『小説』永遠に宇宙に∼さよならは言わない∼　エピローグ　Ⅲ

麗美「お帰り美菜ちゃん」
美菜「あれ？ママのフェラーリは？」
麗美「美菜ちゃんがアメリカに行って直ぐにね？」
美菜「そォ···私好きだったのになァ」
麗美「そォだったわね？」
司「お帰り美菜」
美菜「ただいまパパ」
司「食事は？」
美菜「機内食を食べたから」
司「そォか、明日だったね？」
美菜「うん」
司「確り報告して来るんだよ？」
美菜「だね？久し振りだからマジで吃驚すると思うよ？」
麗美「ｳﾌﾌそォね？」
美菜「丁度3年かァ」
麗美「仕事の方はどォなの？」
美菜「頑張ってるよ？ママのお陰でね？ニーナとサラも頑張ってる」
麗美「そっか、サラも頑張っているのね？」
美菜「遅れた分取り戻すって張り切ってる」
麗美「ｳﾌﾌ安心した···ねェ美菜ちゃん？もォ一度梶さんに」
美菜「ううん？サラとニーナが迷惑掛けたからって、それに蘭さんにも」
麗美「あ、蘭なんだけどね？今別の子のマネージャーをやっているのよ」
美菜「そォなんだ、今私達はまだグラビアや読モしか仕事が無いけど、3人共夢は諦めてなんかいないからさ、必ずママと同じ高みに行ってみせる」
麗美「うん、楽しみに待っているからね？じゃァそれもちゃんと話して来ないとね？」
美菜「うん、２人にも頼まれているから」
司「では今日はもォ休みなさい」
美菜「うん、そォする」

麗美「美菜ちゃん!!お迎えが来たわよ？」
美菜「今行くゥ!!」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
麗美「忘れ物は無い？」
美菜「うん大丈夫、じゃァ行って来ます」
麗美「気を付けてね？」
バタン!!ｽﾀｽﾀｽﾀ
美菜「お待たせ優也君」
優也「そんなに待ってはいないさ、乗りなよ」
美菜「これ優也君の車？」
優也「まァな？」
ｶﾞﾁｬｯ···バタン!!バタン!!
優也「シートベルトをしてくれよな？」
美菜「OKよ？」
優也「よし、では行くか」
ブォン!!ブロロロロロロロロ
美菜「ヤッパ若社長ともなるといい車乗るんだね？」
優也「アハハ、まだ社長になんかなれないよ、今は養父の下で勉強中さ」
美菜「それにしても養子だなんて、随分思い切った事したわね？優也君って長男だったよね？」
優也「それがさ、驚いた事に家族全員に後押しされてしまったんだよ」
美菜「そりゃァビッグチャンスだもんね？」
優也「まァね？でもそれだけじゃないんだぞ？」
美菜「分かってるって、で？仕事の方は順調なの？」
優也「色々大変だよ、崎谷カンパニーの重役として、トリプルCの東京支部に行っているんだ」
美菜「それはプレッシャーがあるね？でも頑張らないと加奈に怒られちゃうぞ？」
優也「全くだ」
美菜「加奈には会っているの？」
優也「それがさ、仕事が忙しくてね？養子になった時に一度行った切りなんだ」
美菜「それじゃァ私達が一緒に行ったら絶対吃驚しちゃうよね？」
優也「ハハハそォだな？」

