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断片 その人物とは何か -ワナビ小説講座-

 小説で人物を書くとする。どういう書き方があるか。まず外見を書くというのが定番のところ、しかしこれをやりすぎてはいけない。読者に想像させる余地を残すというのが大事らしいから。外見の造形の次は、いろいろあろうが、話し方やその語彙を示すというのがいいか。何を話すかでそいつが何を知っているか、何を好むかがわかる。次は態度である。物事が起きたときにどういう接し方をするのか、これでも人物は作られる。あとはそいつが何を目指して行動し、結果どうなったのかの運命を書くとよかろうと思う。概ねこのようなことを考えて人物造形をしていますけど。今度の小説にも通じるだろうか。いい仕事をしよう。

 承前。人物が少しできたら他の人物にぶつける。反発するか融和するか、どうであれアクションとリアクションがそこに発生し、人物がさらに掘り下げられる。やりとりがあることで印象や想像がはっきりしてくるのだ。このあたりになれば人物がどんなやつであるかかなりわかってくる。人物像の明確化として工夫するところはここであろう。「こいつは(また、こいつらは)結局なんなのだ」が決まればあとのことは自動的に進んでいく。なにしろ、こういう性格をしているからこの場面ではこうするだろうということが書き手にはわかっているのだ。性格に気をつけなさい、それはやがて運命になるから。byマザー・テレサ。

 承前。手の内を見せるというのもなんだかもったいないような気がしてきたが、でもまあもったいないというほどのものでもない。ただの基礎だ。どうせ話すネタもないんだし語ってしまえ。さて人物ができたら自動的にストーリーができるだろうこと、これは完全には自動的にとまでいかないかもしれない。ある程度こういう話にしようというプロットは組むべきだ。プロットに沿って話を進めて、それでその周囲を人物たちがそれぞれ動き回るのだ。そのようにしていくのがいちばん自然に書けるようなもの。少なくとも私にとってはそうである。だからまあ、人物とプロットないしあらすじ、あとは書くことのたくらみとして何をするのか、それだけ用意すれば書けるんじゃないのかしら。以上好き勝手に創作論をやりました。ワナビなりに。

 ディスクの入荷の知らせが来た。ヤバいよヤバいよ。このディスクの入荷はもっと遅れると踏んでポチっておいたものだったので、いま来られたら支払い厳しい。いやなんとでもなるんだけれども、また金策をやる日々となるのかとやや憂鬱。奔走ですよこれ、カード払いのなんやかやで。だいたい買いすぎてるのだディスクを。アホみたいに。手持ちのものは死ぬまでには全部聴けるだろうけれど、でもこの先もまだ増えるんだろうなと思うと、増えたぶんについては聴ける保証はない。こまったこまった。途中で死んだら売っぱらって誰かのCDラックへ入れてくれ。

 さて予定が空いたような今日である。読書をしなさいよ、とこればかりいってるから芸がない。昨夜は漫画を読んでいた。『ドリフターズ』の六巻をいっていた。おもしれえなあ。こんだけ思いついてこんだけ作り込めたら楽しかろうな。絶対この仕事楽しいってヒラコー氏。やりがい滲み出てんじゃん。さて漫画もいいが活字をやりましょう。昨日言及した本の前著は結局ポチりました。どんどん買ってるんだからどんどん読まねばなりません。本に囲まれた生活をしながら相応の読書をしないなどとはもったいない。何をしているのだ。はーい、どんどんどんどん。



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