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鯖の棒寿司に愛を込めて。

あると嬉しいサバの棒寿司。
ちょっと摘まんだり、手土産にしたり、酒のアテにしたり、比較的万人受けする寿司だと思う。

どこの店のサバ寿司を食べても、大抵は美味しい。
サバの質や、シャリの味付けなど、様々な基準はあるが、失敗しにくい寿司のひとつなのでは無いかな?

いくつかのコツを覚えておくと美味しくできる。
そして、そのポイントを抑えておくと、アレンジもしやすい。

今回はそんなサバの棒寿司について。


・材料

(しめ鯖)
サバ:1匹
塩:たっぷり
酢:多めに
(シャリ)
米:1合
酢:30cc
砂糖:3g
塩:1g
薬味:好きなだけ

・材料ポイント

シャリに混ぜる薬味は、生姜、しそ、ミョウガ、ゴマ、ネギ、などなど、好きな物を好きなだけ。
ただし、水分の出る野菜系は
塩や酢でしめて、水分をよく切ること。

合わせ酢は、赤酢の場合は砂糖無しで作る。


・作り方

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まずは、サバの処理

内臓や血を丁寧にとり、三枚に卸す。
腹骨、血合い骨、皮はつけたままにするのが大切。

卸したら、表面の水分を拭き取り
両面にたっぷり塩をする。

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塩をして、3時間おき、水分を出す。
この時に、出る水分がサバに触れないように、バットを傾けたり、網に乗せたりしておく事。

水分を出すのに砂糖を使うこともあるが、塩の方が好き。

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三時間経ったら、サッと表面を流し、氷水に30分つける。
しっかり塩をする事で身の水分を抜き、氷水につけることで、表面の濃い塩気を抜く。

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30分経ったら、表面の水分をしっかり拭き取り、ピッチリとビニール袋かラップをして、冷凍

最近は海水温の上昇もあり、寄生虫がいる確率も多いので、冷凍は重要。
一部の鮮度の良いサバは生食OKだが、基本は冷凍。

業務用の冷凍庫ならば一日、家庭用の冷凍庫では二日冷凍する必要がある。

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冷凍を終えたら、ゆっくり解凍する。
冷蔵庫で、キッチンペーパーなどで包んで解凍すると、臭みがでにくく美味しく解凍できる。

解凍したら、酢で締める。
塩や砂糖は無しでシンプルにお酢のみで30分程度締める。

キッチンペーパーを使うと酢の量が少なく出来る。
(今回は無くて、ラップで)

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ここまでやったら、酢をしっかり拭いて、皮と腹骨と血合い骨を取る。

そしたら、開く。
背側の厚い部分に包丁を入れ、分厚さが均一になるようにする。

皮目に切れ目を入れてもいい。

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シャリを混ぜて、乗せる。
巻きすにラップを敷き、サバ、シャリの順で乗せる。

この時にシャリが熱かったり温いと、サバの臭みが出るので注意。
今回のシャリは、赤酢を使い、ゴマ、ガリ、ミョウガの酢漬け、しそを混ぜた。

巻いた後に冷やしてから食べる場合は、柔らかめに炊くと良い。
白板昆布や青板昆布などで巻いても美味い。

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ピッチリと巻く。
端っこをキャンディみたいにクルクル留めるといい。

上が皮目になるように、四角を意識して。

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作って1時間は置きたい。
その時間で、サバとシャリが馴染む。

置くときは冷蔵庫で。
でも、冷たい状態で食べると、シャリが締まりすぎて固いので、食べる前に30分ほど常温に置くのがオススメ。

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んで、切るときはラップを漬けたままで切ると、崩れにくいからオススメ。

断面はこんな感じ。
包丁を濡らして切ると綺麗な断面になる。

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この写真なら分かりやすいかな。
背の方の身を開いているのが分かる。

好きなやり方で開けば良い。
もっと広く開けば、身で包むこともできる。

サッと醤油を塗っても良いし、そのままでも良い。
炙ったっていいし、昆布を巻いたって良い。
好きなようにすれば良い。



以上。

語り始めると止まらなくなるから、ほどほどに。

自分好みの味、作りましょ〜!!



いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。