サッポロビール「LAGAR」事件と大手企業の意思決定

どうも!きりんです。
社員数30人の中小企業からグループ30万人の大企業に転職した私の視点で気づいたギャップと対策をブログにまとめています。

noteは、これが初投稿ですが面白そうな企画があるときにポツポツ投稿してみたいと思います。

さて、正月休み明けの1/8にサッポロビールとファミリーマートが共同開発したビール「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」のパッケージに綴りのミスがあり、発売中止になるというニュースがtwitterでトレンド入りしました。

パッケージのイラストで「LAGER」とすべきところを「LAGAR」にしてしまったので発売中止にします。

というコンサバ発想の極みのような意思決定に対して、SNSの反応は「中身変わらないのに廃棄するのはもったいない」と否定的なコメントで盛り上がりました。

このニュースに対する私のリプが、以下です。

このリプで4万インプレッション稼ぎました。
まだフォロワーさんが100人に満たないので、未だにインプレションの最高新記録です!
とまぁ、弱小アカウントの自画自賛は置いておいて、、、

このニュースには続報があります。

1/13にサッポロビールがファミマと協議して発売中止を取りやめることを発表!

「いやー、ビールが無駄にならなくて良かった。こういう寛容さは、必要だよな」

と自分のツイート の主張通りになったので満足しました。

と同時に「やけに対応が早いな」と率直に思いました。

3営業日で意思決定を覆せた関係者に「あっぱれ」と称賛したい。
なにせ、このスケジュール感ですよ。

1/8(金) 発売中止を発表
1/9(土)   休日
1/10(日) 休日
1/11(月) 祝日
1/12(火)
1/13(水) 発売決定

「サッポロビールに問い合わせたところ、法令上問題がないと確認できたため発売を決定したとのことです。」
引用元 Yahoo!ニュース

サッポロビールの法務部門が「製法の誤認を与えるから、発売NGね」と判断したのか、企画をした担当部署が過去事例から勝手に忖度して発売中止を意思決定したのか?

真相は分かりませんが、3営業日でスピーディーに意思決定変えることができた柔軟性は素晴らしいと思う。

SNSで炎上したに対応できる危機管理体制があるんですかね。

食品メーカーのことはよく知らないが、色々なタスクがあったはず

①リーガルチェックをクリア
②廃棄されないように在庫を確保
③自部門の役員に説明
④ファミマと発売に合意する
⑤広報と対応方針を協議

自部門の役員の予定が埋まってて2週間後じゃないと時間確保できないとか普通にありますからね。

特に長期休暇の前後は、偉い人のスケジュールは取りにくい。。
担当者の方、お正月休み明けに大変ご苦労様でした〜

2021年1月17日追記:
ブログにこの記事に関連したクリティカルパスの考え方をまとめました。
こちらから合わせてご覧いただけると幸いです!



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