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【実は面白いイスラム教徒:その5】

イランのムスリム話、ついに最終回です。


今回は食事について


ご存知の方も多いと思いますが


ムスリムは、アラーの教えに基づき、食べれる物(ハラル料理)、食べれない物があります。


有名なものは豚肉です。

豚肉は食べれません。


そしてアルコールも飲めません。

まぁ、それくらいしか知らないんじゃないでしょうか。


なんせ僕もそれくらいしか知りません。

まぁ、それくらい気を付けとけば良いんかと思ってましたが


そんな簡単な話ではなかったです(笑)


牛肉もダメとかチキンもダメとか


この料理は何で出来てるんだ?


とか、センシティブに聞いてくるので


結構大変なんですが


マクドナルドに連れて行くと、おとなしくフィレオフィッシュのセットを食べてくれます。

基本的に魚は大丈夫な様です。


但し、ウナギはウロコがないので、グレーゾーンらしいです。



蒲焼き出したら、うまいうまい言うて食べてたけど。


よーわからん過ぎて


豚肉以外も肉はあかんの?


て、聞いてみたら


イスラム法に則って処理された肉じゃないと、食べてはいけないんですって


だから自分の国(イスラム教が浸透している国)では、がんがん肉食うてるみたいです。※但し、豚肉は絶対ダメ


日本で出てくる牛肉は、イスラム法に則って処理されてるかわからないから、食べないようにしてるみたいですが
(まぁ則ってないわな)


やっぱりそれも敬虔度によるんです


真面目な人は、断固フィレオフィッシュしか食べませんが


「まぁ、いけるやろ!」


て言うてる人はダブルチーズバーガー食べてました。


私に色々教えてくれてた女性に至っては


「私は豚肉だろうが食うけどな」て言うてましたね


まぁ、彼女の場合はムスリムじゃないから良いんか。



ちなみに、マナーとして、


ムスリムの前で豚肉を食べるのはマナー違反なの?


と聞いてみたところ


別に大丈夫やで


とのこと


但し、お酒を飲むはマナー違反


なんですって


でもこれも国によりますね。


シリアは国民の87%がムスリムですが


シリア人はムスリムの前でも平気で酒飲んでましたしね。


というか、ムスリム自身が飲んでました


また以前、ムスリムの女性はヘジャブスタイルしか許されないとお伝えしましたが


自分の貞操観念を示して、男性を誘惑しない、という意味もあるそうです


アラーの教えの中で


「男性はなんせ誘惑に弱いから、女子は身体隠すように!」


みたいなことも書いてるらしく


なんで心弱い男のために、女が制限されなあかんねん!?


という不満も一部の人にはあるとか


その代わり


「ムスリムの男は女性をジロジロ見たらあかんで!」


という教えもあるそう


そんな前提が頭に入ったところで


新宿のトルコ料理屋に11人のイラン人を連れて行きました

トルコはハラル対応なので基本OK


料理を食べてると


途中からベリーダンスショーが店内で始まりました


ベリーダンスといえば

写真を見て頂けるとわかりますが、露出度が高いです


なので


ムスリム達はどないすんのかな?


と思って見てたら


ほとんどの男が釘付けで
(自称敬虔なやつ含む)


喜んで近くで動画撮影するやつも出る始末


一方で


ほんまに敬虔な2人のおじさんだけは


しっかりと背中を向けて一度も見ませんでした


やだカッコいい


その店を出た後のそれぞれの感想


自称敬虔ムスリム男「いやー、最高やったわ!」


ほんまに敬虔なムスリム男「ムスリムの中でも、アラーの教え守らんやつおるから困ったもんやわ」


ムスリム女子「面白かったけど、自称敬虔なやつらうざい。何が敬虔やねん。どう思う?」


私「いや、どっちもアラーが言うてる通りやと思うで(笑) 男は誘惑に弱い、女子をジロジロ見てはいけない、に沿った行動やん」

ムスリム女子「確かに!(笑)」


とまぁ、ムスリムもやっぱり私達日本人と変わらず、一人一人、人間味に溢れてます。


真偽も怪しい雑多な情報に溢れた本シリーズでしたが、少しでも彼らの理解に繋がれば幸いです(^o^)
#イラン #ムスリム #イスラム #ベリーダンス #ハラル

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