【MBAインターン就活150日戦記②】受ける会社を絞りこむ
この記事では、MBAインターン就活の流れのうち「受ける会社を絞りこむ」プロセスについてお話ししていきます。
MBAインターンを採用している会社は星の数(私が網掛けてたときには5000件ほど)ありますので、まずは受ける業界や会社、職種などを絞っていきます。以下はざっくり私が経験したファネルです。後述しますが、ほとんどの求人は落ちますので、就活の軸を考えつつ、可能性ある会社はとにかく検討に含めるバランス感覚が重要なプロセスです。
軸を決める
就活は長くタフなプロセスですので、途中で必ず迷ったり落ち込んだりする局面に出くわします。その際、素早く正しい判断を行うために、やることとやらないことを決めておくことが大事です。特にやらないことを決める重要性は別の投稿で強調したいと思います。
私の場合、学校のカウンセラー、信頼できる先輩や友人に相談しつつ、以下のように軸を仮置きしました。
最後の点だけ補足すると、MBAが評価されない環境や、周りにMBA生が全くいない環境に身を置くのはリスクだと感じました。少し歳をとってからの学生生活であることもあり、キャリアダウンやキャリアパスの行き詰まりを考えました。常に「この仕事なら『MBAにきた甲斐があった』『これまでのキャリアでは到達が難しいキャリアパスだ』と言えるか」を考えていた気がします。
なお、これらの軸は常に変わっていくものだと思います。ので、都度都度の判断の時に自分を納得させられさえすれば、初志貫徹してなくてもいいと思います。軸がないままフラフラすることと、軸を変えながらフラフラすることには、成果の出しやすさや自分の納得感に雲泥の差が出ると思います。
求人を調べる
自分の知らない会社にも手を広げることを念頭に、大きく3つやりました。この時点ではまだ時期も早いので、求人が出ていない会社も多かったです。ので、実際に求人が出るかどうかは一旦横において、「求人が出たら働いてみたい会社、ポジション」をどんどんリストアップしました。
MBA採用枠、かつ自分が引っかかる可能性がある会社を調べるのに手っ取り早いのは、同じ学校の先輩の就職先を見ることだと思います。過去3年間ほどのインターン、本就職の実績を見て、自分の軸に合いそうな会社はどんどんリストアップしていきました。
もっとも広く網かけできた方法です。GoogleとLinkedInでアメリカの「Graduate Intern」「MBA Intern」それぞれの求人アラートを作り、毎日アップデートがメールで届くようにしました。おそらくこの期間に公開されている院生/MBA生向けのインターン情報は全て目を通したと思います。
もともと知っている会社、憧れの会社については、その会社の求人ページに飛んで見逃している情報がないかを確認しました。また、いくつかの会社で働く卒業生に早い段階からアプローチし、軸に合いそうな求人が出る可能性があるかを聞いて回りました。卒業生とのネットワーキングは別の投稿で詳述します。
ショートリストを作る
だいたい世の中でアクセスしうる情報をさらった後は、優先順位づけをしながらショートリストを作っていきます。このショートリストの順にネットワーキングを進めていきますので、ここでの納得感が後段のプロセスの効率を大きく左右すると思います。いろいろ妄想が膨らんで、一番楽しい作業でした。
以下のようなシートを作って、74社のショートリストと優先順位づけを行いました。この段階ではまだそれぞれの会社の調査も進んでいませんので、「軸にあっているか」「可能性があるか」「志望度」のバランスを意識して、現実的な優先順位になるように心がけました。
*リクルーティングパートナー:私の学校では、キャリア支援チームとリクルーターの間に関係があり、過去の採用実績が多い会社をリクルーティングパートナーと呼んでいました。
**志望度はそのうち変わるだろうと思っていましたので、重みづけと優先順位には含めませんでした。
ショートリストを作った後は、この優先順位に沿って詳しいリサーチを行なっていきます。
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