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『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 2章 第 6話

サラ「えェ!!ママったらそんな条件出して来たの?」
ニーナ「うん」
サラ「参ったなァ┄私の計画だと学校を途中で辞めて、日本へビュ~ンってだったのになァ」
ニーナ「見抜かれてたんだもん、後はやるしか無いって、私が教えてあげるから頑張ろ?」
サラ「ハア┄┄凄いプレッシャーだけど┄ねェニーナ?ママったらいつパパに話すのかなァ┄第一パパが駄目って言ったら行けないんじゃないの?」
ニーナ「そォねェ、言われて見れば┄何か考えでもあるのかしら」
ティム「お?2人共何やってんだ?」
ニーナ「ん?あァティムか、どォしたの?」
ティム「それがな?俺、卒業したら日本へ行くんだよ」
サラ「え!!ティムも!!」
ティム「も?ってどォ言う事だ?」
サラ「あ、ううん何でもない、旅行?」
ティム「あァ卒業旅行だ、でな?親父に話したらよォ、ニーナとサラが一緒なら行って良いって」
ニーナ「はァ?何で私達が出て来るの?」
ティム「まァ親父がな?確り者のニーナと、日本語が話せるサラが居れば安心だって」
サラ「あァ、それは納得行くわ」
ティム「じゃァそれで良いな?」
サラ「ん~~どォする?ニーナ」
ニーナ「そォねェ」
ティム「何だよ2人共、どォしても行きてェんだから協力してくれよ」
サラ「そォなんだけどさァ」
ニーナ「どんなプランなの?」
ティム「ん?あのな?東京の秋葉原でTVゲームを買って、日本を知るために京都に行く、そんで上手ェもん食いたいから大阪だ、この前菜智の買い物に一緒に行った時、菜智がたこ焼き買ってくれたんだ、マジ上手くてな?日本に行く次いでに本場のたこ焼きを食いたくてな?」
サラ「あァ、それで大阪って事ね?」
ニーナ「そォなの?」
サラ「うん、ママがたこ焼きの発祥は大阪だって言ってた」
ニーナ「そォなんだ」
サラ「ねェニーナ、ティムには話しておいた方が良くない?」
ニーナ「そォね?ティムなら助けになってくれるかもしれない、か」
ティム「何の話しだ?」
ニーナ「あのね?ティム、実は私達卒業したら日本へ行くのよ」
ティム「何だそォだったのか、なら丁度良かったわ」
ニーナ「違うのよ、私達の目的は旅行じゃなくて、仕事として行くの、つまり移住するって事」
ティム「はァ?何だよそりゃ、初耳だぞ?」
ニーナ「だってこれ知ってんの菜智だけだもん」
ティム「内緒で行くのか?」
ニーナ「ううん、時期を見て菜智が話してくれる」
ティム「何の仕事だよ」
ニーナ「ママと一緒」
ティム「┄┄┄┄┄┄┄」
ニーナ「分かるよ?何でモデルやるのに日本でって言いたいんでしょ?」
ティム「あァ」
ニーナ「確かにママはアメリカからモデルを始めたわ、でも高みを見たのは日本の事務所でなのよ、だから私はママと同じ事務所で高みを見たいの」
ティム「成る程な?ジョディーの言ってた通りだったぜ」
ニーナ「え?」
ティム「亡くなる少し前に俺だけ呼ばれてな?ジョディーが、ニーナがモデルをやりたいって言い出したら、どんな事があっても協力してくれって」
ニーナ「ママがそんな事」
ティム「で?俺はジョディーの遺言通り協力はしてやる、でもな?1番肝心な人を忘れてねェか?」
サラ「ん?誰?」
ニーナ「パパか」
ティム「あァ、幾ら菜智さんが協力してくれるって言ったって、今まで過剰過ぎる位大切に育てて来たんだぞ?生半可な説得で頷くとは思えねェけどな?」
ニーナ「た、確かに」
サラ「ママ大丈夫なのかなァ」
ニーナ「ティム、どォにかして?」
ティム「ったく┄┄お前なァ、俺は従妹であって彼氏じゃねェんだぞ?」
ニーナ「だァってェ
┄ティムしか頼める人居ないんだもん」
ティム「ハア┄┄これか、ジョディーの言ってた俺だけにはとことん甘いって言うのは」
ニーナ「お願い!!」
サラ「ねェティム?私からもお願い」
ティム「サラにまで言われちまうと┄┄わかったよ、でもこの話し親父に持ってくぞ?その方が勝手が良い」
サラ「でも、小父さんパパに話しちゃわない?」
ティム「安心しろ、親父はメッチャニーナ贔屓だから、それに親父と菜智さんが組んだ方が確実性が高くなる」
ニーナ「分かった、お願いね?ティム」
サラ「ありがとティム」


