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こんな時だから

緊急事態宣言が延ばされ、学校は、5月末までお休みとなるところが多く、現場の先生は、指導計画をやり直す必要があり、かなりの混乱が出ているのではないでしょうか。

カリキュラムわ消化しなければ、進級や、卒業ができなくなります。そのため、オンライン授業に切り替えているとこともかなり増えてきています。
しかし、それが物理的に不可能な公立学校では、準備登校すらできず、何もできないという有様です。
特に、オンライン授業に頑なに抵抗していた多くの教師は、せざるを得ない状況になって、その実力の程が試されることとなります。

では、オンラインによる授業のクラス経営は上手くいくものでしょうか。これはかなり難しい問題と言えます。今回はその問題を論じる気はありません。
こんな時だからどうするか、こんなことは恐らく学校教育の歴史上数度あった程度でしょう。
その時、学校は何も出来なかった、つまりノウハウは全くないのです。どんなに過去例を見てもないのです。

だから、生徒が決めざるを得ない、完全に放置された自己責任となるので、それを親は意識させる必要があります。
恐らくはこの影響は、今年度終わりまで響いてきます。冬に再度コロナ禍が来ればそれこそ卒業、進学は不可能となります。
可能なのは、私立や国公立の中高一貫校だけでしょう。彼らはすでに中学範囲の大部分は終わってます。

本来学習は教師はいりません。学ぶ上では不必要なのです。全て自習ができます。それを教師は自分のためにわかりづらく教えている者が少なくありません。
そのため塾が存在してしまうのです。
塾にも大雑把に言えば二通りあり、学校では教えない先取り高校や大学の範囲を教えて、受験用に特化したものと、補習に特化したものがあります。どの道教えるという意味では、学校の学習など相手にするまでもありません。理解させるプロなのです。

よく、進路指導の時に言うことなのですが、学校の授業にだけ頼っていたら成績は伸びても、志望する進路先には落ちると言います。
これは、痛感している学生も多いのではないでしょうか。
当然中には、それでもいける者もいます。
しかし、その確率を考えた時恐ろしく低いことに気がつくべきです。
塾にしても、学校にしても、俺の言うことを聞けば志望先に合格できると豪語するものがいますが、全くおこがましい事です。
合格するのは、教師のおかげで合格をしたのではないのです。
自分が能動的な学習をしたから合格したのです。
塾を経営していておかしな話ですがどんなに理解させても、ダメなんです。本人がそのあと、何度も繰り返して、常識と思えるほどやらなければ何の価値もありません。

受験の前の年度の生徒がよく言うことがあります。クラブなどの先輩はほとんど勉強らしいことをせず、それでも合格をした。
それはそうでしょう。その子はその先輩と家族でもないし、一日中一緒にいないので、分からないのです。どの位苦労したかを。
確かにたまにいます。
私の塾の生徒で、殆ど勉強をせずに千葉大に合格した者がいます。一日の大半はスマホでゲームをやっていました。
それでも、合格しました。何故か、ちゃんとその合格すべく理由もあるのです。
彼の集中力と、全体把握をする能力が異常に高かったためなのです。これは運の良いことにゲームで鍛えられました。他にも理由はあるのですが、ただ、彼の学校での成績はかなり低かったその理由は、教師にあったのです。良い意味で学校奴隷ではなかったのが、合格した最大の要因でした。

こんな休みの時こそ、学校奴隷を離れて自分を本当の意味で鍛えることができるのです。
先にも書いたのですが、教えると言うことに特化しなければならないオンライン授業は、教えることに特化していない教師には辛い事です。それを知っているため学校は反対をしているのではないでしょうか。
塾でも、学校でも、生徒にしてあげることはせいぜい学習の3割です。普通なら1割と言ったところが平均的ではないでしょうか。
それ以外は自分でするしかありません。
それに気が付いているものはどんな進路先であっても合格をします。
こんな時だから自分で学習する能力を鍛えてください。