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6/4 週刊"少年少女"ジャンプ

少し前に鬼滅の刃が最終話を迎えました。あれだけの盛り上がりを見せようとも、最近は落ち着いている様子を見ると世間の関心は移ろいやすいものだと思います。次はまた劇場版が公開された頃に盛り上がるのだろうか。

そんな中ではあるが、ビジネス系メディアの「日経クロストレンド」で面白い記事を見つけた。(仕事柄、有料会員になって読んでいるのである)

以前、鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎について以下のような記事を書いたのだが、彼が(彼だけではないが)人気である理由を「みんなのお兄ちゃん的存在」ということで説明した。しかし、それを補足してくれるかのような内容を上記の記事の中に見つけたように思う。

いずれも参照した日経クロストレンド記事から引用した図ですが、「鬼滅の刃」に関する投稿をTwitter上で分析したところ、年齢でいうと10代の割合が65.7%と最も多く、性別では女性の割合が58.1%。女性の方がが多いということに若干驚きを覚えました。

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しかしながら、次の図を見ると女性割合の方が大きいことにある意味納得です。これまでにも女子に人気の漫画として挙げられるものとして「ハイキュー」は度々紹介されてきました。ハイキューもヒロアカも本誌で連載中の漫画ですが、ヒロアカも女子人気が高いんですね。それを意外と思ってしまうのは私の感覚が若者に追い付いてないからでしょうか。。。

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鬼滅もハイキューもヒロアカも、どれもジャンプ本誌では人気作の部類に入るものばかりです。それらの人気が女子に支えられているということは、もはや”少年ジャンプ”ではなく”少女ジャンプ”でしょう。それは実は以前から指摘されていることではあったのですが、こうして数字にして見ることで改めて実感した次第です。

鬼滅の刃の原作者・吾峠呼世晴さん(通称:ワニ先生)が女性だということにネット上は湧いていましたが、女性原作者が女子に向けて漫画を描く、それが週刊少年ジャンプのリアルです。面白いではないですか。そう考えると、炭治郎が澄み切った青空のように晴々とした兄的な存在として描かれていたことに、内面を語るシーンが多く差し込まれていたことに、私は妙に納得しました。所謂、王道少年漫画誌におけるバトル漫画とは一線を画すものでしたから。

今改めてコミックスを読み返しているのですが、また新たな気付きということがあったりで、それについては別稿にて言及していきたいと思います。

世の中の移り変わりについていくのって、やっぱり大変ですよね。

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