「見られる側」から「見る側」に変える
あがり症の人は、人前に立つと
見られている…という自意識が過剰になって、
観客の「視線」が突き刺さるように感じられます。
すると、「上手く話さなくっちゃ」「また失敗するかも」と思いはじめ、
すると、胸の鼓動がはやくなり、さらに「ドキドキしてきた~」と、
マイナスの思考がエンドレス。
ベクトル、矢印が自分に向いています。
しかし、緊張しない人はどうかというと、
観客を見ている意識があります。
ベクトル、矢印が、観客に向いています
繰り返しになりますが、あがり症の人は、
自分の体の変化(ドキドキなど)や
思考がメインになっているで、
観客をみているつもりが、ほとんど見ていないのです。
また、人の目が怖いから
下を向いて話していませんか?
原稿を読んでうつむいている状態は、
自分に注意がむきやすくなります。
すると、人の表情が見えません。
人の表情が見えないと、
勝手に悪い想像をしてしまうのです。
自分自信が思っている悪い評価を
相手も同じように思っているとダブらせてしまいます。
そんな時に、ポジティブに考えろっ!っていわれても
人間なかなかすぐに前向きになんてできませんよね。
さあ、では、
良くない思考がはじまったな…とわかったら
最初は、コレ!
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頭を軽く振ってリセット♪
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一瞬でいいので、頭を振ります。
それだけです^^
脳が揺れている状態で、
人間は考えられないのです。
ほら、ロダンの「考える人」で分るとおり、
考えているとき、人はじっとしてること多いですよね。
(ブロンズ像だから動かないとつっこまないでね)
まずは、マイナスのループを止めましょう。
前髪を直すかのように、フリフリです。
そして、カラダを整え、
5秒で自信をもてる姿勢にします。
(参照「自信ありそなフリをして自信をつける」)
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「見る」テクニック編
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5秒で自信をもてる姿勢のまま、
(オードリーの春日さんのような立ち姿ですよ)
1) 優雅にニッコリ微笑みます。
2) 会場全体を見渡します。
具体的には、一番遠い奥のほうです。
時計があるかもしれません。
具体的に何があるかしっかり見ます。
3) 徐々に視線を奥から近くにし
どんな人が来ているか確認します。
全体的に、若い人が多いな~とか、
男性が多いな~とか。
あのネクタイかっこいいな等と思いながら見渡します。
徐々に前のほうに視線を持ってきます。
あがり症の人は、前列から見ないようにしましょう。
最終的には、
目と目が合うようになるといいですね。
あくまて上級編ですよ。
「見られている時」と「見ている時」の違いは、
学校で授業を受けているときを思い出すとわかります。
先生が話していたり、黒板に書いているときは、
自分が「見ている」状態で、ドキドキしませんよね。
しかし、先生が突然質問をして
「誰かに、答えてもらおう。誰にしようかな」と
教室を見渡しはじめると、
「見られている」意識が強くなって
ドキドキがはじまります。
ということは、
意識して、まばたきまでわかる位、
自分から「見る」ことができるといいわけです。
でも、
「人の目を見て話せないんですっ!」
という方は、
練習しましょう。
どんな練習かというと、
買い物をしたときに
レジの方の目を見ながら
「ありがとう」と言うのはどうでしょう。
それと、
駅前などで、見知らぬ人に
『道をたずねる』んです。
親切に教えてくれると思うので、
がんばって、お礼の時だけでも、
目を見るようにしましょう。
さて、大勢の前で、
なんとなく見渡すことができるという方は、
話しなれている人のように
ワンフレーズは同じ人の目をみるようにしましょう。
それには、仕込みが必要です。
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「見る人」を決めてしまいましょう♪
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結婚式で祝辞やスピーチを頼まれているならば、、
早めに会場に入って、さりげなく
祝辞をする位置に行き、
全体を見渡して気持ちの準備をします。
そして、左右真ん中、まんべんなく
みつめる人、ターゲットを決めてしまいましょう。
会議や研修先では知り合いがいれば
好きな人、優しい人をみつけます。
左右真ん中から4~5人ターゲットを決めて、
本番ではその人たちとアイコンタクトします。
選んだその人たちは、あなたの応援団です。
その人と個人的に会話するイメージで
語りかけます。
実際には、4~5人しか見ていないのに、
周りを見渡しながら話しているように見えますよ。
「見られる側」から「見る側」に
意識的に変える方法…いかがでしたか?
見られている意識が見るに変わった瞬間を実感するには?
箱根駅伝をイメージするとわかりますよ。
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