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『小説』永遠に宇宙に 完結編 ∼さよならからの始まり 絆は永遠に∼ 一章 決断 第 6話

優司」「そ、そんな事が······母さんが話してくれてたのって···で、でもそんな事は」
虎次「まァ普通は信じられねェよな?」
優司「はい」
虎次「んじゃ話しは終わりだ、さァ帰れ」
優司「で、でもまだ母さんの」
虎次「帰れって言ったんだよ俺は」
優司「わ、分かりました」
サラ「帰って子龍に聞いてみるのね?」
優司「えェ···俺にはもォそれしかありませんから」
ニーナ「そォ······じゃ子龍に宜しく言っといてね?」
優司「分かりました」
虎次「······チッ、情けねェ」
優司「え?」
虎次「んでもねェよ!!さっさと行け!!」
優司「は、はい」
龍次「君はそれで納得出来たのかい?」
優司「··········な訳ないじゃないですか」
虎次「あ?」
優司「納得出来る訳ないじゃないですか!!俺は母さんの居所を聞く為にここに来たのですよ!!それなのに訳の分からない話しをされ···て······母さんは···今······太陽の、グラン•バル···に」
虎次「ったく、今頃気付きやがって、遅ェんだよお前は!!以外とキレんのかと思いきや、見た目通りの鈍男じゃねェか」
優司「す、すいません」
ニーナ「そこの所は優也君に似たのかもね?」
サラ「えェ〜そォ?ミーナも案外鈍い所あったよ?」
虎次「ハハハそォかもな?」
龍次「で?君はどォするんだい?母親は手の届かない所に行ってしまっているが?」
優司「話しに出てきた赤のクリスタルと言うのは?」
龍次「今はもォ無い」
優司「では母はどォやってグラン•バルに?」
虎次「さァな?そこまでは俺達には分からねェ」
優司「そ、それじゃ俺は母さんを」
虎次「だな?会うことは出来ねェって事だ」
優じ「そんな···俺は······俺は母さんに」
虎次「龍次」
龍次「あァ、優司君今の気持ちは十分分かるが、少し待っていてくれないかい?」
優司「え?······少し待つって」
龍次「全く心当たりが無いって訳でもないんだ、諦めるのはそれからにしてみないか?」
優司「は、はい···で、でもそれなら俺に」
ニーナ「いいから、アナタは一旦帰って身体を休めときなさい」
虎次「違ェだろ?ニーナ、身体は休めるんじゃねェ、鍛えとくんだ」
優司「え?」
虎次「見た目貧弱だけど、何かスポーツでもやってるのか?」
優司「サッカーを少し」
サラ「あら優也君と同じ···アナタ本当は」
優司「ぐ、偶然同じだった···だけ···です」
虎次「そォ言う事にしておくか、だがいいか?家に帰ったら子龍に教えて貰え」
優司「な、何をですか?」
虎次「ひ•と•の殺し方をだ」
優司「え?」
サラ「そ、ひ•と•の殺し方を確りと学んでおきなさいね?」
龍次「フフフ根を上げるなよ?子龍は厳しいぞ?」
優司「そ、そォでは無くて」
ニーナ「心の中も強くしておかないと、アナタが斃されちゃうわよ?」
優司「ニ、ニーナさんまで···皆さん何を言って······人殺しの···方法を教わるだなんて」
虎次「詳しい事は子龍に聞け、時間が足りねェかもしんねェんだ、早く帰って鍛えて貰え」
優司「あ、は、はい···分かりました」


「じゃァサラさんまた今度ね?」
サラ「えェまた···さてと、今日の夕食はァ······確か虎次がカリーで虎牙(こうが)が、麻婆豆腐だったからァ······ん?あらミーナじゃない、今帰り?」
美菜「ウフフまァそんな所かな?」
サラ「何笑って······えェ!!ミーナ!!な、何でここに?グラン•バルに行ったんじゃ······なかったの?」
美菜「ヤッパ皆知ってたんだ、ちょっとやり残した事を整理しにね?」
サラ「やり残しって······アンタ若しかして」
美菜「あら?久し振りに会ったけど、勘は鋭くなったんじゃない?」
サラ「そんな事どォだっていいから!!とにかく一度家に帰って優司君に」
美菜「ううん···家にはもォ戻るつもりは無いのよ」
サラ「じゃ優司君はどォすんのよ!!この間だって私達の所に来てミーナを探すって」
美菜「そっか······全部話しちゃったんだ」
サラ「あ······ゴメン」
美菜「ううん?悪いのは私だし」
サラ「もォ!!ちょっとでも時間ある?」
美菜「ん〜少しなら、でも虎兄(とらにい)には会いたく無いかも···龍兄にもね?」
サラ「ニーナにもでしょ!!私だけでいいから話しを聞かせなさいよね?」
美菜「まァそのつもりで会いに来たからさ、どっか入ろっか」

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