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『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 2章 第18話

ニーナ「┄┄またあの時と同じ夢、でもピラミッド┄祭壇って言ってたっけか、transparent┄透明の光るクリスタルって、サラが言ってた┄┄確かに草原の真ん中にあるわ、あれ?クリスタルの所に誰か居る」
スゥ~~~~
ニーナ(柱に祈りを捧げてる)
パァ~~~ッ
ニーナ「柱が光出した!!」
ボワァ~~~
ニーナ「は、柱から白いローブを着た男の人が」
ニーナ(光り輝く剣を手渡した┄どこに行くのかしら)
スゥ~~~~
ニーナ(着いて行くか)
スゥ~~~~
ニーナ「ん?止まっ┄黒いローブ!!剣を持ってる┄┄まさか」
ダダダダダガキィ!!ギキン!!キンキン!!
ニーナ「遊びじゃない┄真剣に殺し合いをしている」
ガキィン!!ギキィン!!ザシュッ!!┄ドサッ
ニーナ(嘘!!┄黒い人が真っ二つに)
スタスタスタ┄グニュ┄グニュニュ
ニーナ「え!!身体が元に戻って行く!!」
クニュニュニュニュッ┄┄ダダダダダ
ニーナ「白い服の人は気付いてない!!」
ダダダ┄┄斬!!
ニーナ「あ┄白い人が┄┄え?身体の中から沢山の光が」
サラサラサァ~~~
ニーナ「き、消えちゃった」
『ニーナ』
ニーナ「え?今の声┄┄ドラゴ?┄┄こっちから聞こえた気が」
スゥ~~~~┄┄┄┄┄
ニーナ「こっちって確かルビー色のクリスタルが」
スゥ~~~~
ニーナ「あ!!柱が光ってる!!」
ボワッボワァ┄ボワッ
ニーナ(赤いローブを着た人が3人┄剣は赤)
タタタタタ
『ニーナ』
ビカッ!!
ニーナ「ま、眩しい!!」
「┄┄だ┄┄┄┄┄も」
「って┄┄┄┄い┄┄よ」
ニーナ(誰かの話し声┄┄先の赤いローブの人?┄┄少し見える様になって来た)
ザッザッザッ
ニーナ「黒いローブの人┄と光の球?┄┄浮いてる」
スゥ~~~~
ニーナ「何であの辺りだけ何も無いの?それに何か光ってるし」
スゥ~~~~
ニーナ「わ!!この光の中暖かい、それに何か落ち着く」
ニーナ(黒いローブの人、光の球に何か話し掛けてる)
ザッザッザッブワァ~ン┄ボワァ~ン
ニーナ「光の中に入ったら服の色が青に変わった!!それに光の球が人になっちゃった」
「ねェ、本当にこの儘で良いの?」
「仕方ないだろ?まだ敵と見定める訳には」
「でもアイツは敵だと思ったから、あれの浄化に行ったんだろ?」
「仲間なんだから、アイツなんて言うなよ」
「僕はまだ仲間だなんて」
「でも自分の身を顧みずに行ったあの行動、それは認めてるんだろ?」
「まァ┄┄┄少しは」
「あれが若し奴の仕業でなかったら?」
「そォだけど」
「それを確かめる為に近付いたってのもあるんだ、それに今の俺達の力より奴の方が上だ、まだこの身体にも馴染めていない、今はまだ様子を見るしかないだろ?」
「大変だねェ」
「仕方ないさ、消滅するよりはましだ」
「まァね」
ニーナ(何の話しだかさっぱりだわ)
「さて、これ以上俺達の話しを聞かれる訳には行かない」
「だね?姿は見えないけど居るんだろ?」
ニーナ(え?┄┄私の事?)
「あの辺りか」
ニーナ(あ、やっぱり私の事だ)
「良いかい?良く聞くんだニーナ」
ニーナ「え!!私の名前」
「今みたいに空ではなく、地に足を付けてこの地へ来たのなら、絶対に気を抜んじゃないぞ?」
「そォそォ、君は大切な存在なんだからさ、無理しちゃ駄目なんだぞ?」
ニーナ(何を言ってるの?って言うか、あの青いローブの人って┄┄何でこんな所に?)
「さァ時間だ、俺が言った事忘れんじゃないぞ?」
「だね?それを忘れたら、終わりだから」
ニーナ(ちょ┄な、何を言って)
「時間だ」
ビカッ!!
ニーナ「ま、眩しい!!」


