見出し画像

『小説』永遠に宇宙に 完結編 ~さよならからの始まり 絆は永遠に~ 二章 決行 第 2話

ヨキ「いいのですか?」
サザン「何がですか?」
ヨキ「本当の目的を誰にも話さなくて」
サザン「いいのです、私達は存在いていてはいけない者なのですから」
ヨキ「本当にそォなのでしょォか」
サザン「私達は融合と分離の繰り返しを行い過ぎてしまったのです、その所為でジストーが生まれてしまいました···恐らくもォ普通のパラサイターでは討ち取る事は不可能でしょう、それに仮りに全てのジストーを殲滅出来たとしても」
ヨキ「また新たに···より悪質なジストーが生まれてしまう」
サザン「その可能性は可也り高いでしょう、それとまだワームホールは閉じていません、悪質なジストーが私の大好きな地球に行ってしまうのは···そんな事だけは絶対に」
ヨキ「アナタがそこまで惚れてしまう程の星···私も見て見たかったです」
サザン「そォですね?アナタを連れて行かなかった事を凄く後悔しています」
ヨキ「では生まれ変わったら今度は連れて行って下さいね?」
サザン「こんな私と···また一緒になってくれるのですか?」
ヨキ「アナタの相手を出来るのは私しかいませんよ?」
サザン「フフフそォでしたね?」
ヨキ「では私達は私達の役目を果たしますか」
サザン「はい」
生命『この気配······また新たな者が···この気配は人間か?何が一体どォなっておると言うのだ···おっと、これ以上探索してしまうと私の気配を悟られてしまう···それにしてもサザンの奴め、まだ生きておったとは』

