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暗号資産は信用取引の空買い空売りと同じ

 ビッドコインという架空の金貨が世の中に知られてから、いろいろなわけのわからない単語も生まれました。

 暗号資産……文字通り暗号です。ビッドコインがその暗号資産の代表者です。でもどんなにビッドコインを集めても実際に手に取れません。そんな暗号資産の世界がどこまで広がるか誰もわかりません。未知です。これも人類の進歩になるでしょうか。

 今回は暗号資産を学ぶ初心者としての話です。暗号資産ならまかせろという人には退屈かと思いますが、これから勉強する人には参考になるかも。私見を交えた今後の展望もついでに綴りますのでよかったら読んでください。

 暗号資産

 暗号通貨

 仮想資産

 仮想通貨

 いろいろな言語が飛び交いますが、一緒だと考えると思考がまとめやすいです。まずウィキから

 ⇒⇒ 暗号通貨とは、交換媒体として機能するよう設計されたデジタル資産の事であり、個々のコインの所有権の記録はコンピューター化されたデータベースという形の台帳に保存され、強力な暗号によって、取引履歴の安全性が保障され、新たなコイン生成がコントロールされ、所有権の移転が確認されるものである。 

 もうこれでイヤになる人も多かろう。我流に翻訳します。

 ① 暗号通貨は実際にありません。

 ② ネット上でしかありません。

 ③ それでもネット上で売買や入出金ができます。

 ④ 以上の理由で、資産形成もできます。

 これってアレに似ています。そう、株の信用取引。そっくり同じ。カラ売りにカラ買い。持っていないのに、証券会社でもって信用取引する。暗号資産も似たようなもの。損すると自分の現実のお金が減るのは一緒。


 昭和生まれの昔人間なら、大昔は証券会社の人間に電話して売買指示を出していました。でも今はネット社会です。自分でなんでも取引できます。私の場合は、信用取引で大損したので撤退しましたが、暗号資産の時代になってまた悪い性癖が出て来たようです。

 アンタ昔からお金には縁がないくせに、ライブドアで死にかけ、安愚楽牧場でも騙されて六ケタ万円損したままなのに、いいのか、暗号資産で本当にいいのか、またバカ見るのではないのか……自分で自分を窘めつつ、手を出してしまいました。

 ビットコインが知られた時、億という金額を儲けた若い人が「億り人」 と名付けられてテレビに出たころです。この番組で一気に買いが入り、元から持っていた人が利益確定売りをした ⇒⇒⇒ 暴落です。これもNTT株事件と似ています。電電公社⇒現NTTの株に民営化、名称変更の折、絶対に儲かると株を知らない人も買おうとしました。人気のあまり、抽選になりましたが、すぐに暴落でニュースになった。すごくよく似ている。つまり暗号資産の世界でもお金儲けというのは結局同じなのです。歴史は繰り返す。元から持っている人、情報をいち早く入手できる限られた人だけが儲かる。私のように情報の受け取り手の最末端が一番損をするようにできている。世の中全部そう。

 それでも夢を見ていたい。大儲けしたらバレエにお金を使いたい……夢を見ること自体は悪いことではない。でも実現するには、正当な方法でやりたい。しかし普通に働くだけでは限界がある。それでみんな株や暗号資産に走るわけです。仕掛け人たちが一番儲かって嬉しいだろうな……。

 暗号資産専門の会社に登録していますが、普通に株の売買と一緒です。何もないのに、どんな会社かも知らないのに売買するのと似ています。いずれ暗号資産も四季報みたいなぶ厚い機関紙、いや専門のネットニュース番組が出るでしょう。

 でも株とまったく違うものといえば採掘(マイニング)がある。ビットコインなどの仮想通貨の取引承認に必要となる複雑な計算(コンピューター演算)作業の成功報酬として新規に発行された仮想通貨を得ること。

 つまり自分のパソコンが働いて暗号資産を稼いでくれる。パソコンが自動でお金稼ぎ! それを知ったときの衝撃はすごかった。発明者は中本哲史氏とされているが本名かどうかも不明な不思議な人間です。2008年にビッドコインの概念を発表したことで歴史上の人物になったのは確定ですが、いまだに謎に包まれている。

 そこから世界中への浸透っぷりが恐ろしいほど。しかもビッドコインだけでなくイーサリウムなどの代表的なものから聞いたことのないものまでたくさんの種類が出てきた。まだまだこれからの分野です。

 ただ一つ言えるのはパソコンあっての暗号資産。通信ができなければ無用の長物です。もし通信ができなくなればアウト。電気もこなくなればアウト。ネットあればこその暗号資産です。ネット界を掌握できれば全世界を掌握できるのと一緒といわれる所以でもある。暗号資産関連の法整備はまだキレイでなく、やり手のハッカーたちにとっては稼ぎ場でもあるでしょう。

 パソコンに詳しいわけでもない私なんかイチコロです。わかっているので深みには入れないが、令和の時代の資産形成というほどでもないけれど、ほんの少しだけかじってみようかと勉強を始めました。ド庶民がこうして暗号資産を語り始めたのは、それだけ浸透しているということです。これもできるだけ長生きして、行く末を注目したいきたいと思っています。


ありがとうございます。