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『小説』永遠に宇宙に 完結編 ∼さよならからの始まり 絆は永遠に∼二章ノ2 開戦 第11話

グラン「ほォ···ポプラに回復して貰ったのか地球人、だがお前に用は無い用があるのはポプラお前だ!!」
ポプラ「何で私達を裏切ったの!!」
グラン「裏切りではない、俺は初めからデウス軍の戦士だ、いやだったと言うべきだな?今は」
ポプラ「どォ言う事?」
グラン「吸収されるお前は知る必要は無い、その前に邪魔なコイツを」
真「うらァ!!」
ザシュ!!
グラン「グ···ゴミが···俺の核を」
ドカッ!!···ズザザザザ!!
真「イグァ!!ガハガハゲホ!!」
香瑠羅「キンタ!!」
グラン「ゴミの分際で良くも俺の核を破壊してくれたな!!」
ブォワ!!···ガキィ!!
香瑠羅「ウグッ···お、重い」
真「か、香瑠羅!!」
グラン「先に死ぬか?···そォ言えばお前眼鏡を外したら強くなってたな?」
ガチッ···カラン
真「あァ!!眼鏡外しやがった!!」
ポプラ「眼鏡に何かあるのですか?」
真「は、離れた方がいい!!アイツ眼鏡が外れると見境無くなるんだ」
シュババ!!ザシュ!!ザシュ!!
グラン「グォ!!···フフフ矢張り強くなるな?」
香瑠羅「だけじゃねェよ!!」
シュッ、ザザ斬!!
グラン「速い···が、速いだけだ」
キン!!ザシュザシュ!!
グラン「フ、フフフフフ」
香瑠羅「何が可笑しいんだよ!!」
キン!!キキキン!!キン!!
グラン「無駄だ、お前では俺に勝てない」
香瑠羅「あァ?巫山戯んな!!どォ見たって私の方が強いじゃねェか!!」
キン!!斬!!斬!!
グラン「そォだな?スピードも力もまだお前が上だ」
香瑠羅「当たり前だ!!それで何でテメェに勝てねェ事があんだよ!!」
ザシュ!!
香瑠羅「グハァ!!」
真「香瑠羅!!」
香瑠羅「煩ェ黙ってろキンタ!!こんなの掠り傷だ!!」
真「違うんだ!!そいつまだもォ1個核があんだよ!!」
香瑠羅「だから何だってんだ!!」
真「核を斬らなきゃそいつは斃せねェって言ってんだよ!!」
香瑠羅「核?」
グラン「無駄だ、お前に私の核の位置を知る事は出来ん」
真「左脇だ!!そいつの核は左脇にある!!」
グラン「チッアイツには見えているのか」
香瑠羅「はっ!!核の場所さえ分かれば」
ザクッ!!
グラン「分かれば何だって?」
香瑠羅「ガハッ!!」
ボタボタボタボタ
真「香瑠羅ァ!!」
ポプラ「香瑠羅ちゃん!!」
香瑠羅「う、煩ェって···お、お前ら」
真「クソォ!!」
ドスッ、ズブブ!!
グラン「き、貴様またお、俺の核を」
真「どォだァ!!お前の核を2つも斬ってやったぞ!!これてお前は!!」
ドカッ!!ザシュ!!
真「グァ!!······え?、な、何で?」
グラン「クソッ、このゴキブリが!!俺の核は3つあるんだよ!!お前は速攻で殺してやる!!」
香瑠羅「キ、キンタ」
ガハッ···ザシュ!!
真「え?か、香羅羅?」
香瑠羅「グッ···ガハッ···ったく、テメェは」
グラン「ハハハ殺す順番が変わってしまったな?」
真「て、テメェ!!絶対にぶっ殺してやる!!」
グラン「アハハハハ無駄だ、不意を突かれて貴様如きに核を2つも失ったが、対面していれば貴様の様な雑魚は」
美奈「じゃァ私が相手してあげよっか?」
ポプラ「ミーナ!!」
グラン「···············」
美奈「どォしたの?急に黙り込んじゃって」
グラン(拙いな···調子に乗りすぎて美奈の接近に全く気付かなかった、今のレベルでは瞬殺されてしまう···あの地球人の女は無理か、ゴミは要らないし)
美奈「黙ってんなら斃しちゃうぞ?」
グラン(参った···矢張り地球人2人の吸収はリスクが高い、それに美奈が大人しくしているとも思えない、ここは)
