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“認められたい”からくる、正しいと言われる道を辿ってしまう「王道の呪い」|明石ボイストレーニング・ボーカルスクール

「こうでなければダメなんじゃないか」

「こうあるべきなんじゃないか」

「あの人みたいになりたい」

“THEデキる人”になることを求めて、王道で輝かしい実績を出している人や活躍している人にコンプレックスを抱いて、

その人たちと同じ王道ルートを必死で追いかける…。


誰もが通ってしまう可能性があることなんじゃないかなと思う。


私も適応障害にならなかったら王道ルートをひたすら必死に、自分の気持ちなんて犠牲にして、身と心を削ってボロボロになりながら追いかけていたと思う。


動画内でサノトモキさんがおっしゃっててめちゃめちゃ共感したんやけど、

一度王道ルートを強制的に外されない限りは、王道ルートから逸れるのってとっても怖い。

私の場合はそれが適応障害になった時だった。


それまでずっと、周りから認められたかったし、“THEデキる人”になってすごいって思われたかった。

でも適応障害になってしまって、もう何というか、一気にかっこ悪い自分に突き落とされた感じ

もう失うものが何もないってなって、逆に吹っ切れて、

良い意味で、“デキる人になりきれない”自分を受け入れた
受け入れざるを得なかった、というのが正しいのかも。

ふっと心が軽くなった瞬間だったな〜。


でも、王道を逸れることの恐怖感。めちゃめちゃ分かる。

だって、既に成功が立証された道から外れるわけだから、上手くいくかどうかなんて分かんない。

なぜなら誰も通ってない道だから。
正解かどうか分かんない。

行く先がもしかしたら崖かもしれないし、天国かもしれない。
でも誰も通ったことがないから誰にも分からない。


そんな道通るの、不安で当たり前だよね。
でも、その恐怖を乗り越えて進んだ人がきっと大きな成功を掴むんだろうなとも思う。


私もずっと師匠の背中を追いかけて、師匠のように自身のアーティストとしても活躍して生徒たちに背中を見せながら導いていくという姿に憧れていたけど、

私自身はもう歌いたいという気持ちはないし、このボイストレーナーとしての仕事が大好きだから、

それだったら誰よりも知識と技術を高めて、ボイストレーナーとしてプロフェッショナルになったら良いやんって思えたのは随分と最近だったし。


本当、こういう王道という囚われというのか、呪いというのかってあるよね、とかなり共感した動画でした。

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