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【小説】キープ・オン・チェンジング!!

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全七回のオリジナル短編小説です。子供が主人公でホラーを目指して書きました。何卒よろしくお願いします。
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【小説】キープ・オン・チェンジング!!(7)

前回:【小説】キープ・オン・チェンジング!!(6) 「やめて!」  ぼくは思わずさけんで…

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3年前
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【小説】キープ・オン・チェンジング!!(6)

前回:【小説】キープ・オン・チェンジング!!(5)  福岡くんは水色のパジャマのまま階段…

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【小説】キープ・オン・チェンジング!!(5)

前回:【小説】キープ・オン・チェンジング!!(4)  第三小学校は、ぼくの通う第二小学校…

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【小説】キープ・オン・チェンジング!!(4)

前回:【小説】キープ・オン・チェンジング!!(3)  夢を見ていた。  ぼくはいつもの公…

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【小説】キープ・オン・チェンジング!!(3)

前回:【小説】キープ・オン・チェンジング!!(2)  遠足のことがあってから、ぼくと福岡…

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【小説】キープ・オン・チェンジング!!(2)

前回:【小説】キープ・オン・チェンジング!!(1)  それからも、福岡くんはほとんど毎日…

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3年前

【小説】キープ・オン・チェンジング!!(1)

「どうして、人はずっとは生きていられないんだろうね」  夕暮れ時をすぎた公園は、日差しもなくなり、少しのさびしさに包まれていた。  左右をマンションにはさまれている小さな公園。  ぼくよりも小さい子どもたちが、ジャングルジムに登って、ヒーローごっこをして遊んでいる。飛び降りて骨折しないかが心配だ。 「さあ。ずっと生きていたら、生きることにあきちゃうからじゃないの」  合田くんがブランコをこぎながら、答える。きぃきぃ音を立てるブランコは、ぼくたちが生まれる前からあった