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『小説』永遠に宇宙に 完結編 ~さよならからの始まり 絆は永遠に~一章ノ3 集合 第 7話

爽「それと弱点を教えておく、敵は心臓の代わりに核を持っている、黒い戦士だった奴らは胸の中心にあったが、あっちの奴らはどこにあるのかは分からない」
太陽「その核を破壊すればいいんだな?」
獅牙「破壊までしなくても傷を付ける程度で十分だ」
龍牙「何で獅牙さんがその事知ってんスか?」
獅牙「と言うか、お前達は聞いてなかったのか?ここでの事を」
虎牙「そォ言ゃァガキの頃に酔っ払った親父が話してたな」
優司「俺も母さんから聞いていたのを思い出しました」
爽「知らない人も居るから話しとくけど、奴らは核以外を幾ら切り付けても直ぐに再生するからね?」
香瑠羅「さ、再生ニャン?」
龍牙「む、無敵じゃねェか」
亜利愛「無敵誤」
虎牙「あ、核か」
優司「でもどこにあるか分からないんだったら結構難しいな」
爽「一撃で仕留められればOKだけど、まァ
戦い方はあっちで見付けなよ、本当は核が見える能力者が居れば楽なんだけどね?」
優司「そんな能力があるのか」
香瑠羅「ま、どォにかなるニャン」
亜利愛「同意」
爽「後はァ···向こォの重力はここより遥かに軽いからね?ジャンブのし過ぎで星の外に出ちゃって死んだ、なァんて事は止めてくれよな?」
虎牙「ハ、ハハハ何だその軽いノリは」
香瑠羅「キンタと同じ臭いがするニャン」
真「··········俺はキンタまじゃありません·······」

爽「さて、皆武器を持ったね?」
虎牙「最高だぜこの真紅の剣」
香瑠羅「綺麗ニャン···この輝きうっとりしちゃうニャン」
真「ウォ〜!!クリスタルソードだァ!!」
香瑠羅「煩!!テンション高過ぎだニャン馬鹿キンタ!!」
真「ガハハハハ何とでも言え猫娘!!このクリスタルソードを持った俺様は最早無敵!!フハハハハ待っていろパラサイター共よ!!この最強勇者様が悪を成敗しに行くからな!!ガハハハハ」
香瑠羅「ハァ···馬鹿に拍車が付いたニャン、有衣ニャン?この馬鹿が剣を持った数値って幾つになったニャン?」
有衣「えェ!!い、言ってもいいの?」
香瑠羅「ん?別にいいけど···若しかしてヤバイ数値が出たニャン?」
真「フハハハハ言ってやれよ猫娘に!!俺様の数値が龍の兄貴ですら遥かに超えてしまっている事を!!真の勇者の」
有衣「······12」
真「へ?い、今何て」
有衣「キンタさんの数値は12です」
真「じゅ···12って何?」
爽「プッ······雑談兵でさえ20はあるのに···嘘でしょ?」
虎牙「アハハハハ!!ナイスだよキンタ、ヤッパお前は期待を裏切らねェ」
獅牙「フフフ、さァ行こォか?最強の勇者様」
亜利愛「失笑」
香瑠羅「虎ニャンは何でこんなゴミを連れて来る事にしたニャン?」
虎牙「人数集めだ、まァいいじゃねェか」
真「···12······俺ってゴミなの?······それともキンタまなの?······」
爽「まァ話しはこれくらいかな?」
龍牙「よし!!説明は聞いたぜ!!一番乗りだ」
タッ
虎牙「うらァ!!気合い入れてくぜ!!」
タッ
香瑠羅「私も続くニャン!!」
タッ
亜利愛「粉骨砕身(ふんこつさいしん)」
太陽「そォだな?力の限りやるだけの事はやろう、行くぞ?」
タッタッ
優司「はい!!」
タッ
獅牙「では行って来るよ?爽」
爽「うん、分かっているよね?」
獅牙「あァ、必ず俺が···両親とお前の望みは俺が背負う」
タッ
有衣「ねェ行くよ?後は私達だけだから、ねェ聞いてるの?キンタさん」
真「······俺はキンタまじゃありません······」
有衣「もォ!!ゴメンってば!!しょォがないでしょ?聞かれたから私は」
真「近付くと妊娠すっぞ?」
有衣「ハァ···だったらもォ妊娠しているわよ!!皆待ってるよ?行こ?」
真「······ゆ、有衣ちゃん」
有衣「さ、あっちで本当の勇者になろォね?」
真「有衣ちゃん!!」
ズザッ
真「え?な、何で一歩下がったの?」
有衣「な、何となく」
真「そ、そォなんだ···あ!!なァ爽、ちっといいか?」
爽「何だい?キンタま」
真「ま•はいらねェ!!ったく···あのよ?難敵のもォ1体って誰なんだ?」
爽「あ······言うの忘れてた」

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