ニーナ「帰るよ?サラ」
サラ「今行く」
エミリー「2人共帰っちゃうの?」
サラ「そォだけど?」
ニーナ「エミリーは帰らないの?」
エミリー「今日イヴだよ?」
ニーナ「そォね?」
サラ「知ってるよ?」
エミリー「って┄2人共パートナーはどォしたの?」
サラ「え?┄┄ニーナ居るの?」
ニーナ「居る訳ないじゃない、サラは?」
サラ「私も」
エミリー「マジで!!何やってんのよ2人共」
ニーナ「別に興味無いからさ」
サラ「だねェ、私男居ないし」
マーティン「美女3人で何の話しだい?お待たせエミリー」
エミリー「ちょっとマーティン聞いてよ!!この2人ったらね?折角のイヴだって言うのに、パートナー用意してなかったんだって」
マーティン「成る程┄学校中の騒動はその所為だったのか」
サラ「騒動?」
ニーナ「私達が関係しているの?」
マーティン「関係所か君達の所為でって言った方が良かったね?」
ニーナ「どォ言う事?私何もしてないよ?」
サラ「わ、私だってしてないわよ!!最近は」
エミリー「マーティンどォしてなの?」
マーティン「2人共この学園のマドンナだぞ?それなのにこんな大切なイベントにパートナーを決めていないなんて、男共が黙っている訳無いだろ?中には付き合ってる彼女と別れてまで、君達にアタックしよォって奴まで居るんだから」
ニーナ「何それ」
サラ「アハハ馬鹿だねェ」
エミリー「それだけイヴは大切な日なのよ?」
ニーナ「別にイヴに何かしたからって、この先どォにかなる訳じゃないのに」
サラ「まァねェ、そォ思ってない男共が多いって事なんじゃない?この学校には」
マーティン「そォ言ってやるなよ、男に取って今日は一世一代の勝負の日なんだ、その相手が君達なら人生の全てを賭けてでも惜しくはないんだから」
ニーナ「そんな大袈裟な」
さ「まァそォ言ってくれると嬉しいけどね?」
エミリー「ヤッパこの2人位ずば抜けていると、感覚が私達と違うのかなァ」
マーティン「だろォな?それにその事を着せていないから余計に魅力的なんだよ」
エミリー「成る程、とにかく帰るんだったら気を付けてね?」
マーティン「そォだな?暴動が起こってる所もあるから」
サラ「マジで!!猛獣の住処を通り抜けて行くのか」
ニーナ「大丈夫だって、さ、帰りましょ?」
マーティン「とにかく気を付けてな?じゃァエミリー行こォぜ?」
エミリー「うん、じゃァね?2人共」
サラ・ニーナ「バァ~イ」
サラ「┄┄┄┄┄┄」
ニーナ「ん?どォかしたの?」
サラ「いやァ┄┄最近勉強ばっかだったじゃん?今日位は羽伸ばしても良いかなァって」
ニーナ「パートナーは居ないんでしょ?

サラ「うん、だから自分から選べば好きな所に行けるかなァって」
ニーナ「フフフ、サラらしわね?確かに相手が決めて来た所が必ずしも満足行く、とは限らないからね?」
サラ「ねェ、今日位良いでしょ?」
ニーナ「そォねェ、明日からまた頑張るって約束してくれて、尚且つ羽目を外さなければ」
サラ「うん、約束する」
ニーナ「そっか、じゃァ行こっか」
サラ「え!!ニーナも探すの?何か以外でビックリした」
ニーナ「私は帰るの、早く帰って日本語を勉強しなくっちゃ」
サラ「アハハ、ヤッパそォだよね?ニーナは」
ニーナ「早目に帰って来るんだよ?」
サラ「うん、ママには夜ご飯いらないって言っといて?」
ニーナ「分かった」

