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熱い瞬間を目の当たりにした日

こんにちは。とっても久しぶりの更新になってしまいました。

11月30日に、習志野高校 吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。今日はそのときに思ったことについて、どうしても書き留めておきたいので、つらつらと書こうと思います。

習志野高校といえば、吹奏楽の名門中の名門です。総部員数200人超え、全国大会の常連校、金賞受賞回数は全国2位。なんといっても、野球応援が今年は有名になりましたよね。

なんて書いてますが、そんなにすごい集団の演奏会とも知らずに、私はこの定期演奏会に、本当に偶然聴きに行くことになったのです。

本当に、びっくりするくらい偶然

その日、ちょうど津田沼に行く予定があり、その予定が終わったのが15時半くらい。今から家に戻るのもなんとなく早いし、津田沼なんてあまり来る機会もないから、適当にぶらぶらするか。と、のんびり津田沼駅前を歩いていました。ちょうどそのとき、習志野文化ホールの掲示板があって、なんとなく、本当になんとなく予定表を見たんです。見ると、11月30日は習志野高校吹奏楽部の定期演奏会とのことでした。 

なんでもいいからコンサートに行きたい、生の演奏を聴きたいと、ずっと、ずっと言ってたので、時間もいい感じだし、「ちょっと聴いていくか。」くらいの気持ちで、聴きに行くことを決めました。

けれど、チケットは売り切れ。立ち見席のチケットしか残っていませんでした。まあ、けどせっかくだし、立ち見でもいいから聴いていこう。そう言って、立ち見席のチケットを買って、開場を待っていたのです。

開演を待っている間に気付いてしまった

一緒に演奏会に行くことになった私の彼氏は、元吹奏楽部員です。習志野高校の吹奏楽部、と聞いただけで、なんとなくピンとはきていたそうです。

そして私の妹は、現役吹奏楽部員です。「習志野高校吹奏楽部の定期演奏会に来たよ~」と、軽い気持ちでラインしたら、「え!!!!????ずるすぎる!!!!」「野球応援聴きたい!本当に羨ましい!」と、たくさんメッセージがきました。そんなにすごいのか…となった私。

そして、開場の時間になってホールに向かうと、長蛇の列。そして、ロビーコンサートを囲む大勢のお客さん。開演前なのに、すごい人でした。

そして、ホールの中に入って間もなくすると、開演前にも関わらず、生徒たちによる、ビッグバンドの演奏が始まりました。「まだ開演前だよね?」と思う暇もないほどに、もうすでに素晴らしい演奏が目の前で始まっていました。

私は開演前にやっと気づきました、これはただものではない演奏会だと。

本当に、ただものではなかった

3時間半の演奏会が終わった直後は、ちゃんとした言葉が出ませんでした。本当に本当に、本当に素晴らしかった。

最初のハンドベルの演奏から、コンクール曲、マーチング、そして野球応援。途中サプライズで、東京スカパラダイスオーケストラの方々が登場し、会場のボルテージは一気に上がり、とっても盛り上がりました。その後も、その盛り上がりに負けないくらいの、生徒たちによる大迫力の劇や合唱のパフォーマンス。

吹いて、歌って、踊って、演じる彼らは、私の思っていた「吹奏楽部」の域を超えすぎていました。

ステージに立っていた生徒のみんなひとりひとりが一生懸命で、熱くて、眩しくて、輝いていて。こんなに何かに打ち込むことができるのが、本当に羨ましいという気持ちでいっぱいになりました。

また、華やかなステージとは反対の、これまで経験したであろう苦労や、生徒だけでなく、支える側の先生や親御さんたちの気持ちを想像すると、余計に涙が止まりませんでした。

こんなに熱い瞬間を、同じ空間で経験できたことが、本当に本当に幸運だったな、とただただ思いました。

決意

私は、この熱い演奏を聴いて、決意しました。ずっとしまっていた、音楽を再開しようと。

何年かかってもいいから、またステージで演奏する機会が持てるように、少しずつ、再開させていこうと。

あんなに熱くなくてもいいから、自分のペースで、日々に音楽を取り戻そうと思います。

もし、少しでも良いと思っていただけだら、サポートしてくださるととっても嬉しいです。よろしくお願いします。