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『小説』永遠に宇宙に 完結編 ∼さよならからの始まり 絆は永遠に∼一章ノ3 集合 第 5話

爽「やァ優司君、やっと来たね?」
優司「待たせた、だがこちらは準備万端だ」
爽「うん、確かに9人揃えて来たみたいだね?でも僕が指定した人間は1人として居ないけど?」
優司「そ、それは」
爽「ミーナは約束は必ず守るが、息子の君は約束すら真面に守る事は出来ないんだね?」
優司「こ、これには訳が······しゅ、獅牙さん」
獅牙「ん?俺は父に頼まれたから協力すると」
虎牙「まァ俺達も似た様なもんスよね?」
龍牙「あァ」
香瑠羅「私は龍ニャンに頼まれたから来たニャン」
亜利愛「同意」
優司「そ、そんなァ」
真「俺ァ···大丈るら優りィ···俺らお前のらめ···に······気持り悪いれすれど」
爽「珍客も居るみたいだけど、こんなメンバーで本当に母を助けられるとでも思っているのかい?」
優司「あァ思っているよ!!彼等は爽の指定した人達よりも遥かに強いから!!」
太陽「おォ···言い切ってくれたねェ」
獅牙「あァ、清々しいな?」
亜利愛「同感」
香瑠羅「ニャン♫」
真「ら!!」
爽「分かったよ······ん?君の指輪」
有衣「え?私の?···あ、こ、これは」
爽「見せてご覧?」
有衣「は、はい」
爽「ふゥ〜ん···さっきから黙ってるけど、少しずつ開眼しているね?」
有衣「···············」
虎牙「開眼?何だそれ」
爽「君名前は?」
有衣「大手町有衣です」
爽「大手町って······あの2人の子供か、じゃァ有衣ちゃん僕に全員を紹介がてら教えてくれるかい?」
有衣「教えるって?」
爽「分かってるだろ?君には見えている筈だ、彼等の力の数値がね?」
有衣「力の数値って······この端に見えてたのってそォ言う事だったんだ」
爽「恐らくだけど僕の数値は70辺りだと思っている、そんな感じで見える数値を言ってくれ」
有衣「は、はい」
獅牙「ウィザーダがそんなに低い訳が無いだろォが」
爽「ん?何か言ったかい?」
獅牙「いいや?何でもない、有衣ちゃん俺からでいいよ?」
有衣「はい、じゃ···獅牙さんから···神楽獅牙さんで、子龍さんと凰華(おうか)さんの子供ので数値はァ···82」
爽「うん、それでいいから続けて?」
有衣「はい、鷹村龍牙さんで龍次さんとニーナさんの子供で、数値は91」
獅牙「へェ···俺より可也上だなァ」
龍牙「実力っスよ?」
獅牙「フフフ、分かっているよ」
有衣「同じく鷹村虎牙さんで、虎次さんとサラさんの子供で、数値は80」
虎牙「ん〜納得出来ねェ数値だが、龍牙さんと比べりゃァそんなもんか」
有衣「大手町太陽で私の兄です、父は亀太郎で母は楓です、数値はァ···69です」
爽「ハッハッハ君があの時の、まァいいか力はヴェダ並だな」
有衣「彼女は峰香瑠羅ちゃんで、数値はァ······50?なんだ」
爽「低いな?」
香瑠羅「まァ今はそんなもんニャン」
爽「今は?」
香瑠羅「いいからいいから、次行くニャン」
有衣「うん、次は御鏡亜利愛ちゃんで数値は84です」
虎牙「おォ!!現在NO2じゃねェか」
亜利愛「当然」
有衣「それで優司君は」
爽「紹介は要らないよ?数値だけでいい」
有衣「はい、数値は62です」
獅牙「うん、良くそこまであげたね?優司君」
優司「ですがこれでは」
獅牙「父から話しを聞いていてね?正直君は足手纏だと思っていたんだ」
優司「矢っ張り···俺もそォ思っていました」
獅牙「でも今は十分な戦力になっているよ?」
優司「ありがとォ御座います」
爽「君の数値は?」
有衣「私の数値は54です」
香瑠羅「有衣ニャン凄いじゃん!!もっと低いかと思ってたニャン」
有衣「そ、そォだったんだ」
爽「そォだね?僕も思ってたよ、で?あそこで寝ているポンコツは何だい?」
有衣「あ、あの人はァ」
真「おい!!黙って聞いてりゃァ!!······ハァ···気持ち悪ィ」
龍牙「お?どォやら酒が抜けて来たみたいだな?」
真「そォっスね?こっち来てから大分楽になったっス」
獅牙「指輪のお陰だよ、この指輪は少しの治療が出来るんだ、体調不良程度なら直ぐに治ってしまうよ」
優司「そんな事まで出来たんだ」
爽「で?君は何者何だい?」
真「俺ァ天下無敵の!!」
虎牙「煩ェキンタ!!静かに言え馬鹿!!」
真「ウ、ウッス」
爽「キンタ?」
有衣「下の名前がァ···あれ?ま•だったっけ?」
爽「ま?」
龍牙「アハハハハ」
太陽「フフフ」
爽「キンタまって······それヤバくない?」
真「ヤベェだろ!!どォ考えたって!!女子はそんな事言っちゃ駄目!!」
爽「君って···セクハラじゃん」
真「違ァ〜う!!」
香瑠羅「そォ!!セクハラ男ニャン、近付いたら妊娠するニャン」
爽「そ、それは」
スササッ
真「離れんなお前!!男は妊娠しねェから!!すんのは女子だけ!!」
優司「お、おいキンタ」
香瑠羅「み、認めちゃったニャン」
真「あ······違!!」
有衣「ヤッパ私」
真「妊娠してねェよ?絶対してねェかんな?」
爽「まァいいや、それで?向こォでの事は話しているのかい?」
獅牙「簡単に」
爽「もォ···適当な所は子龍そっくりじゃないか」
獅牙「ハハハ遺伝だ、気にするなって」
太陽「2人は知り合いだったのか?」
獅牙「いや?父から話しは聞いていたが初対面だ」
爽「話しを進めるよ?」
太陽「あ、あァ」
爽「君達にやって貰うミッションは3つ」
優司「ん?戦争を終わらせる事って聞いたが?」
爽「それは結果出来たらいいかな?って言ったよね?」
獅牙「そォだったっけか?」
爽「もォいい、僕がちゃんと話すから聞いてくれ、君達がやる事は先ずミーナの守護と護衛」
優司「護衛だけじゃなく守護もなんだ」
爽「次は加奈、向こォではバルと言うひ•と•をミーナ同様護衛と守護で、この2つは必ず成功させて貰う」
香瑠羅「強制ニャン」
龍牙「最後の一つは?」
爽「これが思ったより厄介でね?実はサザンの妻であるヨキの妹と次男はある人物に操られているんだ」
香瑠羅「じゃァそいつを探して斃すニャン?」
爽「まァそォなんだけどね?ヨキの守護と捜索をして欲しいんだ」
香瑠羅「見付けるだけニャン?」
爽「それはヨキに確認してからにしてくれよ」
香瑠羅「分かったニャン」

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