【何?この絵】 エスプレッソ・マティーニ1
絵と詩と小説で繋げた物語。
「絵」に込めたことを忘れないようにメモした記事です。
【小説のザックリあらすじ】
初めて敬が昼の『ベル』に来店しました。ずっと夢見ていたことが突然叶い、呆然とするマスターでしたが、初めて敬に珈琲を淹れました。
夜の『ベル』を続ける決意をし、マスターと遥の様子を見る為に、昼にも顔を出すようになります。同時にマスターに飲んでもらうお酒を、『ベル』の昼と夜が合わさったような「エスプレッソ・マティーニ」に決めます。
【絵について】※以前コチラでも書いています。
◉コップやグラスと三色
左上の珈琲カップの中には、遥のイメージカラー「緑」。左下グラスの中には流果のイメージカラー「紫」。右下のグラスの中には敬のイメージカラー「橙」が入っていて、それぞれのキャラクターを連想させます。
◉背景の三色
黒い背景には色の三原色「黄・青・赤」が散りばめられています。カップやグラスの両側の色を混ぜると中の色になります。「緑(青+黄)=遥」「紫(青+赤)=流果」「橙(赤+黄)=敬」なので、一人だと色の三原色が一色足りませんし、二人だと均等になりませんが、三人揃うとバランスが取れます。
◉開く扉と新たな『ベル』
ようやく本当の意味で三人が揃い、同じ気持ちになったので扉が開きます。
扉の中はマスターが描いた絵の、とてもとても簡略したものです。左上は太陽=昼の『ベル』なので、担っていく遥の緑と重なり、右下は月=夜の『ベル』なので、担っていく敬の橙と重なっています。そして中央の珈琲豆で分断されていますが、左下で昼と夜を繋ぐように流果の紫があります。
塞いでいく気持ち、どこにも居場所がないような感覚…辛く悲しいですが、「ここじゃないよ」というサインだと思って、次へ進んだり藻掻いたりしていると、三人のように自分の居場所が見つかるのかもしれません。
★この絵に関する詩はコチラ⬇ ※青と黄色、緑の「遥」の詩です。
★この絵に関する小説はコチラ⬇
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
また、来週ここに一服しに来ていただけたら幸いです!