20171206社説から見る現代日本

おはようございます。

昨日、遂に羽生善治氏が将棋のタイトルにおいて永世七冠を達成しました。

「永世」という称号は、タイトルを複数期間保持しなければ得られないもので、これまで羽生氏も含めて10名しか保持していません。

複数保持している人物で、羽生氏を除いた最多は５。

羽生氏の偉業の凄まじさを物語っていると思います。

本日のオススメは読売の「羽生永世七冠　将棋史に刻む偉業を称えたい」です。

以下、読売社説からの引用です。

「今年は、王位、王座の２冠を失い、「羽生の全盛期は過ぎた」との見方も一部にあった。将棋は、実力が如実に反映される、非情な勝負の世界である。逆風をはね返しての快勝は見事だった。

（中略）　

　知的好奇心の対象は将棋にとどまらない。チェスでも日本トップの実力を誇る。棋力で人間を超えた人工知能（ＡＩ）に強い関心を抱き、今年、著作を刊行した。

　ＡＩは、１００年考えても思いつかない手を生み出す時もあるが、絶対的に正しいわけではない。新たなものを生み出す創造性では人間が優れている――。

　過去の取材にこう答えている。その幅広い知性と創造性こそが一流棋士としての存在を支えているのだろう。」

＜社説一覧＞
日経：生産性を踏まえ賃上げの議論を深めよ／英とＥＵは通商協議入り急げ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：対「北」原油制限　日米韓は中国に実施を促せ／羽生永世七冠　将棋史に刻む偉業を称えたい
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：家電盗む、部隊名プレート付き…漂着船は単なる漁船ではない　海岸は「最前線」と心得よ／減反廃止　農協改革の真贋問われる
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：相次ぐ北朝鮮木造船の漂着　無謀な漁に追い込む非道／熊本の子連れ市議論争　議会を変えるきっかけに
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：無戸籍問題　解消に向け、動き出せ／インフル流行　正しい知識で備えよう
http://www.asahi.com/news/editorial.html