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『小説』永遠に宇宙に∼さよならは言わない∼ エピローグ Ⅰ

「OKニーナ、手は軽く曲げて······そォ!!その儘ストップ」
カシャカシャカシャ
「G∼∼∼∼OOD!!次は連撮りするから自由に動いて?」
カシャシャシャシャシャシャ
「アシさ∼ん、次の準備は?」
「OKでェ∼す」
「それじゃ最後は全員で撮るよ?移動してね?」
「はァ∼い」
「じゃニーナに寄り添って?うんいいねェ、じゃァ撮るよ?」
カシャカシャカシャ
「excellent!!今日はこれで終わりにしよォ、朝早くお疲れさんチェックは忘れないでね?」
「ふゥ······ちょっと疲れた」
美菜「ウフフ、久し振りだもんね?」
ニーナ「2人共エナジードリンクでいいでしょ?」
パシッパシッ
「サンキューニーナ」
カチッカチッ、プシュ
「·········ハァ生き返った、ねェニーナ?」
ニーナ「ん?」
「本当にゴメン」
ニーナ「もォいいってば、何回謝ってんのよォ、サラの迷惑なんて今始まった所じゃないでしょ?」
サワ「でも···私の所為で梶さん事務所がさァ」
ニーナ「仕方ないでしょ?私1人でなんてデビューしたく無かったんだもん」
サラ「私が戻って来なかったら?」
ニーナ「戻って来るって知ってたから」
サラ「知ってたの?」
ニーナ「ミーナのお陰でね?だから待ってられたんだ」
サラ「そォだったんだ」
ニーナ「それで麗美さんに相談したらここの事務所を紹介してくれたのよ、勿論サラが戻って来るまでって事でさ」
サラ「ありがとォニーナ」
ニーナ「私達の夢はまだ始まったばかりよ?」
サラ「うん、出遅れたけど必ず高みを見よォね?」
ニーナ「大丈夫、私達なら絶対に見れるから」
サラ「だね?でもニーナはいつまで続けるの?」
ニーナ「ドラゴがね?待っているから満足するまで楽しんでおいでって」
サラ「アハハ龍次らしいわ、ヤッパいい男はいい事言うわね?」
ニーナ「そォよ?龍の如しだもん」
サラ「私はどォしよっかなァ」
ニーナ「そォね?ティムにするの?タイガにするの?」
サラ「ニーナ知らなかったの?私が戻って直ぐにティムに会ったんだよ?そォしたらさァ
ティムったらクレアと付き合ってたんだよ?」
ニーナ「嘘!!······あの馬鹿!!」
サラ「だね?だから熱が冷めちゃってさ」
ニーナ「じゃァタイガだ」
サラ「ううん、虎次とはあっちで分かれた時に」
ニーナ「でもそれって戻れないからって思ったからでしょ?」
サラ「フフフ着替よっか」
美菜「ねェ2人共、今日のパーティーには出るの?」
ニーナ「えェ、一度戻って少し休んでからね?朝一番だったから眠くて眠くて」
美菜「あ、ゴメそれ私の所為だ」
サラ「ん?若しかして今日の予定変更って」
美菜「そォなのよ、ちょっと用があってさ、パーティーには行けないから社長には上手く言っといてね?」
サラ「そっか···明日だったっけ、ゴメン忘れてた」
美菜「仕方ないよ、サラは戻って来るの遅れたんだからさ」
サラ「ありがと、じゃァ社長には上手く話しておくよ」
ニーナ「私達の分もお願いね?」
美菜「分かってるって、ちゃんと話して来る」
サラ「ねェミーナ···どれ位で戻って来るの?」
美菜「そんな寂しそォな顔しないでよサラ、久し振りだからゆっくりはしたいんだけど、スケジュールに穴空ける訳には行かないでしょ?だから2•3日で戻って来るから」
サラ「えェ∼∼ん、3日もミーナと会えないなんて」
美菜「フフフ、じゃァ私先行くね?」

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