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2022年7月に読んだビジネス本約30冊から選ぶお勧めのベスト5

8月になりましたね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
暑い日が続きますが、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

さて、本日も先月(7月)に読んだ本の中から、お勧めの5冊をご紹介したいと思います。もうすぐお盆休みもあるかと思いますので、カフェで涼みながら、読書の時間にしてはいかがでしょうか。

あくまで独断と偏見で選出させていただきますのでご容赦ください。

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第5位
独学の思考法
著者:山野弘樹
https://gendai.media/list/books/gendai-shinsho/9784065277522

答えのない現代において、「考えるとは何か」ということを哲学的な観点から、説明してくれた一冊。ただ、哲学というと、小難しく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、非常に読みやすい本です。

思考の出発点になるのは、問いを立てる力であり、よき問いを立てるとは「他でも同じか?」「具体的にはどうか」「なぜ違うのか」という、抽象化・具体化・差異化なのだと本書を読んで改めて思います。

また、対話をする上では、イントネーションを誤って「問い」になっていない「問い」を相手にぶつけてしまうことがあるというのも、「確かに」と思ったポイントでした。「なんで頼んだことやってないの?」と聞いた時、純粋に理由を知りたい。なぜ自分ができると見誤ったのかを考えたい場合にも、相手には「怒られてしまった」とプレッシャーを与えてしまうことがあります。特に聞いた側が上司なら尚更です。

言語が重要になる今日だからこそ、考えたことだけではなく、アウトプットまでこだわる必要があるのだと思います。

あと、個人的には以下の表現方法はキャッチフレーズを考える上で参考にしたいと思ったので、自分用にメモを書いておきます。

メタファーは「ある物事を、それとは別の言葉で表現する」ことを指す。アリストテレスの『詩学』にある「類比関係の適用」では、A-Bという2つの関係性とC-Dという2つの関係性の間にある類似点に基づいて、メタファーを生み出している。たとえば、「一日(A)は暮れる(B)」ことと、「人生(C)はいずれ最期を迎える(D)」こととの類似性から、「人生の夕暮れ(C+B)」という文章表現を生み出せる。

第4位
NEW SALES
著者:麻野耕司
https://www.diamond.co.jp/book/9784478112670.html

営業とは、商品(プロダクト営業)を売り込むのではなく、課題(ソリューション営業)を解決すべきである。ということが言われて、久しいかと思いますが、もはやソリューション営業も古いということが本書に書かれています。

僕も10年以上、営業をやってますし、管理職として、通算6,7年くらい営業マネジャーをやっていますが、かなり共感することの多い1冊でした。

ソリューション営業そのものが否定されるものではないし、当然求めている顧客がいることも事実ですが、そこにかけるパワーから、どれくらいの利益が出ているのか、冷静に見極めることが必要だと思います。

本書を読み、僕の中での理想の営業像が言語化されましたが、それは「ストーリー営業」だと思います。本書では、顧客の「理想」と「課題」を見つけ出し、それを自社の商品・サービスに関連させて伝える営業スタイルを指す。ということが書かれていますが、個人的には自社の商品のストーリーを語り、価値を明確に顧客に伝えること。2つのストーリーを完成させることが大事なのではないかと個人的に思います。

また、もう1点、共感したのは、営業に大事なのは、「顧客にサプライズを与えること」ということです。
•データから気づき与えること
•トレンド情報から気づきを与えること。
•業界特性や顧客の状況から気づきを与えること。
いずれにしても、既知の情報から、いかに仮説を立てるか。また、それを顧客に投げかける踏み出す力。これが求められるのだと個人的には思います。


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第3位
こうして社員はやる気を失う
著者:松岡保昌
https://www.njg.co.jp/book/9784534059215/

昨今はエンゲージメントが重要であるとか、社員の働きがいだとか、従業員のモチベーションをいかに高めるか?ということがマネジメントの上で求められることが増えています。

一方で本書では、やる気が下がる要因を排除できれば、自然とモチベーションは高まるものだということを書いています。つまり、社員のモチベーションが低いのは個人の問題とされがちだが、職場の問題であるということです。

・失敗を部下のせいにする上司
・保身で言い訳をする上司
・決めつけてくる上司
もしくは、
・メンバーの状況を理解しない無茶な戦略方針
・人の気持ちを理解しない人事異動
・不公平な会社の制度・処遇
あげれば、キリがありません。

こうした問題に対して、例えば、目標管理制度とは「目標を管理する」のではなく「目標を使って管理すること」であり、プロセスをメンバーに考えてもらい、必要に応じて支援するものである。等の考え方や職場を改善するためのヒントになる1冊です。


第2位
LGBTQの働き方をケアする本
著者:宮川直己(著) 内田和利(監修)
https://www.jiyu.co.jp/shakaikeizaijinbun/detail.php?eid=03873&series_id=s03

データによるばらつきはありますが、日本の人口の約3%~10%がLGBTQに該当すると言われています。周囲に該当する人はいないと、遠い向こうの世界の話のように思う方もいるかもしれませんが、確率で言うなら、同じ組織・部下にセクシャルマイノリティにあたる方が存在している可能性は十分にあります。そのため、どんなことに悩み、困るのか、きちんと知識を身に着けておくことは、経営者・組織のリーダーには必ず必要なことです。

実際に僕自身は当事者の上司になったことがありますが、その時に感じたことは、あくまで知識は必要。でないと、無自覚に相手を傷つけてしまうかもしれません。

ですが、相手を慮り、自分のやり方(多数派)を押し付けず、一個人として尊重する。ということが何より重要であると感じました。つまり、セクシャルマイノリティの方であっても、そうでなくても関係なく、1人の部下の個を受け入れ、尊重することが必要ということです。

ただし、服装、お手洗い等、特有の悩みをもつことはあるので、相手の立場にたつためには正しく知識を身につけておくことも重要です。

管理職や経営者の方には、多様な個が生かされる職場・組織・世の中になるように、本書を読み、正しい知識を身に着けて欲しいと思います。


第1位
論破力
著者:ひろゆき
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=20446

コミュニケーションの上で、相手の意見を踏まえながら、いかに自分の意見を通すか、ということに悩んだことがある人は多いと思います。「論破」というと、一方的に相手に攻撃をするような言葉のイメージもあるかもしれませんが、そんなことはありません。

ひろゆきさんも「あくまで諸刃の剣であること」を説明したうえで、そのテクニックや考え方を紹介してくれています。

個人的には本書を読んで改めて感じたのは、つまるところ、相手のことをよく観察し、相手や場に合わせた準備をすること意見を出すことが大事ということだと思います。

また、「好き・嫌い」という議論に意味はないと思いますが、ひろゆきさんも書いている通り、好き嫌いと感じる理由をはっきりさせておくことは大事だと思います。なぜか曖昧な発言でどちらの立場なのか分からないこともありますが、立場を明確にすること。もしくはしっかり確認することが大事だと思います。

ちなみに1位にした理由は個人的にひろゆきさんが好きだからです。


終わりに・・・

参考になる本はありましたでしょうか。ご参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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