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『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 2章 第 7話

ニーナ「だだいま┄あらサラ帰ってたんだ」
サラ「まァね?食べる物食べて直ぐ帰って来ちゃった」
ニーナ「誰と一緒だったの?」
サラ「ルークよ?ニーナは?」
ニーナ「私はフレディーと」
サラ「ねェ┄ボブの気持ち知ってるんでしょ?なのに何でフレディーだなんて言うのよ、ボブを男として見ていないって事?それじゃあんまり」
ニーナ「本当にそォ思ってるの?」
サラ「そっか┄┄成程ね?ニーナもボブが好き、でもニーナには日本に行くと言う大きな夢がある┄┄あァ、日本を意識したのって随分前だったのね?」
ニーナ「分かった?」
サラ「えェ、ボブからフレディーに変わったあの時┄それにしても12歳からだなんて、随分早かったのね?」
ニーナ「そォ?モデルを意識したのは4歳からよ?」
サラ「それはそれは、で?ボブとは楽しめたの?」
ニーナ「それがさ?どこで情報を入手したのか分からないけど、私が今日本の事を色々と体験しているのを知っててね?お寿司とお蕎麦を食べて来たわ」
サラ「ん?ニーナって生物も行けたの?」
ニーナ「そォ思ってた、でもあんな物を平気で食べられる日本人の味覚は疑いしか無いわ?」
サラ「ん?┄┄┄あ、若しかして花屋通りの角にあるJAPAN-OSUSHIに行ったとか?」
ニーナ「サラも知ってたんだ」
サラ「ママと1回だけ行った、でもあそこの物はどれ1つとしてお寿司と呼べる物は無かった」
ニーナ「そォなの?」
サラ「えェ、本来お寿司とはね?甘酢で整えたライスの上に新鮮な魚介類を乗せて、ソイソースとWASABIで食べる物、ママが言うにはitamaeになるには何年も修行が必要なんだって」
ニーナ「そォなんだ」
サラ「あんなYouTubeを見ただけで簡単に作れる代物じゃ無いのよ、あんなんで人気があるなんて┄アメリカ人の舌の方が疑問だわ」
ニーナ「サラは本物のお寿司を食べた事あるの?」
サラ「あるわよ?ハリウッドにね?本場のお寿司を提供しているお店があるのよ、そこのitamaeは生粋の日本人でね?ライスや食材だけでなく、調味料まで全て日本の物を輸入しているんだ、当然itamaeも日本人、本当に美味しかった、でもそれよりも嬉しかったのは、ママのあんなに喜んでいる顔を見たのは初めてだった」
ニーナ「ハリウッド┄┄」
サラ「そ、お店の名前は大江戸鮨・鮮(せん)」
ニーナ「全く┄どォせ情報を仕入れているんだったらそこのお店にしてくれれば良かったのに」
サラ「そォね?でもそこじゃなくて良かったと思っているわよ?」
ニーナ「どォして?本物のお寿司なんでしょ?」
サラ「えェ、itamaeも味も一級品、当然値段もよ?」
ニーナ「成る程、それじゃフレディーは無理ね?」
サラ「そォ言う事、パパみたいにお金持ちだけが行ける場所┄あ!そォだ!!」
ニーナ「うん!!明日のXmas、皆で行こォよ、パパなら絶対OKしてくれるから」
サラ「う~~!!久し振りに本物のお寿司が食べられる」
ガチャ
ダニエル「ん?何だ2人共居たのか、今日はEVEだぞ?」
サラ「そォね?でも健全に食事だけで済ませてくれる若者は最近見当たらなくてね?食後のデザートが目的なのよ」
ニーナ「フレディーは違うわよ?」
サラ「そォね?奥手なのか真面目なのか」
ニーナ「当然真面目なの!!」
サラ「あららムキになっちゃって、ニーナの方が肉食だったとは」
ニーナ「ちょ!!何言って」
菜智「ウフフ、ニーナの新しい一面が見れたって事ね?」
ニーナ「もォ!!菜智まで!!」
菜智「で?ダニエルとしてはとても安心出来る報告で良かったのだけれど、何の話しをしていたの?」
ダニエル「そォだった、外まで騒いでいたのが聞こえたぞ?」
ニーナ「ねェパパ!!私達本物のお寿司が食べたいの」
ダニエル「あ┄┄┄┄┄」
ニーナ「え?」
サラ「ん?どォかしたの?」
ダニエル「あァ┄┄┄その事なんだが」
ニーナ「明日のXmas中止?」
ダニエル「いや、大丈夫だXmasは皆でやるよ?」
ニーナ「だったら何だって言うの?」
ダニエル「その┄な?」
菜智「え、えェ」
サラ「あァ┄┄そォ言う事か」
ニーナ「え?」
サラ「ニーナ、本場のお寿司はまた今度にしなさい、パパとママは明日はお寿司って気分じゃ無いんだって」
ニーナ「気分って┄┄でも!!」
サラ「気分じゃ無いの、2日続けて同じ物は食べたく無いでしょ?」
ニーナ「2日続けて?」
ダニエル「実は┄今日私達が行った所が」
サラ「ハリウッドにある大江戸鮨・鮮でしょ?」
菜智「何で分かったの?」
サラ「私がパパに情報流したから、まさかEVEに行くとは思ってなかったけど」
ダニエル「すまないニーナ」
サラ「ニーナ抱け?私も期待したんだけど?」
菜智「ゴメンなさいサラ」
サラ「良いって、まぁそォ言う事だから、我慢しなさいね?ニーナ」
ニーナ「┄┄┄┄┄┄」
サラ「で?明日のXmasはどォするの?」
ダニエル「それなんだがね?毎年ここでやっていたんだけど、今年からは母の家でやろォかと思っているんだよ」
サラ「場所って関係あるの?身内しか集まらないんでしょ?」
菜智「義母さんの身体を考えてね?義母さんの家でなら疲れても直ぐに休めるでしょ?」
サラ「そォね?分かった、何時に行くの?」
菜智「支度があるから早目に出るわ?」
サラ「若しかして全部手料理?」
菜智「そォよ?でも義母さんもニーナも居るから大丈夫よ?」
ダニエル「ん?サラは」
サラ「あァ、私は食べる専門だから料理はしないの」
ダニエル「そォなのかい?」
菜智「え、えェ┄サラはちょっと特別でね?」
ダニエル「特別?」
サラ「それは今度ね?じゃァニーナ明日早いみたいだからもォ寝ましょ?┄ん?ニーナ?」
ニーナ「┄┄┄┄┄┄」
サラ「何よ、そんなにショックだったの?」
ダニエル「すまない┄なァ、別に私達は明日もう一度行っても」
菜智「そォよ?別に気にしないわよ?」
サラ「┄┄ちょっとニーナ、聞いてるの?」
ニーナ「┄┄え?あ、あァそォね?とても残念だわ?じゃァ私もォ寝るね?皆お休み」
スタスタスタバタン
サラ「何あれ」
菜智「大丈夫なのかしら」
ダニエル「ニーナ┄┄┄」


