見出し画像

パナマ共和国 サンブラス諸島の民族手芸“モラ”の紹介 (その1)


 

パナマの北東部のカリブ海に 368の島々からなるサンブラス諸島があります。

その島々には、クナ族といわれるコロンブス時代から今に変わらぬ生活様式を維持している原住民のインディオが住んでおり、カリブの海とともに実に素朴な生活をおくっています。

 人口約3万人のクナ族は、インディオといわれるだけあって、どことなく我々東洋人と同じような面影が顔にあらわれていて、体つきも小柄でがっしりとしていて、なんとなく親近感をおぼえます。男性は主として漁労・農業(とうもろこし・ユカいもの栽培、ココヤシの実の採集)に携わり、一方女性は数枚の布切れを合わせ縫いして模様を描いたモラの衣服をまとい、赤と黄色の布を頭にかぶりビーズを通した紐で腕・脚をかざり黄金の鼻飾りをつけるといった極めてユニークな昔ながらの装いで土産用のモラを縫ったり農産物の交易を行なったりしています。




ヤシの実のデザイン モラ


幾何学模様 モラ



虹 モラ


動物 モラ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?