中小企業が泥沼状態の同質化競争から抜け出す方法
中小企業のブランディングの鉄則は「万人受けを狙わない」こと
ブランドは絞り込みから生まれます。 なぜならば、幅広い客層を狙った商品やサービスを提供しようとすると、多様化、個性化する消費者ニーズに対応できず、 結果として満足度が低くなるからです。
とくに中小企業の経営は広く浅くでは無理です。 何でもできますは、 何もできないと同じです。 何でも売っているは、何も売っていないのとイコールです。 クエストリーのサイトにもこのことを書いています。
全方位総合型の展開はAmazon や楽天に任せておきましょう。正直いってこれらと競争しても勝てません。 そんなのわかっているといいながら、特徴がない品揃えや一般的なサービスのままの中小企業が世の中には多いのです。
「特殊、 亜流、 少数派、変態」、 これらはすべて褒め言葉です
しつこいようですが、同質化競争は中小企業が絶対に選んではいけないステージです。 ここは大手の独壇場であり、中小企業にとっては泥沼です。 大手が「やらない、できない」ところこそが中小企業のメインステージです。
「特殊、亜流、少数派、変態」・・これらはすべて褒め言葉です。 普通や一般から外れることに怖さを感じるかもしれません。 でも、他と同じで衰退していくよりもいいじゃあないですか。楽しんで好きなことをやりましょう。
競争相手が躊躇するくらいでなければ差別化にはなりません。「 あの会社は普通じゃあないから、とてもついていけない」と思わせたらしめたもの。 不毛な同質化競争から抜け出す一歩が踏み出せている証しです。