蘭「さァ、この扉を一歩入れば夢へのスタートよ?」
ニーナ・サラ「はい!!」
蘭「うん、2人共良い返事だわ?」
ガチャガチャ、ギィ~~
蘭「キャァ~~!!久し振りィ麗美!!」
麗美「ウフフ、久し振り蘭、元気そォね?」
蘭「当然!!それが私だもん」
麗美「そっか┄連れて来たのね?」
蘭「うん、2人共入りなさい」
サラ「失礼します┄わァ」
サラ(凄い綺麗な人)
蘭「ん?どォしたの?」
サラ「あ、いえ┄┄サ、サラです」
麗美「麗美よ?あなたが菜智の┄うん、どことなく似ているわね?」
蘭「でしょ?でもハーフになって色々レベルアップしてるでしょ?」
麗美「まァ見た目はね?、で?」
ニーナ「妹のニーナです」
麗美「妹?┄┄あ、そォだったわね?ってか驚いたわ┄容姿だけでなく声や仕草、話し方や肝の座り方までそっくりじゃない」
蘭「でしょ?丸で生き写しだよね?」
麗美「えェ┄┄それじゃ早速だけど、2人共私と同じ立ち方をしてくれる?」
蘭「さァ、やってみなさい?」
サラ「こ、こォですか?」
麗美「違う!!右足は横で、左足は真っ直ぐを意識する!!」
サラ「は、はい!!」
麗美「2人共その儘キープ!!背筋を伸ばして、腹筋とお尻に力を入れる!!」
サラ・ニーナ「は、はい!!」
麗美「ニーナ、ちょっと触るわよ?」
ニーナ「え?お、お尻?」
ギュゥッ
ニーナ「キャァ!!」
麗美「そォ!!この感じを意識して!!」
ニーナ「は、はい!!」
麗美「見た目は完成されていても中身は駄目、身体を支える筋力が足りないわ?」
ニーナ「す、すみません」
麗美「次はサラ」
サラ「は、はい!!」
サスリサスリ┄ギュッ┄┄サスリサスリ
麗美「┄┄┄┄┄┄」
サラ「あ、あのォ」
麗美「サラ?」
サラ「は、はい!!」
麗美「あなた何かスポーツはやってたの?」
サラ「い、いえ┄運動は苦手で」
麗美「┄┄┄ハァ┄そォ言う事か」
サラ「え?」
麗美「2人共楽にして良いわよ?」
蘭「どォ?」
麗美「ニーナは少し手古摺りそォね?筋力は一夕一朝で身に付くものじゃないし、変なトレーニングは必要無い所に付けてしまうから」
蘭「そっか、努力よ?ニーナ」
ニーナ「はい」
蘭「じゃサラは直ぐデビュー出来そォね?」
麗美「そォでもないわよ?全くの素人なんですから、それに運動が苦手となると、今の筋肉は落ちるだけ」
蘭「そっか」
麗美「サラ!!」
サラ「は、はい!!」
麗美「あなたの目指す所は?」
サラ「ニーナと一緒に、ジョディーさんが見た景色を┄同じ高みを見る事です!!」
麗美「まァ┄高みは行く所で見るものとは違うけど」
サラ「あ、すいません」
麗美「だったら一つ忠告しておく、その夢を叶えたいのなら、男遊びは控えなさい?」
サラ「え!!」
蘭「ん?男遊びって?」
サラ「は、はい!!気を付けます!!」
サラ(ってか┄何でバレたんだろ)
蘭「ねェ麗美?」
麗美「ん?┄あァ、あのね?恐らく日本に来る前だけど、サラは運動が苦手、半分は日本人の血を受け継いでいる、なのに確りと締まった筋力を身に付けている、アスリート並のね?」
蘭「うん、それで?」
麗美「分からない?」
蘭「┄┄┄あ!!ちょっとサラ!!」
サラ「ごめんなさい!!もォしません!!」
麗美「まァ年頃なんだから、全くとは言わないわよ?でも男とのトラブルでこの世界を去った人は沢山居る」
サラ「はい┄┄」
麗美「フフ素直な子ね?でも目標の為なのよ?」
サラ「はい!!これからは正しい運動で維持します!!」
麗美「うん、その意気だわ?」
蘭「今日はもォこれで終わり?」
麗美「そォね?大体分かったから、後は帰ってからプランを考えるわ?」
蘭「じゃァ久し振りに正(まさ)さんの所に行こォよ」
麗美「良いわねェ、でも2人は生物食べれるの?」
サラ「大丈夫です」
ニーナ「私も平気です」
麗美「梶さんはどォする?」
蘭「忙しくて暇が無いってボヤいてたわよ?」
麗美「そっか、じゃァ4人で行きますか」


「準備は整ったわ?後は計画通りに進めば問題なしね?」
「本当に大丈夫なのかい?ちゃんと捕獲は出来るの?」
「信じるかないでしょ?」
「アイツはあの儘?」
「まァね?何か企みがあるのは分かってる、上手く隠しているけど」
(フフフ尻尾は出しませんよ?)
「僕はどォするの?」
「3人のサポートをお願い、私は戻るから」
「何かあるの?」
「分からない┄ただ何となく嫌な気がする」
「嫌な気?」
「えェ、計画を含めて、全てが終わってしまいそォな」
「それは困る」
「でしょ?」
「所でエアリスにはどォやって戻るの?」
「今の所は┄┄可能性は低いけど、私とサンの力で柱をつくれば」
「それってメッチャ確率低いじゃん」「言ったでしょ?今の所はって」
「あァ~~あ、楽しみにしてたのになァ」

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