美菜「やっと着いた······何してんの？」
優也「これだよ」
ｶﾞｻｯ
美菜「わァ!!良くこれだけ集めたね？」
優也「前以て花屋に伝えていたんだよ」
美菜「ｳﾌﾌ、ラベンダー大好きだもんね？絶対喜ぶよ」
優也「行くか」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ·········
美菜「加奈······久し振り」
ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻﾊﾟｻｯ
美菜「ゴメンね?仕事が忙しくてって言っても、3年は開け過ぎだよね？ﾌﾌ、マジゴメ」
優也「久し振りだな？俺も色々と忙しくて、だが大分自由が利く様になったんだ、だからこれからはちょくちょく来るよ」
美菜「報告!!私は今ロスでモデルの仕事をしているんだ、勿論サラとニーナも一緒だよ？２人共感謝してた当然私もね？まだグラビアと読モしか出来ないけど、必ずママと同じ高みに行ってみせる、だから応援していてよね？その時にまた来る」
優也「さて、そろそろ行くか」
美菜「優也君はもォいいの？」
優弥「あァ、俺の用事は終わった」
美菜「そっか、じゃァまた来るね？ﾌﾌﾌ、さよならは言わないよ？またね？加奈」
優也「また来る加奈」
美菜「じゃァ行こっか、崎谷優也君？」
ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀｶﾞﾁｬｯ···バタン!!バタン!!
優也「行くぞ？」
ブォン!!···ブロロロロロロロロ
美菜「そォ言えば加奈の墓石って凄い綺麗だったけど誰か来てるの？」
優也「フフフ知ったら驚くぞ？」
美菜「私が驚く人？······誰だろ」
優也「アハハ分かんないか」
美菜「誰？」
優也「香月さんだよ」
美菜「え!!修二さん!!」
優也「あァ、香月さんはあの日自分が残っていればと凄く悩んでいてさ、責任を取って辞表を出したんだ」
美菜「それは知ってる」
優也「その後加奈の墓石が出来たのを弥生さんが知らせたらしく、それから毎日欠かさず来ているんだ」
美菜「·········修二さん」
優也「養父は辞表は受け取ったが受理しないで保管して、毎月給料を振り込んでいるんだ」
美菜「そっか···修二さん加奈の事本当の妹の様に思ってたからなァ」
優也「近い内に俺が出向いて、トリプルCの東京支部に誘うつもりなんだ」
美菜「頼むね？私に取ってもお兄ちゃん的存在だから」
優也「任せといてくれ、必ず来て貰う」
美菜「ありがと」
優也「まだ暫くこっちに居るのか？」
美菜「ううん？明後日には帰る」
優也「そっか、それは少し寂しいな？」
※サンデーミュージック、麻の朝※
美菜「あ!!麻子のラジオだ」
優也「ボリューム上げるか？」
美菜「お願い」
※今週も全国38局をネットで伝えて来ましたが、残念!!次の曲で最後になります、でもその前に告知がありまァ∼す!!本日何と!!ついに!!矢野麻のファーストアルバムが発売されましたァ、パチパチパチ、アルバムの名前はBESTFriend、何故今日にしたのかと言いますと、私の大切な親友の命日なんです、そこで今日のラスト・ソングはそのアルバムの中からお送りします。大切な親友の為に作った曲です、聴いて下さい矢野麻で「永遠に宇宙に」では皆さん素敵な一週間を※

　　　　　　   C  A  S  T
屋中美菜　　マック•ニーナ　　マック•サラ
崎谷加奈（バル）　　　グラン（孔•豹牙）
竹林一矢（7代目怨皇）大手町亀太郎（大吾郎）
所楓　鷹村龍次　鷹村虎次　龍（子龍）　凰華
日向健太（サン•サザン）　爽　6代目怨皇
高木天　高木帝尊　屋中麗美　屋中司
神田•マック•菜智　鷹村蘭　城山優也　
マック•ティム　マック•ダニエル　田所摩紗斗
矢野麻子（麻）　早乙女良介　南恋　高木巫子
山口由美子　吉岡亜季　藤川春美　梶山直人
グレコ•マグワイア　太田茂　室戸翔
北川信之　横井恵子　所秋久　所潤　天野真次
マック•スティーブン　村雨祐矢　栗田剛
白柳百合　ボブ•フレディー　ジョシュ　司馬
香月修二　マック•ソフィア　エミリー　
マーティン　デイビット　二丹勇太　城山友人
葵　由姫　閑　翼　茜　高田昇　森良三
大室由明　唐沢弥生　友人の会社社長
村田健　村田宗典　中津川（棟梁）　中津川類
海堂吉幸　木村文子　高条数子　アナウンサー
警官　加奈の祖母　崎谷治士　崎谷早苗
村雨正臣　黒人　渋谷女子A•B　ナンパ男A•B
黒い戦士　カメラマン　アシスタント　
大手町太陽　高木琴音　白い戦士　一矢の母
ソル　ポプラ　アシュリー　ヨキ

次回で最終回となります🙇
最後までお付き合いして頂けると幸いです☺️