ボイストレーナー 小西ひろこ

甲陽音楽学院出身。明石のボーカルスクール『165STUDIO』代表。 東宝・塚本直氏、…

ボイストレーナー 小西ひろこ

甲陽音楽学院出身。明石のボーカルスクール『165STUDIO』代表。 東宝・塚本直氏、THE SOULMATICS・YUI氏に師事。解剖学を理学療法士であり大阪芸術大学講師・山本篤氏に師事し、解剖実習に参加。天職だと思えるボイストレーナーとしての日常の記録。

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今のZ世代に学校教育で教えられること|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

時々、そんなことを思う時があります。 私はボイストレーナーとして、主に専門学校に非常勤講師という立場で教えに行ってるので、学校の先生とは違うのですが、 それでもZ世代に普段から関わっている身として、 そして“学校”とは言えないかもしれないけれど、専門学校も学校ではあると思うので、 私が教えられることって何があるだろうというのはよく考えることがあります。 もちろん、自分の専門分野である音楽や歌に関して教えるというのは大前提なのですが、 価値観形成に大きく影響する大切

    • 【起業日記①】天職との出会い、何でボイストレーナーになったのか|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

      今日は、ずっと転職を繰り返しながらサラリーマンとして働いていた私が、どんな経緯で何でボイストレーナーになったのかを書きたいと思います。 まず第一に、私はボイストレーナーというこの仕事が大好きで、誇りに思っているし、天職だと思っています。 毎日毎日こんな大好きな音楽に携わりながら大好きな仕事ができて、本当に幸せです。 ただ、ここに至るまでは本当にフラフラしていたし、どうしようもないくらい仕事が続かなかったし、 毎日毎日 「私は何してるんやろう…」って悩みまくってました。

      • 人間はなぜ優れたモノ、キャリア、学歴、地位を手に入れようとするのか|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

        私はこの本を食い入るようにして読んだ。 https://amzn.asia/d/9KRjcD8 なぜなら、最近のSNSの過剰な発展とそれがもたらす影響、異様でおかしいくらいの自己顕示競争。 この本には、ここ最近私がずっと疑問の糸口が見えずにモヤモヤしていて沸々としていた思いを、霧が晴れたかのように晴らしてくれた。 それぐらい強烈な事実とインパクトがある内容だった。 最近、SNSにはもうほんと、うんざりしていた。 もし私が、自らの力で稼いでいかなければならない事業主じ

        • これだからこの仕事は辞めらんない|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

          ボイストレーナーの仕事というのは、非常に奥深い。 生徒の見えてる部分と見えない部分の身体と声から自分の目と耳を駆使して 何が改善点なのか、 エラーは何でなぜそれが起こっているのか、 どうすれば解決できるのか、 なるべく早く瞬時に判断して、解決策を提示してあげる必要がある。 だからボイストレーナーは分析上手になる必要があると私は思っている。 感覚派もいるかもしれないが 生徒の分析はもちろん、 売れている・流行っているアーティストさんの分析も私にとっては欠かせないことの

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        • ボイストレーナー備忘録
          2本
        • 新ボーカルスクール開校起業日記
          2本

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          【起業日記:プロローグ】神戸に新スクール開校します|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

          こんにちは。ボイストレーナーの小西ひろこと申します。 写真は全然関係ないように見えて実は関係あるので、最後までゆるりと読んでいただけたら嬉しいです。 ボイストレーナーという「生徒さんの声を診る・指導する」仕事を始めてはや4年。 来年の4月で5年目を迎えようとしています。 こんなにも飽きっぽい私が、まさかこんなに一つのことを続けることができているなんて、驚きと不思議な感情を持ちながらここまでやってきました。 もうすぐ5年になろうとしていてもまだまだ好奇心と探究心の根は止

          【起業日記:プロローグ】神戸に新スクール開校します|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

          “認められたい”からくる、正しいと言われる道を辿ってしまう「王道の呪い」|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

          「こうでなければダメなんじゃないか」 「こうあるべきなんじゃないか」 「あの人みたいになりたい」 “THEデキる人”になることを求めて、王道で輝かしい実績を出している人や活躍している人にコンプレックスを抱いて、 その人たちと同じ王道ルートを必死で追いかける…。 誰もが通ってしまう可能性があることなんじゃないかなと思う。 私も適応障害にならなかったら王道ルートをひたすら必死に、自分の気持ちなんて犠牲にして、身と心を削ってボロボロになりながら追いかけていたと思う。

          “認められたい”からくる、正しいと言われる道を辿ってしまう「王道の呪い」|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール