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問題は解決しても、課題は解決はしない

Dropboxの同期がうまくいかず、イライラ

先ほどまでDropboxの同期がうまくいかずイラついていました。原因は単純な設定変更(理由は不明)だったので、問題は解決しました。しかし、問題は解決はできたが、課題は解決できたのか?そんなことを感じました。

問題解決は、あるべき姿とのギャップを見つけ出して解決することです。課題解決は、問題の解決のためにとるべき行動を決めることです。同じ問題が何度も発生するのは、課題としてとらえていないためです。

DropBoxが同期できない問題は、起きたときに何をチェックするかを設定しておくことで課題解決になります。課題が明確であれば、解決の道筋もはっきりし、スピードも早まり、イラつくこともありません。

経営の課題解決は一筋縄ではいきません

まあ、DropBoxならばあれこれ調べれば何とかなるかもしれませんが、経営はそうはいきません。僕も経営者ですからあれこれと悩みます。「問題が起きては消え、また起きる」の繰り返しに、「またかよ」といいたくなります。

問題解決と同時に課題解決と思うのですが、余裕がないとその場しのぎになりがちなこともあります。しかも、考えに考えた課題解決策が、必ずしも有効とは限りません。状況の変化は早く、現実は甘くはありません。

ときには失敗で終わる課題解決策もあります。むしろその方が多いのです。それなりのコストがかかっていたり、周りを巻き込んだときなどは目も当てられません。気分は落ち込み、しばらく誰とも会いたくなくなります。

失敗の引き出しが多いことが成功の条件

それでも考えた結果に導き出した解決策が失敗したことは、決してムダではありません。ムダどころか、次に向かってのスプリングボードです。考えるということは、知識や経験を増やすことだと思うのです。

失敗の引き出しが多いことは、成功に向かう大きな条件です。経営のすべては仮説と検証です。うまくいくと思ったけれども、ここでつまずいたという引き出しは、次へのステップになるわけです。失敗は大きな財産ですね。

ただし、考え抜いた末の失敗であることをお忘れなく。ちょこちょこと浅く考えただけでは、引き出しは増えません。考え抜いた末とは何か?課題解決に掛けたエネルギーの大きさだと思います。

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