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隣の部屋の人の話②

俺は無職でコロナ禍に乗せられる様に引きこもりになってしまった。so…、自分を甘やかしてるクソ野郎だ。なんで、自虐に走り出すのだ。盗んだバイクが走り出す。盗んだバイク便も走り出す。盗んだバイクが壊れてる。そう、今俺はメンタルがひっちゃかめっちゃかにやられている。家にいて仕事もしてないはずなのにストレスゲージは80%くらいまで軽く奇ちゃってます。心が遭難しそうだ。5年ほど住んでる街にはずいぶん馴染んできたが、馴染みの猫の友達の退去、住居の窓から見えてた別の住居の猫の退去、たまに行ってる山の上の公園の猫の保護や行方不明など重なり、寂しいなぁと心の穴がぽっかり空いていた。そもそも論論、15年ほど勤務していた会社をリストラスティング3ヶ月後にパニック障害になってしまい、ヨタヨタと人生を歩むこと4年弱。自己紹介乙って事で、昨日上げたnoteの続きを書いてやろうじゃあ〜りませんか。

ストレスの元凶は意外にも地味な騒音

前の住んでたアパートを引っ越した理由も騒音だ。5階建の3階に住んでいた。大通りに面しており、走行する車の騒音もまぁまぁ酷かったけど割とすぐ慣れた。が、問題は1階に入ってる飲食店だった。寝ていても深夜2時の営業終了後に閉めるシャッター音で起こされる。隣の家に住んでいる住宅の住人が、週末になると深夜にも関わらずベランダや路上でで友人らと喋り始める。若者あるある。声って上に上がって来るんですよね。寝れない日々をこねくり倒した挙句、ある冬に部屋に西側の窓が結露が凍ってるのを見て「この部屋では健康を損ねてしまう…」と身の危険を感じ、ついに重い重い腰を上げて今の住宅に引っ越して来たのだった。またもや大通りに面した住宅ではあるが、部屋を仕切る壁が分厚いのでとなりの生活音は基本聞こえてこない。前のアパートとは比べ物にならないくらい快適生活ラジオシッピングニュースだった。ところがどっこいしょ、5年後に隣人に地味な騒音で悩まされる羽目になるとは…。

まさかのゴミ屋敷さん

その5年後の今、隣の老女がまさかのゴミ屋敷の主だとは驚いた。これは予測が全く出来なかった。今思えば伏線が張られていたのに気がついた。入居当時から同じフロアの顔見知りのBさん80代がある日ワイに「隣の部屋の人変でしょ?」
当時はまあああああぁぁぁぁぁぁっっっっったくっ気が付きませんでした。最強の変人が隣に住んでいたとは。自分も変人なので、晩から朝まで廊下に新聞紙の束を置くや、その袋からチョコやあられやうるめ、いつの?って感じの紅茶のティーバックを取り出してたまにプレゼントされるのは許容範囲でした。なぜなら前に勤めていた女シャッチョさんがそんな調子の人で慣れていた。女さんあるあるだな〜くらいの感覚。流石にゴミ屋敷さんは受け入れられない。もう、近づきたくない、勘弁して!

断捨離した話をしてみた

廊下で作業する様になって2週間弱、ある日ピンポンされたが連日の作業音にイラついており、なんとなく無視してしまった。数日後息を殺して生活していると数日後再度晩にピンポン凸されたので仕方なく対応した。めんどくせえ。老女が手渡して来たのは仕分けで出てきた洋酒のミニボトルとフルボトルとおかきだった。う〜ん、お線香の香りがする。おえー。ありがたく受け取りました。そんで色々お話もしました。
前回のnoteで書いた”「仕分けして使えるものはあげようと思うの」誰に?”はやっぱりワシに来た。舐めとんか、ワレ。ワシも年内に引っ越す人間やぞ。何モノ渡してんねん。頭おかしいんか?おかしいんか?でも、私は隣人にいい顔したい小心者なのでありがたく受け取って捨ててます。どれも新品でしたがボトルの酒て年月が経つと蒸発するんですね。ワオ!発見!明るい感じの雑談の中、ワイのモテない持たないポリシーだけはお伝えしようと数年前に断捨離した事を話て「この部屋は私の心の中です」とクソみたいなポエムを交えてアピールしておいた。

