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四畳半神話体系

私は四畳半神話体系の大ファンです。
リアルタイムで見られなかったのがとても残念ですが、自称たくさんのアニメを見てきた私にとって、とても特別な作品です。

今日はお気に入りのセリフを紹介しようと思います。

一つ目は「責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。
ほぼ毎回出てくるセリフです。
ここで云う責任者とは、自分の人生におけるものです。と云うわけで、勿論“責任者”は私自身なのですが、今の自分になってしまった責任が自分ではなく小津にあると思いたい主人公の言い訳が苦しく、とても面白い。
実際自分も共感してしまうところはあります。
今の自分は良くも悪くも自分のせいでできていると知りながらも誰かに責任をなすりつけなくなる。我ながら全く滑稽だと思いますが…

二つ目は
可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々の持つ可能性ではなく、我々が持つ不可能性である
このセリフは恐らく東洋哲学の祖と云われるヤージュニァヴァルキアの引用だと思います。
一見ネガティブにも聞こえる言葉ですが、「今以外の自分にはなれないのだがら、たらればなんて考えず今の自分、未来の自分を見据えどっしり構えてなさい」と言ってくれているような気がします。
あの時別の選択をしていればとどれだけ考えても、結局は今の自分に辿り着く。過程は変わったかもしれないが結果はあまり変わらない。
そう考えると今の自分を少しは肯定できると思う。そう信じている。
ここで云う「信じている」とは事実かどうかはあまり関係なく、自分がそうであって欲しいと思っているものです。

この言葉は私のモットー的なものなので、胸を張っていうべきだと思う。そうじゃなきゃただの言い訳になってしまう。
言い訳にならないようにそこそこには努力して、でもどうにもならないことはスッパリ諦めて「これは必然だ」と納得する。
これで胸を張ったと言えるかはさておき..

あと数日で、サマータイムマシンブルースとのコラボ作品、四畳半タイムマシンブルースが公開されるので、なんとしてでも見に行きます。

今回は少々自分語りも入ってしまいましたが、どうかご容赦ください。
ではまた近日中に。
ご精読感謝いたします。


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