ニーナ「┄┄私飛んでる┄┄凄い草原、それも地平線の先まで」
ニーナ(あっちの先に何かある)
スィ~~~~~~
ニーナ「丘?┄┄少し高いわね?┄ん?向こォ側は森に┄┄ってこっちも地平線の先まで」
ニーナ(とにかく行ってみるか)
スィ~~~~~~
ニーナ「それにしても凄い森たわ、でも人も動物も居ない、つまらない夢だ事┄┄だけど、風を感じてる┄夢なのに┄┄こんなにリアルに感じるものなの?」
ニーナ(ん?あの一帯だけ何も無い)
スィ~~~~~~
ニーナ「わァ┄┄┄綺麗┄真紅のクリスタルだ」
ピカッ
ニーナ「ん?今森の中で何かが光った」
ニーナ(確かこの方角だったはず)
スィ~~~~~~
ニーナ「あれは┄┄森の終わり┄┄なにかある」
スィ~~~~~~
ニーナ「きょ、巨大なピラミッド┄┄こんな大きさどォやって」
ピカッ
ニーナ「この上で何か光ってる」
スィ~~~~~~
ニーナ「あれだ!!┄┄今度はスカイブルーのクリスタル┄┄でもさっきのより┄何て大きさのクリスタルなのよ」
ニーナ(このクリスタルを祀ってるの?)
ニーナ「この先は、草木も生えていない荒れた荒野」
ニーナ(この先にもまだ他のクリスタルがあるのかしら)
スィ~~~~~~
『参ったなァ┄┄それ以上行かれると消滅してしまう、しかたない今回はここまでにしておくか』
ニーナ「心做しか気温が上がって来ている┄それに」
ビカァッ!!
ニーナ「キャァ!!ま、眩しい!!な、何なのよこの光は!!」
『また呼ぶよ、今度は余り冒険はしないでおくれよ?ニーナ』


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