ガイム「デット様、何がどォなっているのですか?あの者達は一体」
デット「分からぬ···だがあのものは強い!!良いな?様子を見る、迂闊に近付くでないぞ?」
ガイム「はっ!!」
デット(何故アレはポプラと共に居る···我々の敵となるのか?···それにもォ1体は我々と近いものを感じるが···いや、それ以上の悪しき闇がある、あ奴も化け物だ···アレも敵と判断するのか?)
怨皇「何故君がここに?」
美奈「さァね?ベットで気持ち良く寝てた筈なんだけど、目が覚めたらここに来てたわ?」
怨皇「全く···どこまでもアナタと言う人は、それで?この星で第2ラウンドと言う事てすか?」
美奈「まァね?私は執念深い女なのよ、中途半端な前行じゃ私は満足しないのよ?確りと最後まで責任取ってイカせて貰わなきゃ、それと言っておくけど、アナタの核確り見えているからね?」
怨皇「参ったなァ···欲深い女だ、なァ美奈1つ頼みがあるのだが」
美奈「私が素直に聞き入れるとは思っていないのに···か、いいわよ?言ってみなさい」
怨皇「私との戦いはもォ少しだけ待って貰う事は出来るか?」
美奈「答えはNO、じゃァありきたり?」
怨皇「理由(わけ)は話せぬが私にはやらなければならない事があるのだよ」
美奈「ん?桃源郷じゃなくて?」
怨皇「そんなもの歴代の奴らの望みだ、私は違う」
美奈「へェ〜それってわ•た•し•に関わる事かしら?」
怨皇「いや、お前達には一切関係が無い、勿論バル···加奈にもだ」
美奈「あっそ、んじゃァ行っていいわよ?」
怨皇「いいのか?」
美奈「仕方ないじゃん、どォせアンタは宇宙(そら)に行けるんだし、加奈がアンタをフリーにしてるってのも気になってたからさ」
怨皇「すまない、今は素直に感謝する、本当にお前は恐ろしい女だよ、出来る事ならこれ以上関わり合いたくはないものだ」
美奈「それは無理、さっきも言ったでしょ?最後まで責任撮って私をイカせなさいって」
怨皇「ハハハそォだったな?」
ソル「お、おい女!!何をしているのだ!!アイツをここで始末するんじゃ」
美奈「煩っさいわねェ、外野は黙ってないと消すわよ?」
ソル「な、何だと!!」
ポプラ「ちょ、美奈さんったらァ」
美奈「さ、早く行きなさい」
怨皇「すまない」
ヒュ〜ッ
デット「あの2体は一体何の話しを」
ガイム「私にはさっぱり」
デット「だが、あの女の力は本物だ···真逆Ω隊があっさりやられるだなんて、それにあの女は私達の弱点を知る所か見えているとまで言った」
ガイム「そォ言えば」
ソル「おい女、お前はどれ程強いのだ?」
美奈「あのねェ···初対面の女の子に対してその言葉遣いは失礼なんじゃない?」
ポプラ「ミ、ミーナさん、この方は王様ですよ?」
美奈「だから?」
ソル「む?」
美奈「む?じゃないわよ、私はいつからアンタの国民になったの?」
ソル「ん?···言われて見ればそォだな?そなたの名前は何と申すのだ?」
美奈「普通自分が名乗ってから人の事を聞くんだけどね?」
ポプラ「ミーナさんってば!!」
ソル「良いポプラ、非礼はこちらにある、私は3代目国王のソルだ」
美奈「私は屋中美奈」
ソル「変わった名だ、それにしてもまだ小娘なのに随分口が立つな?」
美奈「小娘って···これでも私はもォ45歳よ?」
ソル「うむ、十分小娘だな?」
美奈「アンタだってまだ青二才じゃないのよ!!馬鹿にしてるなら手伝うとか以前にアンタから消すよ?」
ソル「それは勘弁してくれ、すまなかった」
ポプラ「ミーナ、ソル王は現在1163歳になります、青二才だなんて失礼ですよ?」
美奈「あ···そォだだた、アンタ達って永遠に寿命を増やせるんだったっけ」
ソル「まァ良い、それで?先程の黒い服の者は何なのだ?」
美奈「アイツは怨皇、私達の居た太陽系って所で生まれた最悪の敵」
ソル「最悪?」
美奈「そ、あァ因みにアイツはアンタ達と一緒で融合出来るから簡単に吸収されないでね?ただでさえ面倒臭い奴なのに、これ以上パワーアップされちゃうと流石の私でも手ェ焼いちゃうからさ」
ポプラ「そ、そんな···あれ程の力を持ったミーナさんでも手古摺るだなんて」
ソル「そんなに強いのか?」
ポプラ「はい、Ω隊のガンとソムドを共に一撃で仕留めました」
ソル「な、何だと!!そんな事」
美奈「そォだって言ってんじゃん、信じられないんだったら相手してみる?一応メッチャ手加減してあげるけど」
ソル「·········い、いや」
美奈「あら、思ったより素直な所もあるじゃない」
ポプラ「ちょっとミーナさんったら」
美奈「ミーナでいいって」
ソル「確かに言葉は失礼だが美奈の言う通りだ、私の部下で無い者ならば失礼にならぬ」
美奈「ふゥ〜ん」
ソル「何だ」
美奈「サザンの孫だけあって物分りが早いじゃない」
ソル「何だと!!お前今サザンと」
美奈「えェ言ったわよ?だって一緒にこっちに来たんだから」
ソル「なんと···生きておられたのかサザン王は」
美奈「そ、そしてアンタ達の敵であるグランもね?」
ソル「はァ?何を言っている、グランは我が軍の兵士長だぞ?」
美奈「うわァ······おめでたい人がここに居る」
ソル「何だと!!」
美奈「まァいいわ、で?加奈はどこに居るの?」
ソル「加奈?」
ポプラ「バルの事です」
ソル「バルも戻って来ているのか?」
美奈「知らなかったんだ···ねェポプラは知らないの?」
ポプラ「御免なさい、何か急に沢山の強い氣が現れたから」
美奈「沢山?」
ポプラ「えェ、先程またアマリスに沢山の強い氣が」
デット「何だと!!ポプラ!!今の話しは本当なのか!!」
美奈「誰よアイツ、ちょっとアンタ!!敵の話しに首突っ込んで来ないでよ」
デット「な、何だと!!」
ポプラ「ゴメンミーナ、あれ一応私の兄なのよ」
美奈「あらら、ポプラ可愛そォ···あんなのが兄貴だなんて」
ソル「キ、キツイな?お前」
美奈「そォ?···あ!!」
ソル「何だ?」
美奈「真逆···爽の奴皆を連れて来たんじゃ」
ポプラ「皆って?」
美奈「ん〜···私の元戦友って所かな?」
兵士「デット様!!黒い戦士がアマリスへ移動しました!!」
デット「そんな事分かっておるわ!!」
ガイム「何故アマリスに」
デット「戻ってくれるのなら有り難い」
兵士「デット様!!アマリスで幾つもの強い氣が!!」
デット「分かっておるわ!!」
ガイム「若しや、黒い戦士はそれでアマリスに向かったのでは」
デット「それしか考えられぬだろ?だが何故あの女は向かわぬのだ?」
ガイム「それは私にも分りません」
デット「ガイム隊長!!」
ガイム「はっ!!」
デット「全体の3分の2を連れアマリスに現れた者を調査して来い!!敵と判断したならば即刻消すのだ!!」
ガイム「全体の3分の2だなんて、そんな事をしてしまったらこちらの兵力が」
デット「構わぬ!!私は一旦城へ引く」
ガイム「ですがあの女が」
デット「煩い!!早く行け!!」
ガイム「はっ!!直ちに向かいます···全体の3分の2は私に続け!!これよりアマリスへ向かう!!」
ヒュ〜
ポプラ「あ!!ガイムが兵を連れて」
ソル「何て数を連れて行くんだ」
美奈「ん〜参ったなァ」
ソル「美奈!!」
美奈「なァに?」
ソル「お主は行かぬのか?」
美奈「行くってどこに?」
ソル「いや······アマリスにだが?」
美奈「どォやって?」
ソル「どォって······真逆お主は飛べぬのか?」
美奈「うん、飛べぬのよ人間だから」
ポプラ「あ!!」
ソル「何だ?ポプラ」
ポプラ「私が作った柱」
ソル「柱?」
ポプラ「ミーナをこっちの星に来させるのに、アカシアとアシュリーの3体で柱を作ったのですけど」
美奈「あれ片道でしょ?」
ポプラ「気付いてたんだ」
美奈「まァ、これでも柱経験者だからね?」
ポプラ「御免なさいミーナ」
美奈「いいんじゃない?気楽に待っているよ、敵さんも帰っちゃったし、どォせ皆こっちに戻って来るだろォからさ」
ソル「何故そんな事が分かるのだ?」
美奈「何となくよ」
ソル「何となくでそこまで言い切れるのか?」
美奈「考えれば簡単な事じゃないのよ、今この世界で怨皇と対等に戦えるのは私、と新しく来た地球人、怨皇だって馬鹿じゃないんだから多勢に一人で戦う訳無いでしょ?アイツが何企んでいるのか分からないけど、一度こっちに逃げて来るって」
ソル「これは恐れ行った···お前見た目と違い策士だな?」
美奈「あ、お前じゃなくてミーナね?それでわたしは別に策士なんかじゃないから、だだの女の第六感ってやつよ?」

この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,791件

#私の作品紹介

96,828件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?