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SCGK④(スーパーチビ助ゴールキーパー④)

そんな我々にも引退の時が来ました。

しかし、その試合の前に言っておく事があります。

引退試合は、年明けの1月後半か2月だったと思います。

私は大学への内部推薦が終わり、サッカー部の顧問が国語の担任だったんですが、先生から「英語と国語だけで受験できる一段階上の大学の学部があるから受けろ」と言われていたので、冬休みが明けても日本に残り続けていたのです。とにかくその頃の私は国語が大の得意で、短大の試験問題なら満点獲る子でした。受験用に国、英のマンツーマン塾に行ったのですが、大学生の先生が間違えてて私が合っているという事態も起きるほど得意でした。それで国語の先生が「英語が得意でなくても英語だけとりあえずヤマ張ってでも勉強して来い。国語は絶対に受かる」と言って勝負をかけさせたのです。先生は「国語の先生も将来の視野に入れとけよ」と言いました。

思えば中学受験の時に通ってた進学塾の国語の先生にも「将来国語の先生になった方がいい」と言われましたし、用務員さんには「若い先生には冷めた人も多い。君は卒業したらここの先生にならへんか?」と言われた事もありました。しかし、ごめんなさい。芸人になりました(笑) その他に地元の警察官にも、真逆の極める道の本職の方にもスカウトされました。少林寺の指導員にならないかとも言われた気がします。 ゴメンナサイ、大魔王になりました(笑)

しかし、実は受験当日、思いもやらない事態が起こります。インフルエンザに罹ったのです。

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