【小説】キープ・オン・チェンジング!!(1)
「どうして、人はずっとは生きていられないんだろうね」
夕暮れ時をすぎた公園は、日差しもなくなり、少しのさびしさに包まれていた。
左右をマンションにはさまれている小さな公園。
ぼくよりも小さい子どもたちが、ジャングルジムに登って、ヒーローごっこをして遊んでいる。飛び降りて骨折しないかが心配だ。
「さあ。ずっと生きていたら、生きることにあきちゃうからじゃないの」
合田くんがブランコをこぎながら、答える。きぃきぃ音を立てるブランコは、ぼくたちが生まれる前からあった