見出し画像

ことばと意図と行動は別ものと覚悟する

こんばんは。

あなたのためを思って~という人が、一番、あなたのためにならないことをしてくるー

なんてこと、ありますよね。

ただ、その言い方が、

「あなたのためになるかどうかは、あなたに聞いてみないと分からなかったんだけど、勝手にためになると思ってやっちゃったんだよね。迷惑だったかな?」

と聞かれると、どうでしょうか?


この前置きが、今日のすべてですw


"The last thing I wanted to do was piss you off"


ところで、みなさん英語でこういう表現みたことないでしょうか?


「あなたを怒らせることだけはしたくなかった」


という意味の英文ですが、


今日は英語とその背景の文化・思想に思いを馳せます。




意訳「あなたを怒らせることだけはしたくなかった」っていう言い方


この言い方からは、自分の行動には、自分の気持ちとは裏腹に、

いかにも

やらなければいけないこと、やらされていること、やってしまうこと

があるんだというような、少し無責任というか、責任転嫁というか、

そういうものを感じます。



でも、英文そのものに目を向けると、

"The last thing I wanted to do"と言っている!

直訳すると、「私がしたかった最後のことは」となる。

したかった?

したくなかったんじゃないの?

これは、、、気になるっ!!!




直訳「私がしたかった最後のことが、あなたを怒らせることだった」という言い方


これが、"The last thing I wanted to do was piss you off"の直訳です。


なんかだいぶやばいやつになってしまいましたw


なんでこんな言い方をするんだろう?なぜこんな言い方の英文が、日本語に訳すと、


「~することはだけはしたくなかった」という意味になるんだろう?と考えました。


発見したことは、英語という言語に流れている思想でした。




この言葉に隠された思想



その思想というのは、


人は、やりたいことをやる生き物だ。

逆に言えば、やりたいことしかやらないということだ。

行動したということは、

どんな理由があれ、

自分でその行動をすることを選んだという点で、

やりたかったことなのだ。


これです。


なんだか自分の発言や行動に、積極的に責任を持とうとする、

ジェントルマンな、騎士道精神的なものを感じます。

イギリスの言葉だからか?!


英語にそういう思想があるんだと思ってから、先の文を考察すると、


私の行動が、あなたを怒らせた。

まず自分の起こした行動は、自分が選び取ったという点で、やりたかったことだったんだと認める。

そのうえで、やりたいことの中では、一番最後のことだったんだといって、弁解して、

積極的にあなたを怒らせようとした訳ではないんだということを説明する。


んーーーー!ジェントルっ!


あなたを怒らせることだけはしたくなかったんだ、なんて訳さないでほしいくらいだ。



他人は変えにくいけど、自分は変えやすい


とあるカップルの喧嘩を妄想します。


彼氏「お前を怒らせることだけはしたくなかったんだ」

彼女「いや、実際に怒らせることをしたのに、したくなかったってどういうこと?まず謝ってよ!」

彼氏「はあ、こんなことで怒るのもどうかと思うよ?」

二人「云云かんぬん」


最初に彼氏が、" The last thing I wanted to do was piss you off"っていえば、

上記みたいな喧嘩もなくなるような気がする。

変かな?w



語学学習のススメ


勉強しても、何かが得られる訳ではない。


何かを得るために、勉強をする。とはよく偉い人が、言ってるイメージがありますが、


日本にいる日本人は、外国語を使わなければならないというような、切迫した状況におかれてはいないので、なかなか勉強するモチベーションが保てないかもしれませんが、


役に立つ考え方や、思想を学ぶつもりでやってみてはいかがでしょうか?


それでは(@^^)/~~~




いただいたサポートは、より良いnote作りのための、インスピレーションを得れそうなものを購入、もしくは体験するために、大切に使わせていただきます(*'▽')