ニーナ「フゥ┄┄やっと追って来なくなったか┄本当に大変だわ、帰るだけなのに」
「お前なんかにニーナを渡すもんか!!」
ニーナ「はい?┄今私の名前が出て来た?」
「お前とニーナが釣り合うとでも思ってんのかよ!!自分の顔鏡で見ろよ!!」
「何だと!!お前の方が釣り合わないじゃないか!!」
「フッ、笑わせてくれるなボブ、ニーナは俺の試合を見に来てくれて、熱い声援を掛けてくれたんだ、そのお陰で難敵であったニューオーリンズ校に勝つ事が出来た、お前の方はどォなんだ?見にも来てくれず、惨敗記録更新と来たもんだ、ニーナは分かってたんだよ、勝ちのある試合はどっちかつわてな?」
ボブ「グッ┄┄そ、それは、ニーナは従兄のティムの応援に行ったんじゃないかよ」
デイビット「大体よォ、良く考えてみろよな?白人のニーナが黒人のお前なんか相手にする訳無いだろォが」
「うわァ!!デイビット、それ言っちゃ拙いだろォ」
「今の言い過ぎ、ボブ可哀想」
「確かに、差別は行けねェな?」
「アイツヤバいんじゃないか?」
デイビット「あ、そ、そォだな?今のはちょっと」
に「ちょ┄ゴメン空けて?┄┄ん~しょ┄┄フゥ、やっと出れた」
デイビット「ニ、ニーナ!!」
「うわァ┄ヤベェ所に来たんじゃね?」
「絶対今の聞いてたよな?」
ニーナ「ハァ~イフレディー」
ボブ「ニーナ」
ニーナ「┄┄ちょっと!!何て事言うのよデイビット!!フレディーが黒人だからって何?変な事言わないでくれる!!悪いけど私は一度だって黒人が嫌だなんて言った事無いけど?それって差別よね?」
「うわァ┄┄ニーナマジでキレてる」
ニーナ「人の名前出して出鱈目な事言わないでくれる?凄く迷惑だから」
デイビット「そ、そォ言うつもりで言った訳じゃ」
ニーナ「残念だわ?アナタがそんな事言う人だとは思ってなかったから、私はね?言葉も含めて暴力を振るう人は好きじゃないのよ」
「はいデイビット終わり~」
デイビット「そ、それならボブだって!!ほらここ!!」
ニーナ「あのね?私は今、アナタの心配をしているのよ?」
デイビット「え?」
ニーナ「この学校って結構ワイルドな黒人が多いけど、いつまでもここに居てて良いのかしら?早く退散した方が良いと思うけど?」
デイビット「あ、そ、それは┄┄ちょどいてくれ!!」
「アハハ、見ろよあの慌て振り」
「ダサ~イ」
ニーナ「さァショーは終わりよ?皆帰ってね?HappyXmas」
「さてと、んじゃ帰るかな?」
「飯食いに行かねェか?」
「えェ~男同士でかよ、何で今日に限って」
「どォせお前にパートナーは居ないだろ?」
「お前だって居ないじゃねェか」
「なら私が一緒に行ってあげる」
「お?良いねェ、じゃァ行こォぜ?」
スタスタスタスタ
ボブ「┄┄┄┄┄┄」
ニーナ「フレディーあのね?さっきもデイビットに言ったけど、私暴力を振るう人は嫌いなの、何でも暴力で解決するって考えはとてもじゃないけど理解が出来ない、人としてどォかしているわ?」
ボブ「すまない」
ニーナ「それに白人だからとか、黒人だからとかで差別する人はもっと嫌い!!もォ人とでも無いわね?」
ボブ「こんな事をするつもりはなかったんだよ」
ニーナ「アナタはスポーツマンなのよ?暴力は駄目!!暴力では何も解決しない、残るのは憎しみだけだから」
ボブ「あァ┄そォだよな?ニーナの言う通りだ、反省している」
ニーナ「そ、分かってくれれば良かった、それじゃァ今日は私をどこに連れてってくれるのかしら?」
ボブ「え?どこって」
ニーナ「折角のイヴなんだから、美味しいものが食べたいわねェ」
ボブ「ま、任せてくれ!!」

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