物を持たないポリシーは全く伝わらず

ラズマタズ。ひょっとしたら断捨離を知らなかったのかもしれない。ある朝、進捗どうですか?と早朝自分の部屋の玄関からそろ〜っと廊下を覗き込んだら廊下の窓のふちに、ミニボトルの追加と新品ではあるが景品で貰ったであろうと思われるポットが置いてあった。うんざり。遠回しに「あなたの心の中は汚れています」と言った嫌味も通じなかった。もう、完全に隣人のアンチ。仏の顔も3度の飯だ。
隣人は玄関ドアの鍵を施錠しないタイプのクレイジーな方。いつもドアが閉まらないように木の板の様なものを挟んでいる。理由は上階の荷物の負荷が掛かってドアが開けられなくなり、助けを呼んだことがあったからだそうだ。昨日隣人がいない隙に隙間から少し覗いたら完全にゴミ屋敷だった。あなたの部屋が下階への負荷じゃね?
他人がそばでうろついてる圧迫感と地味な騒音に耐えかねた上に、物を持たないポリシーが全く伝わらず落ち込んだ。説得は諦めて翌日えっさほいさと不動産屋さんを探して内覧を申し込んだ。もう、さっさと飛んだ方がいい。

数日の大騒動

隣人は片付けに飽きるとどこかへスタコラと出かけてしまうので、立退の交渉をしにくる住居スタッフとこの4年ほど毎回毎回すれ違っていた。一回、朝何時に出て何時に帰ってくると教えてあげてもその時間外にくるポンコツスタッフ。インターフォンも壊れているので、ドアをどんどん叩いて隣人さ〜んと大声で呼ぶ。出会えたかと思えば老女の容赦ない口撃が始まる。イエー!めっちゃ近所迷惑。
昨日、掃除スタッフが上司にチクったらしく、隣人がいない間に廊下から何やら相談がボソボソと聞こえた。「これならわかるか」とか聞こえた。その後、廊下を覗いてみると隣人のスモーキーマウンテンに警告の張り紙が、ワイへのプレゼントであろうミニボトル達には『通告』の張り紙が。思いっくそ巻き込まれていた。もう、なんなんだあの人。どこほっつき歩いとんじゃ!もうほんと嫌。限界!
今朝、寝ていたら遠くの方でピンポンの連打が聞こえる。気持ち悪い。そう、ストレスから酒を飲みすぎて二日酔いの状態で起きれなかった。しばらくしてから無線でのやり取りが聞こえるから、変わった夢見てるんだなと思いつつ、何かがおかしいと起きてみた。ガヤガヤする廊下をそっと覗くとそこにはオレンジ色のユニホームに身を包んだ男性が数人、隣人のスモーキーマウンテンの前にいて何かやり取りをしていた。どうやらまた玄関のドアが開かなくなって、私も起きなくて困ったらしく119したらしい。ぐちゃぐちゃの頭でよれたTシャツ姿の私に気がついた救急隊員の方が「もう大丈夫ですよ」と笑顔。優しい〜。惚れてまうやろ〜。しばらく盗聴してからもう一回寝た。

消防に説得されて山が動く

盗聴の結果、住居事務所に連絡して荷物を整理する様優しく諭されている様。しばらくすると住居スタッフが現れて何かやりとりしていた様だ。(嫌でも聞こえてくる。
昼間に廊下に面したおトイレで頑張っていたら、作業を続ける隣人のそばに昨日、上司にチクった掃除スタッフスパイが現れて会話を始めた。朗報なのかそうなのかよくわからないけど書いておく。
隣人の年齢は70後半。自分の親が一つ年下だ。明日、別の清掃スタッフが来て隣人の部屋を片付けるらしい。明日に限って自分が出かけるから実況聞けないな〜と少し残念に思う。ほんと自分、性格悪いとつくづく思う。ぎょへへへへ(壊



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