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【MBAインターン就活150日戦記⑥】オファーを吟味する

「日本人留学生は現地就職がほぼ不可能?!」そんな雰囲気がただようなか、アメリカの現地企業から夏期インターンシップの内定をもらうことができました。MBAの当初から数えて150日間、一心不乱に取り組んだ就活の記録です。少しでも現地就職を目指してMBA留学される方の参考になれば嬉しいです。

この記事では、MBAインターン就活の流れのうち「オファーを吟味する」プロセスについてお話ししていきます。

MBAインターン就活の流れ
受ける会社を絞りこむ
ネットワーキングする
アプリケーションを提出する
面接に立ち向かう
・オファーを吟味する

内定が出ると、オファーレターという簡易的な契約書が発行されます。私の学校のルールでは、これに一旦サインする(承諾する)と他社の選考プロセスを全て止めないといけないことになっており、サインする前にいろいろと確認することがあります。

オファーレターに記載されていること
・勤務条件(部署、ロール、勤務時間、場所など)
・報酬(給与、サインオンボーナス、RSU、学費の補填条件など)
・有効期限
etc..

基本的にインターンシップのオファーは交渉が難しいとされています。期間も短ければ、本採用を狙う立場としては強気の交渉もしにくいためです。ただ、業界や会社、ロールの一般的な水準に沿った内容であるかは確認すべきと思います。私もサイン前に学校のキャリア支援アドバイザーにセカンドオピニオンをもらいました。

また、通常オファーレターには記載されない内容の中で、以下の点についてはサイン前に確認しておくのがいいと思います。

インターン終了後の本採用オファーの条件

本採用を狙うつもりでインターンに取り組む場合は、そのインターン終了後にオファーが検討されうるかを確認すべきです。会社によってはインターンの人数分ヘッドカウントを用意し、個々人が条件を満たすなら採用できる、というところもあれば、インターン5人に対して本採用の枠が1つしかないところ、全く枠がないところまで様々です。

また、早い段階で本採用のオファーも検討してほしい旨をマネージャーとリクルーターに明確にコミュニケーションしています。お互いそのつもりであることを確認した上でサインしました。

ビザのスポンサー条件

私はF-1ビザで渡航しており、インターン中、並びに卒業後の3年間の就労ビザが下りる予定です。ただ、その後は勤務先がスポンサーになり、別ビザ、もしくは永住権の申請をしてもらえないと、ある時点で強制帰国のリスクがあります。

これも会社によって内定者の時点からスポンサーするところ、Day 1から支援するところ、一定期間がたたないと支援できないところ、全く支援できないところなど様々ですので、3年を超えてアメリカで就労する可能性がある場合はクリティカルな条件になります。

※ビザの条件等については専門家にご相談ください。

他社の選考状況

これはあくまで自分への問いなのですが、今このオファーに決めていいか、というのは大きな問いになると思います。

私の場合、今後も含めて可能性がありそうな中で最も志望度が高いオファーをもらえたこと、また早めにサインすることでインターンの準備を先に始められそうなことが確信できましたので、オファーの期限を待たずにさっさとサインしてしまいました。

学校のブランドや後進のためにも、いずれの会社に対しても不誠実な対応はできませんので、家族や友人とも相談して決断します。とはいえ、インターンはインターンですので、合わなかったら本採用に向けて就活し直す、という気持ちで捉えることもできると思います。

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