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2022年5月に読んだビジネス本約30冊から選ぶお勧めのベスト5

5月病は皆さん、乗り越えましたか?
一気に気温も上がり、熱中症や暑さバテになったり。梅雨のじめじめに気分を落としてしまったりと体と心の健康を保つのが難しい時期ですが、乗り越えていきましょう。

さて、今月も5月に読んだビジネス本の中から、勝手にお勧めな本をピックアップし、ご紹介したいと思います。何か本を読みたいなーと考えている人の参考になれば幸いです。

ちなみにバックナンバーはこちらから見れます。
良ければ、ご参考ください。

※あくまで自分の備忘も兼ねた個人の感想であり、偏見に満ちた感想とランキングですので、ご了承ください。

第5位
14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」
川口加奈
https://www.diamond.co.jp/book/9784478111215.html

川口さんはホームレスの自立支援をされている方で、起業し、軌道に乗るまでの様々な葛藤や成長ストーリーが描かれています。
これまでホームレスという方々のことを考えたこともありませんでしたが、確かに一度悪循環(ホームレス)になると、抜け出すのは非常に難しいのが今の日本の仕組みです。当然携帯電話がないため、採用面接で合格通知を受け取る手段がない。とか、まとまったお金がないと家を借りることもできません。
この負のループに気づき、15年間もずっと挑戦し続けてきた著者に感服せずにはいられません。一度や二度の失敗があっても、またチャレンジができるような世の中を創るためにも、まずは身近なところから、自分達にできることを考えたいと思わされました。
起業を考える方の教科書としても読めますし、日本の仕組みを理解する上でも興味深い一冊のように思います。

第4位
フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉
原晋
https://www.ascom-inc.jp/books/detail/978-4-7762-0892-1.html

ご存じ、箱根駅伝の常連校である青山学院大学の駅伝監督の原さんの著書で、強い組織を作るために発揮する影響力(リーダーシップ)について、学ぶことができます。
個人的には、原さんはしたたかさとしなやかさをもつリーダーではないかと思います。言動全てに理由があり、何より考えている。ということが、リーダーとして学ぶポイントのように思います。
選手を一律的に見るのではなく、一人ひとりを見ており、その潜在能力をどのようにして発現させるか、徹底的に考えているからこそのリーダーシップなのだと思います。
部下という括り。若手という括り。という括りで見るのではなく、個を見ることがこれからの時代には求められます。一人一人の個性、目指す姿を踏まえた育成プランを立てられる体制や仕組みや目利き力が大事になってくるのだと思います。


第3位
不安に負けない気持ちの整理術
著者:和田秀樹
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2835-4

生きる上で一切の不安がないという人はこの世に存在しないと思います。一方で不安に押しつぶされてしまう人もいれば、不安とうまくお付き合いをしながら生きている人もいます。
これらの違いとは、不安に打ち勝つのではなく、不安をコントロールしようとすること。そして、もっと言うと本当に不安に思うべきことは何かを見極め、適切な行動を見つけることが肝心だといいます。

・他にも選択肢があることを知ること
・本来の目的を見失わないこと
・変えられるもの、変えられないものを見極めること
・小さな不安を溜め込まないこと
・行動することで解決することは、まず無理のない一歩を踏み出すこと 等

個人的には何よりも不安に気づき、言語化して、客観的に不安の正体を言語化できるかどうかが非常に重要だと思いました。
理屈というよりは、感情論として読むと良いと個人的には思います。

第2位
職場のしんどいが消え去る大全
井上智介
https://daiwashuppan.com/isbn9784804763323.html

「働くのがつらい」「人間関係がつらい」という悩みを持つ方に読んで欲しい一冊。また、こうした悩みが無縁な方にも、気持ちを少しでも理解できるようになるために読んでもらいたいです。
本書は、自分の健康は自分で守ることが必要なこの時代において、様々な思考法を提示してくれています。例えば、「辛い、しんどい、頑張れない」という気持ちも、まずは自分自身で受け止めてあげること。小さな心の声を聞いてあげることが大切だとあります。
また、「60点で合格」という考え方が共有されているのですが、失敗も成功の通過点であり、捉え方を変えれば、プラスに受け止められます。そういう意味でも100点を常に目指すのではなく、60点でも合格と考えるのが良いと思います。
ただし、言葉でいうのは簡単ですが、なかなかそれができないのが実態だろうと思います。ここに書いてあるようにうまくパラダイムシフトすることはできなくとも、本書を読んで、まずは辛い、しんどい、頑張れないという気持ちは決して悪いことではなく、そのまま受け止めて良いことだと認識するのが大切なのかなと思います。
他にもさまざまな場面に応じた考え方を学ぶことができるので、ぜひおすすめです。

第1位
すりへらない心のつくり方
保坂隆
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b595334.html

日々、心をすりへらしている頑張り屋さんのあなた!必見です。
心というのは、自分では非常に分かりにくいため、いつの間にかすり減ってしまい、気が付いた時にはもうボロボロになってしまっている・・・。そんな経験をした方をたくさん見てきました。
本書では、そうした方に向けて、様々な場面で物事をどのように捉えると良いか、その考え方を教えてくれます。例えば、「後ろ向きな人とは距離をとろう」とか「気分が悪くなる人には近づかない」とか「いい加減をモットーにする」とか。個人的にはいい加減という言葉はきちんと考えていないという意味合いで使われることが多いように思いますが、いい塩梅といえば、少し意味合いが変わると思います。何事もすべて完璧である必要はなく、いい塩梅で良いのだと言い聞かせると少し心が楽になるのではないかと思います。
本書では、様々な場面における考え方がありますが、これらをすべて実践する必要はありません。これならできそう!これはやってみたい!というものが1つでもあれば、それだけやってみると良いと思います。

終わりに・・・

今月は自己啓発本で1位~3位を固めてみました。新年度が落ち着き、気温もあがり体が慣れないため、倦怠感を感じてしまう5月病という現象は、多くの方が聞いたことがあるかと思います。
ただ、気を付けないといけないのは、梅雨に差し掛かる6月です。祝日がないため、3連休がなく、体をじっくりと休める時間をとりにくいのと、梅雨で天気が悪くジメジメした気持ちになりがちだったり。
そして、5月病を乗り越え切っていない状態で6月に突入すると、結構メンタルにくるんですよね。

改めて、自己啓発本って、結局同じようなこと書いているし。とか、自分にはそんな思考法はできないと、食わず嫌いをする方もよく聞きますが、だまされたと思って、本を参考に信じて取り組んでみてはどうですか?1つでもそこから習慣が生まれるなら、非常に価値があると思います。

ぜひ、気持ちを切り替えるきっかけになると嬉しいなと思います。

宣伝です^^

また、昨年11月にリリースした私の著書である「イマドキ新人はこう育てる」という本も有難いことに多くの方に読んでいただいています。新卒新人が現場に配属される時期かと思いますので、新人の育て方について、ぜひ、ご参考ください。

また、なかなか本を読む気になれない方は、漫画で学ぶマネジメントというコンセプトのマガジンも運営しています。こちらもあわせて、ご参考ください。

宣伝まで、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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