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第4回価値創造デザインPJ会議

前回、第四回デザインPJ会議までの道のりという題で書きました(正確には第三回会議を終えてかな?)

今回は第四回の会議で発表する案をどう考えたか。また、その会議で決まったことを話していきたいと考えています。

発表案について

案を考えるに当たって、重要な事は企業がワクワクすることと自分たちの強みを合致させた案にするということを前回の記事で書きました。振り返りますと

・若者の認知度向上

・PJの継続性

大きくこの2点を企業さんは求めていました。そして、私たちの強みは

・近大生(近大/学生)ブランドを持っている

・無知の学生(常識にとらわれない)

・若者(学生/友達)のコネクションがある

この3つと再認識しました。そして、前回の第3回会議で、企業さんがワクワクすること(ヒント)をいろいろ発言してくれたので、そのワクワクすることと自分たちの強みを生かせる案を考えました。ヒントは以下です。

・チャリティー要素

・クラウドファンディング

この2つでした。チャリティー要素を取り入れて、泉州タオルを使ってこの世の中を盛り上げる。また、新商品を発売したいなら、クラウドファンディングという方法もあるよとヒントをもらっていました。

そして、私たちが考えました。

「近大通りの飲食店を救う仕組みを作りたい」

私たちメンバーは、コロナで経営が苦しい近大通りの飲食店をなんとか支援できないかと考えました。近大通りの飲食店は、普段は私たちがお世話になっている店ばかりです。おいしいラーメン屋がいくつも建ち並び、コスパのいい居酒屋が何軒も立ち並んでいました。しかし、コロナで、オンライン授業になったことにより、近大に通う学生は激減し、下宿生や地域の住民くらいしか店に訪れなくなったのです。コロナが終息した時に、自分たちの顔なじみだった店が存続している状態にしたいというのが私たちの「理想」であり、「衝動」でした。

そして、それを実現するために注目したのが、去年先輩が商品化した「近大×泉州 魅せるタオル」です。このタオルを今年バージョンにリニューアルして、売る。そして、その売り上げの一部を近大通りの飲食店に寄付するということを考えました。そして、このコロナの状況で「対面販売」は先が読めない方法で、販売効果が不透明な方法であったので、他の方法を考えました。それが、クラウドファンディングです。オンラインで販売することができる方法であり、また私は前々からやってみたいという思いがありました。「学生が行う商売気の少ないかつチャリティー要素を持った活動に人は賛同してくれやすいと考えたのです。しかもモノはすごくいい。」

そして、具体的に案を練り始めました。ここからは、私の周りの「ラディカルサークル」の方達に非常に協力していただきました。この案を「ラディカルサークル」の人にぶつけて、意見をもらい修正するという「壁当て」のようなことを繰り返し行いました。

まず、はじめに「ぶつけた相手は」同じアカペラサークルの友達でした。その子には案をぶつける予定はなく、タオルのデザインについての専門知識を聞こうと考えていたのですが、デザイン以外の話に広がって案をぶつけることになりました。すると、近大通りのラーメン屋さんが経営難でクラウドファンディングで資金を集めてたよ!という情報をくれました。

そして、私は清流の「さんま水つけ麺」が大好きだったので、この店を助けたいと個人的に思いました。そして、クラウドファンディングを見てみると全然目標の数字を達成しておらず、なんとかできないかと考えました。

目指すは近大通りの飲食店が活気を取り戻すこと

本当の意味での支援ってなんなんやろうと考える日々が続きました。クラウドファンディングでタオルを売ったお金の一部をラーメン屋に寄付することは支援につながるのか?そうじゃないよな、人が近大通りに戻ってこないことにはこの解決策は成り立たないよな・・・と考えたものの早くも矛盾が多数出現しました。

そして、この案を同じゼミの先輩(去年の泉州タオルPJをやった先輩)に聞いてもらいました。クラウドファンディングで支援は面白いと言ってはくれたものの以下の指摘をうけました。

・ラーメン屋とタオルは結びつかない

・クラウドファンディングをする意味とは?

・近大通りの飲食店にどれほどの相乗効果を与えれるのか

そして、上記の指摘に対してまた改善できないか考えました。そのあと、大阪タオル工業組合の方に発表前に案を見てもらって、ブラッシュアップをしていただきました。

このように、「壁当て」→「改善」→「壁当て」→「改善」の繰り返しました。そうすることで、不完全な「衝動」だけで考えていた案がどんどん現実味を帯びていくのです。実際、三人の「ラディカルサークル」の方に意見を何回も求めたことで、最初と比べるとかなり具体的な案になったかと思います。

発表当日

企業のワクワクすることと私たち学生の強みを照らし合わせた発表なだけあって前回までの発表のような反応ではありませんでした。しかし、企業の方の指摘は鋭く、「なんでそれをするの?」「それはどんな効果がある?」「本当に売れるの?」と厳しいお言葉をいただきました。

飲食店に寄付することが本当に意味があるのかという点に関しては、飲食店に寄付することよりも、もっと根本的な「人が近大通りに来るようする」というアプローチの方法を考えないといけないとアドバイスをいただきました。

終わりに

とりあえず、今回の会議でクラウドファンディングと去年先輩が開発したタオルの2代目を作るという方向は決まりました。まだまだ、課題は山積みでやることが沢山あります。クラウドファンディングについて無知なのでこれから勉強していく必要があります。また、タオルのデザインについての仕事などこれから、がんばってメンバーでやっていくつもりです。

もし、クラウドファンディングでタオルを売ることが決まったら是非「2代目魅せるタオル」を買ってください!


今回もお読みいただきありがとうございました。

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