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WEB編集者になるのを挫折した話

こんにちは、ミナミノマリコです。

私は約8年半、紙媒体の編集者として働いてきました。しかし、ほんの少しの間ですが、WEB関連の会社に入社しWEBメディアの編集にチャレンジしたことがありました。

しかし、結果的にWEB編集の仕事が適応できず、たった2ヶ月で退職を決意するに至りました…。

どうして辞めるに至ったのか、自分に何が足りなかったのか。今回は、そんな私の「しくじり話」にお付き合いいただこうと思います。笑

どんな会社にいたの?

入社したのは、都内にある約40名ほどのWEB関連の会社でした。私は、その会社が運営する旅・お出かけ情報を紹介するWEBメディアの編集職として雇われました。

ベンチャーでしたが20年以上も続く会社で、業界の中では、比較的落ち着いた印象を持たれていたようです。ただ、出版社から転職した自分にとっては、「なんかこの会社、超イケイケだわ〜」というのが、第一印象でした。笑

転職理由はシンプルに「紙だけの編集で生きることに不安を感じた」からです。

挫折したポイントを振り返ると、大きくふたつ、働き方仕事内容があります。ここを2回に切り分けてお話したほうが、分かりやすいかなと思っています。

今回は、会社の雰囲気就業ルールなど、職種を超えた働き方の点で感じた難しさについて、お伝えします。

挫折理由① チャットツールが難しかった…

その会社では、社内のコミュニケーションを基本的にチャットで行なっていました。直に会話することもありましたが、発言履歴を残す意図もあるため、まずはチャットで。必要に応じて声をかけるというスタイルでした。

それまで対面でのコミュニケーションが中心だった自分としては、隣に座る人ともチャットすることが衝撃でした。ただ、確かに資料の確認やURLの共有など、チャットの便利さには目からウロコでした。

一方で、入社したての緊張感のある環境下で、相手の温度感がわからないこのコミュニケーション方法が、正直とてもストレスでした。気軽に飛んでくる絵文字にも、どんな意図を持って発信されたのか、必要以上に気にしてしまったり…。

また、矢継ぎ早に飛んでくるチャットが気になって、目の前の原稿作成に集中できなかったり。通知を切ろうと思っても、相手を待たせている感覚がして、なかなかできませんでした。

有効的に使えばすごく役に立つツールも、当時の私にはハードルが高すぎたのだと思います。

挫折理由② フリーアドレスオフィスの居心地の悪さ

自分の席が決められてなく、オフィス内の好きな自由に仕事ができるフリーアドレス。その会社では、「前日に座っていた席には座らない」というルールのもと、フリーアドレス制が導入されていました。

この会社で仕事をして第一に感じたのは、オフィスがとても綺麗なこと。固定席では、何かと荷物を詰め込みがち。ですがフリーアドレスでは、すべてロッカーに収納されていたので、常に社内の清潔感が保たれていました。

ただ、これも自分にとっては難しいポイントでした。フリーとはいえ、何となくそれぞれが座る席がパターン化していて、座りやすい席、座りにくい席があり、毎朝まわりの状況を見ながら、無難な席を見極めていました。

完全に固定席でなくても、編集・営業など、ある程度同じ職種同士は固まっていたほうが、業務はしやすいのでは?と個人的には思いました。

挫折理由③ 周囲のパソコンスキルの高さ

以前からパソコンスキルには決して自信はなかったものの、Mac・Windowsともに、紙媒体の編集をする上で基本的な操作はできているつもりでした。

しかし、ひとくちに編集といっても、紙媒体で求められるパソコンスキルと、WEBをメインにする会社で求められるパソコンスキルは、ずいぶん違うものだな、と実感したのです。。笑 

ショートカットキーを駆使して、右から左へ受け流すように操作を進める周りの方々の仕事術には、清々しささえ感じました。

パソコンスキルは、勉強すれば向上するものだと思います。しかし、既に他の理由でも精神が擦り切れ気味だった私には、大きな障壁になりました。


今やチャットツールはどんどん活用の幅を広げているし、今後のビジネスマンにはパソコンスキルはもはや不可欠。

とりわけwithコロナの今は、対面ではなくリモートが主流に。アナログではなく、デジタルで生き抜く力は、絶対に自分の強い味方になることと思います。

結果的に、私はその会社ではうまくいきませんでした。でも、また別の機会で、しっかり勉強をしてからWEBに挑戦してみたいな、と思っています。

一方、この働き方に関する3つの挫折理由だけが、退職の原因ではありません。それ以上に、紙媒体とは異なる仕事内容に、編集の仕事として、ギャップを感じる点がいくつかありました。

それについては、また別の機会でゆっくりお話したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます! 今後も、よい記事を出せるようにがんばります。