シュ、シュパッザシュ!!
グラン「グッ」
美奈「逃がす訳無いじゃん、それに上手く核を避けたね?」
グラン「お、お前にも見えていたのか」
美奈「も?···ん?···へェあの子力は全く無いのに核は見えてるんだ」
グラン「話しを聞く気は」
美奈「ここまでやっといて聞くと思ってんの?」
グラン「い、いや無いな?······仕方ない降伏するか」
美奈「あら、随分潔いのね?」
グラン「当然だ、核を2つも失った今お前に勝てる確率はゼロだ、逃げても追いつかれると分かっているのなら降伏するしか無いだろ?」
美奈「良く理解しているじゃない、もっと悪足掻きをすると思ってたわよ?」
グラン「お前の性格は分かっている、無駄な努力をするくらいなら···フフフ成程、俺がこんな事を言うなんて豹牙の思念が残っていたか」
美奈「そォみたいね?だからと言って情けなんか掛けないけど?」
グラン「どォせ核の位置は知られているんだ、好きにしろ」
美奈「それじゃァ行くわよ?」
グラン「一思いに殺ってくれ」
美奈「アナタに時間を与えてしまうと絶対に」
シュッ
美奈「しまった!!ポプラ!!」
ポプラ「え?」
ザシュ!!···シュパパパパパ
ポプラ「ガ、ガハッ!!」
真「ポプラちゃん!!」
美奈「チィッ」
真「あの野郎!!逃げやがって!!」
シッタッ
美奈「あちゃャ···ゴメンポプラ、油断しちゃった」
ポプラ「わ、私は···い、いいから······グラン」
美奈「無理ね?もォ追いつけないわ?」
ポプラ「ゴ、ゴメンなさい···私···が邪魔···に」
美奈「判断ミスだったわァ、てっきりあの子を吸収すると思ってたから」
ポプラ「か、香瑠羅ちゃん···を」
美奈「まァね?でも大丈夫もォあ•の•子•も駄目だから」
ポプラ「そ、そォでした···か、美奈さん···私」
美奈「お疲れポプラ、ゆっくり休みなさい」
ポプラ「ま、まだ···美奈さん···に」
美奈「ん?何かあるの?」
ポプラ「わ、私···の核······を、美奈···さんに」
香瑠羅「だ、駄目だ!!そんな事したら···パラサイターに、ガハッ!!···ゆ、優ニャン···が」
真「香瑠羅大丈夫か!!」
香瑠羅「う、煩い···キンタ···さ、触んな···妊娠···する、それより···美奈さん···を止めろ」
真「む、無理だよ俺じゃ」
香瑠羅「無理···でもやれ!!優ニャン···の為だ」
真「クソ!!何でお前まで俺を庇って」
香瑠羅「ほ、本当だ···よ、わ、私···までキンタ菌に···か、感染······でも···これで···亜利愛に」
フッ
真「おい!!香瑠羅ァ〜〜〜!!」
美奈「·········で?これをどォすんの?」
ポプラ「む、胸に···押し当て」
フッ
美奈「そっか、ありがとポプラ···後は私に任せときなさい」
真「ちょ!!それは止めて下さい!!」

獅牙「怨皇···いや玄庵」
怨皇「な!!······その事を知っていたのか」
獅牙「サザンから聞いた」
怨皇「そォか、発信元はバルだな?···すまないが私は」
獅牙「分かっているさ、なァ玄庵俺の目的はグランを消す事だけだ、お前の行動に口を出すつもりも邪魔をする気も無い」
怨皇「私がお前の代わりにグランを消せと言うのか?」
獅牙「あァ」
怨皇「今の私では無理だな?それに」
獅牙「それに何だ?」
怨皇「······他の者に聞かれたくは無い、耳をかせ」
獅牙「他のって···誰も居ないが、まァいいか」
スッ
怨皇「ブツブツブツ···············」
獅牙「フ、フフフそォだったのか、アハハハハそんな絡繰りが···成程な?初めから俺は捨て駒だったと言う訳か、フフフOKだ玄庵プレゼントだ俺の核をくれてやる、その代わり必ず目的を果たせ!!」
グボン!!


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