ソプラノ内田恵美子

岐阜県在住のソプラノ歌手内田恵美子

ソプラノ内田恵美子

岐阜県在住のソプラノ歌手内田恵美子

最近の記事

ありがとうございました。

本日は本当にありがとうございました。 本日は残念ながら皆様と直接お会いしてお話しすることができませんでした。 皆様から何かご意見やメッセージがありましたら、こちらのアンケートフォームにお願いいたします。 ほんの少しの言葉でも構いません。お待ちしております。 なお、全ての項目にお答え頂く必要はありません。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeskrVPNQxgt6VmUABZc24RcL4XK590A5BXS_G_r3UpJ

    • オラトリオ『快活の人、沈思の人、温和の人』

      オラトリオ『快活の人、沈思の人、温和の人』 この作品は、3部構成になっています。内容はというと… 第1部では歓楽と幽愁の女神の名を呼び、田園の自然や村人の生活をたたえます。笑い声の模倣やフルートによる鳥の声の模倣、狩りのホルンなど、描写的なアリアが登場します。最後は鐘の音の模倣で若者たちの踊りについて歌うが、急に静かになり、人々は眠りにつきます。 第2部では夜の星々とそれにまつわるギリシア悲劇について歌われた後、朝が来て都市の賑やかさが歌われます。人は宴会や演劇の楽しみ

      • オペラ 『ドン・パスクアーレ』騎士はその眼差しに

        オペラ 『ドン・パスクアーレ』騎士はその眼差しに  イタリアベルカント黄金時代を代表する作曲家、ドニゼッティの作品です。この後お聴き頂くオペラの2重唱もドニゼッティ作曲です。 そもそも、ベルカントって何なのでしょうか。 ベルカントとは、イタリア語を直訳すると「美しい声」という意味で、ロッシーニがバロック時代の響きや歌唱が理想だと語ったことから使われるようになった。現在もイタリア伝統の美しい響きの歌唱法をベルカント唱法と呼ぶんです。   「独身の老人貴族のドン・パスクアー

        • ベッリーニ 歌曲『6つのアリエッタ』

          三大ベルカント・オペラの巨匠と位置している、ベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニ。 その中の一人、ベッリーニのオペラは、演奏する側としては、超絶技巧を必要とする難易度の高い曲ばかりでしんどいのですが、聴く側になると聴きがいのある美しい作品ばかりです。『夢遊病の女』『清教徒』『ノルマ』などが有名です。私もかつてはこれらのオペラアリアを勝負曲としてよく歌っていました。 歌曲は3人の作曲家の中でも最も繊細で真面目さが音楽に現われています。 この歌曲集『6つのアリエッタ』も全ての

        ありがとうございました。

          ジョイントリサイタル開催のお知らせ

          市の広報からこんな一斉メールが来ました。 行政はまん防を予定通り7日から解除するのでしょうかね…💡そこで、私達も開催を決行するとのお知らせを堂々としたいと思います✨ あと20日ほどです。 このような情勢でしたので、あまり宣伝もできていません💦 でも、勉強と練習だけはしっかりしてきました。 皆さんに必ず、癒しや感動をお届けできると思います!(頑張ってます。) このようなコンサートはもう今後できないと思います。(女性はこれからどんどん声が変わっていきますからね…😭) どう

          ジョイントリサイタル開催のお知らせ

          オペラ『後宮からの逃走』 “コンスタンツェよ、再び会えるとは” “どんな拷問が待ち受けていようと”

          『後宮からの逃走』より第1幕 ベルモンテのアリア“コンスタンツェよ、再び会えるとは”  第2幕のコンスタンツェのアリア、“どんな拷問が待ち受けていようと” 1782年モーツァルト作曲のジングシュピールオペラです。ジングシュピールオペラとは、台詞と音楽で構成されているオペラのことで、有名なのは『魔笛』ですね。 モーツアルトのオペラはでドイツ語は『魔笛』と、この『後宮からの逃走』だけです。 物語は…海賊にさらわれてトルコに連れていかれたコンスタンツェは、太守セリムの後宮で奴

          オペラ『後宮からの逃走』 “コンスタンツェよ、再び会えるとは” “どんな拷問が待ち受けていようと”

          もう何も感じない

          もう何も感じない  パイジェッロ作曲 Nel cor più non mi sento ジョイントリサイタル5曲目 オペラ『美しい水車小屋の娘』《La Molinara》の中のアリアで、パイジエッロの作品としては最も知られています。 1789年作曲なので、1曲目の『愛しい人と遠く離れ』とほぼ同じ時代なりますね。 1795年にはベートーヴェンが変奏曲『「わが心もはやうつろになりて」による6つの変奏曲 』、1820年にはパガニーニが変奏曲『「虚ろな心」の主題による変奏曲』

          もう何も感じない

          あこがれの人のまわりに

          あこがれの人のまわりに チェスティ作曲 Intorno all’idol mio ジョイントリサイタル 2曲目 イタリアのオペラ作曲家、チェスティ作曲。 オペラ『オロンテーア』の中で、女王オロンテーアがアリドーロへの想いを歌うアリア。17世紀のイタリアオペラの中でも極めて人気のあった作品だったそうです。 「Lungi dal caro bene, 愛しい人から遠く離れて」と同じように、近くにいない好きな人への想いを歌うのですが、曲想は全く違って、この曲は悲しみがひしひ

          あこがれの人のまわりに

          愛しい人と遠く離れ・あこがれの人のまわりに・もうなにも感じない

          3.『愛しい人と遠く離れ』 サルティ作曲 Lungi dal caro bene ピアノ伴奏の美しさ、清らかで流れるような旋律、大好きな歌です。歌詞では、「私は生きていけない」「苦しみの海の中にいる」と言っていますが、音楽は明るくて爽やかなんですよね。 「恋することって、辛いけど、大好きな人のこと考えるとドキドキしちゃうわ。今度はいつお目にかかれるかしら…」という感じでしょうか。                          1781年に作曲されました。18世紀後半

          愛しい人と遠く離れ・あこがれの人のまわりに・もうなにも感じない