでも、それを組み合わせたら料理はできるものです。
どんなに簡単なものでも、一人で出来るように最初から最後まで任せてみましょう!

・ちょっと危なっかしくても、機会を作る。

これほんと大切。
俺は小学生の頃にいくつかの料理コンテストに出たんですけど、凄い子は幼い頃から包丁や火を使ってるんです。

まぁ、そこまでしろとは言わないんで
まずは、1人で1品をちゃんと作れるように、任せるのが大切。

どんなに簡単なものでもいい。

流れを覚えるのが大切。

例えば、サラダ
野菜はどこから出す?どうやって洗う?
ザルの位置は?水切りの仕方は?
野菜を切るのはどうやって?ちぎる?
しまう時は?皿は?ドレッシングは?

みたいに、はじめてやる人は想像以上に難しい。
まずやらせてみる時は、丁寧に流れを説明して、わからないことがあれば聞いて貰うようにしたらいいかな。

ここにあるこの野菜を使ってこんなサラダをこんな手順で、何人前作ってー!って。

とりあえず試してみるのが1番。

どんなに簡単なものでも、1人で最後までやらせてみるのが大切。


わかりやすい料理本やマンガをあげる。

これは本気と書いてマジで効果ある。
父親に買って貰ったミスター味っ子を擦り切れるほど読んで、いまだに味っ子に憧れを抱いている。

マンガなんかは特に、料理人やキャラクターに憧れやすいし、真似したくなる。

また、料理本はその子のレベルに合わせて買うのがいい。
レシピサイトの紙をコピーしてあげるのでもいいけど、やっぱり本を貰った嬉しさはある。

美味しそうな写真を見て、俺も作りたい!ってなるのと、読み物として料理本は魅力があるから楽しい。


・『美味しい!』、『ありがとう!』など
感謝を伝え、頭ごなしに否定をしない。

料理を始めたきっかけでよく聞く言葉1位が『美味しいって喜んでくれたから』

1番初めに料理を、食べてもらう相手は多分家族。
初めの頃は多少お世辞でもいい所を見つけてあげると伸びる気がする。

多少のミスはあります。仕方ない。
けど、そこで怒鳴りつけるんじゃなくて、何がダメだったのかしっかり理解させて、次に繋げるのが1番いいんじゃないかな?

どうしてこうなるのか、を考えるのは美味しい料理への必須条件です。

・マイ包丁を買う

人生で嬉しかったことの1つ。
マイ包丁を買ってもらった時。

小学生の頃に、すこし小さめだけど、ちゃんした包丁を買ってもらった。
なんだか、大人の仲間入りした気がしてさ、こないだまで玩具みたいな包丁だったからさ。

マイ包丁を持ってる料理好きって、周りからも評価されるし、自信になるんで
少し得意になってきた頃にあげると効果ある気がする。

ちなみに俺の初代マイ包丁は中学の頃に妹にあげました。
元気かな、あの包丁。。。


そんなこんなで料理にハマった。
小中学生の頃って周りに料理してる人なんてほとんどいないんですよね。
調理実習とかヒーローになれますよ。笑

そんなこんなで料理にハマった少年は、親だけじゃなく
近所の魚屋で捌き方や、包丁屋で研ぎ方を見て覚えたり
料理本や漫画を読みまくって、本格的に料理人になろうとしたわけです。


そんな感じ?
少なくとも、俺は特殊な性格だから
このやり方が万人に当てはまるなんて思ってないけど、こんな感じで料理にハマったよ!
っていう、少年の感想でした〜。


時間あるし、少しゆったり料理でもしようかな。

いつもありがとうございます。 どこまでも美味しい料理の為に使わせてもらいます、ありがとう。