#30 日清・日露・第一次世界大戦。戦争ごとにステップアップする日本
このエピソードで学ぶこと
国内が落ち着いた状態になると、
諸外国との戦争が待っていました。
アジアの眠れる獅子、中国。北の大帝国、ロシア。
二つの国との戦争そして第一次世界大戦。
日本はどう乗り越えていったのでしょうか。
本編(0分50秒)
・内閣制度・憲法制定・議会開設も実現し、日本の国内は整備されていった。
・いよいよ日本の国外に目を向ける余裕が生まれてきた。日本列島の安全を守るためには周辺の安定も重要。
・朝鮮半島におけるイニシアティブを巡る争いが日本と中国との間で起きて日清戦争が勃発。
・日本は日清戦争での勝利によって領土や利権、賠償金の獲得に成功する。
・その後、ロシアとの間での対立が先鋭化していき最終的に日本は日英同盟を締結して日露戦争に突き進んだ。
・日本は陸海両方でロシアに勝利を重ねるも戦争を継続するための資金繰りが限界に至ってしまった。
・米国の仲介でポーツマス講和条約を日露で締結するも、賠償金を獲得することはできなかった。
・そして、第一次世界大戦でも戦勝国に入ったことから戦後、日本はアジアの代表として大国入りを果たす。
今回のおさらい(10分59秒)
Q1:日清戦争に勝った日本にはどんな影響があったの?
→台湾を領土とし、朝鮮半島への影響力を強めた。賠償金で製鉄所を作り、軍事力を増大化させた。
Q2:日露戦争はどう終結に至ったの?そしてその余波は?
→陸海双方で日本が優勢となったが資金力も限界を迎えてロシアと講和。賠償金が取れなくて民衆は怒ってしまった。
Q3:第一次世界大戦に日本はどう関わったの?
→日英同盟からドイツに宣戦布告。ドイツの中国や南太平洋の権益を手に入れたが、戦争被害はほとんどなかった。
Q4:国際連盟ができると日本はどんなポジションを得たの?
→日本はアジアの代表として大国の一つに数えられるようになった。
次回予告(11分58秒)
日清日露戦争を終え、第一次世界大戦をも戦勝国として乗り越えた日本。
1894年、1904年、1914年と10年置きに迎えた戦争は
日本の国際的地位をホップ・ステップ・ジャンプと高めていきました。
明治政府が成し遂げた近代化の結果は日本の国力を強めたのでした。
その一方で、戦争遂行にあたっての国民の力も大きくなり、発言力が増していきます。
選挙権を求める声も大きくなりました。
また、国際社会における役割も大きくなってきた日本
次回、大正デモクラシーと国際協調についてです。
次のエピソード⇒#31_大国としての責任。大正デモクラシーと国際協調路線の挫折
前のエピソード⇒#29_明治政府への抵抗は、一揆する?反乱する?それとも言論かしら?
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