「遠ざかる情景」#1 解説(前編)
自分の詠んだ歌をあえて解説してみる。ある作家は、自分の楽屋裏を晒すのは好きじゃないと言っていたが、私は敢えてやってみる。歌を詠み、推敲する作業は、疲れる反面、案外楽しく、見方を変えたり、詠み直してみるほどに、作品が深まっていく心地よさを味わえた。第一週は、悲しみや、孤独、残酷さなど、負のテーマが多いと自分では思う。厳しいことを言ってくださって構わないが、もしよろしければ、論評していただければ嬉しい。
もしかしら、推敲したものよりも、最初に詠んだ句の方が優れているかもしれない