見出し画像

“多くの大人にあって、もっとひろい視野を持とう“
“面白い人に出会って、自分の世界を広げよう“

否応なく通う学校が決まり半径10mくらいの人間関係でその後の価値基準が決まってしまう環境から抜ければ、子供たちももっと違う人生を選べるんじゃないかーというそんな仮説を確認するために、教師をやめて引っ越してきたわけなのです。

触れたことのない世界に触れる、自分の周りにはいない大人に会いに行ってみる、1年ほど今までの働き方と住み方から離れてみて、確かにそれが大きな影響をもつことも実感してきました。
ところがここへ来て、そんな考えをグラグラと揺り戻すような存在が。。。笑

5分10分みていましたが、1枚目と2枚目でほとんど変わり映えのしない光景。
一番左の子に関しては、目を開いているものの目を使っているのかさえ疑わしい。なぜそっちを向いているのか、何をしているところなのか。

右の子2匹もみている水面には、特に餌になりそうなものがありそうにも見えないのです。流石に手前の鯉は大きすぎて、食べるのには無理がありすぎる。
1日のほとんどをこうやって過ごしているんだろうなあ、とか思い始めると、なんとも楽しそうにその1点を見つめる彼らが素敵すぎるなあと。

京都は非常に植生が豊かな場所なので、至るところでこうして水辺に集まる生物を観察することができます。そして、その様子を観にくる人の動きも心なしか彼らと同じようなテンポで、同じような視点になっていく気がしてならないのです。


自分の人生には何か使命があるはずだ。
視野を広げて高みを目指したい。
誰かの役に立てる存在になりたい。


そんな高尚な思いを持って活動する人もとても素敵だとは思うけれども、みんながみんな指す必要があるものかと言われると、そうでもないのかも。

目の前にしか集中していないこの子たちから、散歩をしながら教わることがたくさんある街です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?