『小説』永遠に宇宙に～さよならは言わない～ 第52話

美菜「送って頂いてありがとォ御座いました」
刑事「礼を言うのは我々の方だよ、君のお陰で色々と知る事が出来たのだから」
美菜「私は当然の事をしただけですから」
刑事「ありがとォ、君の父親達が調べた事は貴重な証拠になる、本当に感謝する、勿論君にもだ」
美菜「特別な事何てしていませんから」
刑事「そォか、それと崎谷加奈さんはまだ手術中だと言っていたよ」
美菜「分かりました、では失礼します」
タタタタﾀﾀﾀﾀﾀ┄┄┄┄
「彼女は本当に強い子ですね？」
「あァ┄我々は彼女の為にも、確りと遣るべき事を遣らねばな？」
「矢張り村雨は」
「それを決めるのは我々では無い、我々は村雨をその舞台へと導くまでだ」
「はい」
タタタタタタタ
美菜「小父様!!小母様!!」
浩士「美菜ちゃん!!聞いたよ、今まで警察署に居たんだってな？」
早苗「美菜さんは無事だったのですね？」
美菜「はい、加奈が助けてくれたので」
浩士「良かったよ、刺されたのが美菜ちゃんでなくて」
美菜「そんな!!本当なら私が」
浩士「良いんだ、若し刺されたのが美菜ちゃんであったのなら、私達は生きて行く事が出来なかった」
美菜「そんな事言わないで下さい!!」
浩士「司氏に会社を救われたと言うのに、美菜に何かあったら┄私達は人として表を歩く事は出来ない、加奈は本当に良くやってくれたよ」
美菜「ｸﾞｽｯ┄┄お願いですから┄ｸﾞｽｯ┄そんな事言わないで下さい」
早苗「美菜さん┄これで良かったのですから私達は加奈に救われたのです┄┄ｳｩ┄┄」
美菜「小母様ァ┄┄」
優也「ラ、ランプが!!」
ガァ～～～
早苗「先生!!加奈は!!」
医師「一命は取り留めまてはいますが、未だ危険な状態である事に変わりはありません、刺されてから処置までの時間が掛かり過ぎていましたので、ですからここ数日が山場だと言う事を、頭に入れて置いて下さい」
浩士「そォですか┄ありがとォ御座います」
ガァ～～～～ッガラガラガラガラ
優也「加奈!!」
ダダダ
早苗「加奈さん!!加奈さん!!」
「お母さん落ち着いて下さい、お嬢さんはまだ麻酔が効いて眠っていますから、これから特別室へ移動しますので、一緒に来て下さい」

早苗「美菜さん？加奈さんの傍に居てあげて下さい」
美菜「はい、ありがとォ小母様」
浩士「我々は少し外すから、優也君、ちょっと良いかい？」
優也「はい、悪いな？屋中、外すよ」
美菜「うん」
ｽﾀｽﾀｽﾀｶﾞﾗﾗ┄┄ピシャ
美菜「加奈┄┄┄┄」
ｽｯ┄ｷﾞｭｯ
美菜「加奈の手┄温かい┄ゴメンね？私がもっと確りしていればこんな事にはならなかったのに」
ｷﾞｭｯ
美菜「あんな奴さっさと┄┄」
『┄┄┄大丈夫だから』
美菜「┄┄┄加奈？」
『┄┄┄ミーナ┄┄┄3人で┄┄┄同時に┄┄┄┄┄柱』
ｽｯ、ﾋﾟﾄｯ
美菜「加奈？私に何を伝えたいの？加奈は何を知っているの？どんな事を背負っているの？御祖母さんが言ってたんだよ？加奈は大きな宿命を背負っているから、いつも傍に居て見守ってて欲しいって┄何で私には話してくれないの？アナタは一体┄誰なの？」
ﾊﾟｧ～～～～～～ｯ
美菜「え!!あ、頭の中に映像が」
ﾌｯ
美菜「ここどこ？┄┄地球でもグラン・バルでもない」
バル※ソルにい※
美菜（ソル兄さん？）
バル※アシュリー┄私はねェ※
美菜（この人加奈に似てる）
バル※じゃァ行くわよ？※
美菜（エメラルドグリーンの星から、光る球が3つ┄┄え？バルって┄┄若しかして今の加奈の記憶？じゃァ加奈がバルで、後の2人はグランとサン┄┄何で加奈が）

           永遠に宇宙に  美菜編  完