出張直前にテロが起こった話 その3
さて、前回の続きです
前回読まれてない方は是非こちらから
大規模なテロが起こった翌日にその国に入ることになった私
もう未知の世界です
マジかよ、、、
まぁ、でもテロが起こる直前まで聞いていた
レバノンはメチャクチャ良いところ
というのも頭にはあり
複雑な感情を抱えたまま彼の地に乗り込みました
レバノンのベイルート空港到着
なんかわからんけど、既に怖い
上司は何度も来てるので慣れたもんで
サクサクっと手続きを済ます
なんかお金も替え出した
私「え?レバノンポンドって要るんですか?」
上司「いや、基本いらないけど、念のため」
といって、50ドル分替えてました
ど素人の私も真似をして50ドルを交換
ちなみに観光で来るなら別かもわかりませんが、レバノンポンドは要らないです。
USドルとクレジットカードで過ごせます。
なので、私は結局全く使わずに、帰りにそのままドルに戻すという無駄な手数料を払いました(笑)
空港の外でタクシーを捕まえ、値段交渉
上司がサクサクっと交渉成立させて乗り込む
やっぱり慣れてる人がいると助かりますね
そしてタクシーの運転手は若い陽気な兄ちゃん
兄ちゃん「どっから来たの?」
私「日本やで」
兄ちゃん「ええやん。レバノンへは初めて?」
私「うん、俺は初めて」
兄ちゃん「レバノンええとこやでー!観光?」
私「いや、仕事やねん。」
兄ちゃん「そうかー。時間あったら、観光したらええやん。海とか見れるで。
今まで海見たことある?」
私「あるで(笑)」
なるほど、彼等にとって日本なんてどこにあるかも知らない国なわけで
島国だから逆に海しかないなんて想像だにしないんやろなー
兄ちゃん「わからんことあったら、何でも聞いてやー」
というので直球で聞いてみた
私「昨日のテロのことニュースで見たし、しょうみテロリストがマジで怖い。大丈夫なん?」
兄ちゃん「テロリスト?
ガッハッハ!!!テロリストなんていねーよ!(笑)心配するな!(笑)」
私「いやいや、だってテロこの辺であったやん!?」
兄ちゃん「あれはたまたまやってー(笑)
テロリストはもっと南のほうに行かなおらんよ(笑)」
いるんじゃねーか!!
上司「まぁ、日本で言うと東京で話してて、テロリストは関西に行かなおらん、て言われてるようかイメージかな」
あ〜、なるほど。そりゃ安心だ。
とは、ならねーからな!!!
てか、レバノンそもそもそんな大きくないし!
そんなこんなで盛り上がってるうちに無事ホテル到着
外務省からも会社からも
「基本的に不要不急の外出は避け、人が集まるようなところに行くのも避けるように」
と言われていたので、ホテルに缶詰
ホテルの会議室を借りて朝から晩まで3日間、お客さんと会議でした
今回はお客さんだけじゃなく色んな関係者が集まってたので、総勢30人弱
なかなかにハードな会議でしたが
まぁ、室内にこもってる分には安心だし、ホテルも綺麗だし、飯も美味いし
確かにええとこやなぁ
と、その日も会議を終え、晩飯の時間になりました
お客さん「今日は街のええレストラン予約してるんで、皆んなでいきましょ!行き帰りもバスをチャーターしてるから乗り込むだけ!」
むむ!?
私「え、断りますよね?会社命令でも、外務省命令でも外出禁止でしたし」
上司「いや〜、関係者全員行くのに、俺らだけ断るわけにも行かんしな〜」
私「え!?ダメでしょ!?」
上司「よし、行こう!」
ピッ
ピッ
またまた作戦変更キターーー!!!
「いのちをだいじに」じゃないの!?
ねぇねぇ、「いのちをだいじに」じゃないのーー!?(´Д` )
ここで「ガンガンいこうぜ」なのー!?
TK工房の運命やいかに
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