江戸使節団のデジタル追跡 パナマ地峡を渡ったサムライたちの旅 第七話
④パナマ地峡鉄道の旅 アスピンウオール駅到着
サンパブロ駅での休憩と昼食を終えた使節団は、再び特別列車に乗り込みカリブ海側の港町、アスピンウオール駅(現在のコロン市)を目指してパナマ地峡横断の旅を続けていったのです。
村垣範正の「遣米使節日記」によると、「パナマからここまで見送ってくれた人々はここで下車したので、列車の中ではくつろぐことができた」と、記しています。そして、「やがて川を渡ると、向こうに人家がたくさん見えた。客車の左右に切り通しになった高い山見える。車外に丘陵見