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【プレミアリーグ】W杯の影響を受けるクラブは

 明日からカタールW杯が開幕する。
史上初の冬開催ということもあり、これまでとは違う何かが起こるかもしれない。
 欧州リーグはW杯が終わったらすぐに再開するので、出場選手には負荷が大きく監督もマネジメントが難しいと予想できる。
 反対にW杯開催中の1ヶ月半ほどは、クラブを強化できる期間でもあり、未出場の選手や負傷者は休暇や治療に専念できるといったメリットもある

 今回はプレミアリーグの各クラブの影響について考えてみた。

ざっくりスケジュール

W杯開催期間:11/20~12/18
プレミアリーグ再開:12/26~12/28

 決勝が12/18、3位決定戦が12/17に行われるので、ベスト4まで残った国の選手は再開後の試合に出場するはやや厳しい。

ベスト8で敗退:12/9、12/10まで
ベスト16で敗退:12/3~12/6まで

決勝トーナメントに進出し、ベスト8もしくは16となるとそれぞれ上記まで試合がある。
2週間~3週間ほど間が空くため、W杯での出場時間とコンディション次第では、再開後から出場できるかもしれない。

グループリーグで敗退:11/29~12/2
 A組、B組でグループリーグで敗退した場合は、再開まで1ヶ月ほど空くので比較的影響は少なくで済む。
 B組には恐らくプレミアリーグ所属選手で一番の割合を占める英国(イングランド、ウェールズ)が入っている。
 流石にイングランドは突破する可能性が高いと思われるが。

クラブ別代表選手数

 プレミアリーグからは、現時点で136選手がW杯メンバーに選ばれている。
 各クラブの選出人数は以下の通り。

マンC:16人
マンU:14人
チェルシー:12人
トッテナム:11人
アーセナル:10人
リヴァプール、ブライトン、レスター:7人
ブレントフォード、フラム:6人
ニューカッスル、ウルヴス、ウエストハム、フォレスト:5人
アストン・ヴィラ、エヴァートン:4人
リーズ:3人
クリスタルパレス、ボーンマス、サウサンプトン:2人
※4名所在不明

影響を受けやすそうなクラブ

 下馬評通りに進まないことも多いため、あくまで戦前の予想がベースになるが、一番影響がありそうなのはマンCだろう。
 もともとスカッドをコンパクトに収めているうえに、ほぼ全選手(ハーランド、マフレズ以外)の選手が招集され、レギュラークラスも多い。
 しかも順当にいくと、全選手が決勝トーナメント進むことになる。
 冬の補強をしないことを明言しているなかで、過密日程をこなしながらプレミア、CL、FA、カラバオ杯を戦い抜けるだろうか。

 選手層の薄さが目下の課題であるアーセナルもそれなりの影響を受けそう。
 1番替えがきかないトーマス、今季絶好調のジャカ、攻撃の要サカ、ジェスズ、マルティネッリ、守備の要のラムズデール、サリバ、冨安、ホワイト+ターナーが招集された。
 トーマスはもちろんだが、その他も1人でも長期離脱すると戦いが大分難しくなり、昨季終盤のようになってしまう。
 W杯でも活躍してほしいので、無事に帰還を願うしかない。

比較的影響を受けにくいそうなクラブ

 本領発揮しつつあるニューカッスルは招集が5人と上位の中でかなり少ない。
 ポープ、ギマランイス、トリッピアー、ウィルソンなど重要な選手が抜けるが、昨季からこれらの選手を負傷で欠いたときもそれなりのクオリティを保っている。
 また、負傷中のイサクとサン=マクシマンの復帰も見込まれており、特に攻撃陣には厚みが増すことが想定される。
 いざとなったら、補強できるお金もありそうなので、4位以内で終える可能性も十分あるだろう。

 また、リヴァプールもビッククラブの中では少なめの7人と不調を巻き返すチャンスである。
 大エースのサラー、負傷中のジョタ、ディアス、ケイタ、中核のロバートソン、マティプ、フィルミーノ、チアゴ、ミルナー、若手のエリオットなど選外の選手だけでもそれなりに戦える陣容が残っている。
 これらの選手が一度休暇を挟み、新たなモチベーションで再開すれば昨年までの強さが戻るかもしれない。

 さらに、エメリが就任し2連勝で終えたアストン・ヴィラも脅威になる可能性がある。
 結構戦力が充実しているものの、招集されたのは4名のみなので、中断期間で練度を上げればやりにくい相手になりそう。
 
お読みいただきありがとうございました。

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