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涙と共に歩む、心のメンテナンス

私について

現在49歳、田舎に住む専業主婦でした。夫を突然亡くし、子供もいないため、現在生き甲斐もありません。田舎では仕事も少なく、毎日何をするわけでもなく過ごしています。朝が来るから目覚め、夜が来るから布団に入る、そんな日々が続いています。きっと就職していれば気が紛れる時間があったり、日中の疲れから眠れることもできるのでしょうね。毎日を過ごす中で、寂しくて寂しくて突然泣きたくなることがあります。その時は思いっきり泣きます。泣くのを我慢したりはしません。どっぷりと悲しみに明け暮れています。

心のメンテナンス

主人がいなくなったことで、心のメンテナンスが必要だと痛感しています。よくある心を癒す方法に、散歩に出かけたり、友人と話をしたり、好きな音楽を聴いたりする方法がありますが、どれも試してみました。無理に散歩に出かけてみても、主人がいた頃と同じ景色が今ではただただ寂しく感じられます。雲一つない真っ青な空や新緑の美しい輝き、賑やかな鳥のさえずり。魅力的だったはずが、今では人も歩いていない寂しい山道にただ一人。よけい孤独が押し寄せて、寂しくなるのです。
主人が居るであろう空に手を伸ばしてみたら、まるで主人が手を繋いでくれてるかのように手のひらが暖かいのです。

友人と会うことは今の私には合いません。
きっと心を癒やしてくれるかもしれませんが、同時に気を使わせてしまうことに対する罪悪感も感じます。そうして無理して明るく振る舞うのも、本当に辛い。
暖かい家庭へ帰っていく友人をうらやましく思ったり、私以外の人々がみな幸せそうに見えてしまうことも、余計に孤独や絶望を感じるのです。

今の私にできる事?

今の私にできる事は悲しみにじっと耐え、流れてくる涙を拭き、眠れない朝を迎えることしかできないのでしょうか?
悲しみを乗り越えるという事はどういう事でしょうか。忘れてしまうという事?慣れてしまうという事?
その感情と向き合いながら、受け入れながら日々を過ごしています。これしかないのです。

あの日、主人と週末に買い物に行った時に一緒に買ったボックスティッシュも残り少なくなりました。買いに行こうかな。

終わりに

大切な人を失った悲しみは簡単には消えませんが、少しずつ自分のペースで心を癒していければと思います。この記事を読んでいる方も、どうか自分の感情に素直に、無理をせずに過ごしてください。少しでも心が軽くなることを願っています。


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