第13怪~トビマス!トビマス!~ラン様もトビマス!(中編)
お憑かれ様デス!
天皇陛下万歳~!ならぬ健康低下残念~と、あらゆるYouTubeチャンネルを漁っては肩甲骨はがしを日々行っております、頸椎ギッテギタの宮悪戦車デス。これはもはやリモートワーカーの職業病だぜ、きっと。いい椅子が欲しい!なんかF1レーサーやら宇宙戦艦ヤマトの乗組員が座ってそうな奴。
で、ついでに画像検索してみた。
こんなん、こんなん。って、こんなん家あったらあったで、座った途端に飛んでって天井突き抜けて逝きそう…それこそいつぞやの難波ベアーズの天井穴ボコ事件のように(コレはまた久々鏡町ラヂオなんかで喋ってみよかな…)
僕がどっきりの仕掛人なら、虫佐にこの椅子に座ってよ!と促した後、必ず垂直に飛ぶように仕掛けを施すであろう。天井に突き刺さる逆犬神家の一族・佐清ならゆ青沼静馬の再現である、って何の話やねん。
そう、このエッセイというかコラムというか、毎週火曜日に配信しております【仮分数のヒトビト】デスが、火曜日といえば僕、去年の年末迄、いつも火曜日の朝9時から整形外科のリハビリに通ってたんデスよ。
長年の姿勢の悪さが蓄積されたんデスかねー。首とね、腰が悪うてね。この毒者の中で解る人には解るであろう、地元・鏡町の駅公園前の総合クリニックの3階デスよ。ここに通ってました。
で、まあリハビリって専属のトレーナーさんが憑いてくださるじゃないデスか。で、そのトレーナーさん、中々音楽がお好きな方でして、僕がいつも「怪帰大作戦」やら「意識のあるまま焼き殺せ」ってなインパクトある字面や、居酒屋のおばちゃんに「お兄ちゃん、それ、アンタの自画像?」と指摘される程の『魔太郎がくる!!』等のイラストが書かれた黒い怪しいシャツを着て、長髪・眉毛無し、変に通るダミ声だったせいか、トレーナーさんに「音楽関係の方デスか?」と悟られ、そして翌週には怪帰大作戦の出演者情報から辿ったのか、きっちり「ストロベリーソングオーケストラってバンドじゃないデスか?歌ってはりますよね?YouTubeで見ました!」っておい!患者のプライバシー!って言葉を言わさないまま、それからはなんと僕がマイクでは無く包丁を振り回しているアニアニにもお友達を連れて遊びに来ていただいたりと、お互い、それこそプロ野球や格闘家の専属トレーナーばりの深い信頼関係になっていくのかなと、そして去年の年末も「また来年も宜しくお願いします!」と挨拶を交わしたのにもかかわらず、このトレーナーさん、新年早々飛んじゃいました。連絡も憑かずで退社。
魔太郎がくる!!
藤子不二雄Ⓐによる日本のホラー漫画作品。1972年から1975年にかけて『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載。あまり漫画を読まない僕デスが、この魔太郎がくる!!だけは隈なく読んでおり、どこかストロベリーの作風も影響されてんちゃうかなと最近思ったりもしている。
で、今はグイグイ揉んでくれる頗る美人な女性のトレーナーさんに変わり、それはそれでゲヘヘと気持ちよく揉んでいただいているのデスが、そう、何が言いたいかというと、「飛ぶ!」デスよ。世の中、飛んじゃう奴らが沢山居てるんデス!トビマス!トビマス!
トビマス!トビマス!
コント55号のジローさんの持ちギャグでもあり、呪い系シンガー・山崎ハコさんの飛・び・ま・すでもある。
と言ってもこれから話す話は仕事をブッチする話とか、ストロベリーさんの団員が飛んだ!ってな話なんかじゃあございやせん(すんません、本公演1週間前に飛んだ役者や、レコーディングだけ来てレコ発ライヴに来なかったギタリスト等、鏡町にも居てました…コンドルは飛んでゆく)
コンドルは飛んでゆく
アンデスのフォルクローレの代表的な楽曲である。1970年にアメリカ合衆国のフォークロックデュオ、サイモン&ガーファンクルによってカバーされ日本やその他の国々に広く知られるようになった。教科書にも載る曲として有名。ちなみに中学時代の宮悪少年は学校の音楽発表会では木琴を担当。
てな訳で今回は僕が描く鏡町での事件簿、ストロベリーの世界観でも良く使われる《大空》を軸に、【仮分数のヒトビト6話】の続き的な感じも混ぜて進めていこうかなと思っております。まだ6話を読んでない人はチェケラ。
ストロベリーは《音楽》《演劇》《ダンス》とあらゆるエンターテイメント全部乗せの、ごった煮一座でありますが、劇場やライヴハウスで行うというのが定石。となれば、ここは劇場から飛び出して町へでよう!と寺山修司の言葉受け売りで、この見世物パンク一座スタイルをもっと広大な形でやろう!と無茶したのが、2009年3月に大阪城公園の野外で舞台を組んで行った『野外実験劇~血の濫觴』でした。
ストロベリーのYouTubeを漁ってくれた共犯者の方なら見た事あるであろう、この犯行デスよ。撮影は『切断ダリア』や『東京グロテスク』『二十一世紀狂闘旗手』のキャメラを担当してくれた柳田先生デス。往年の大女優ってカメラをキャメラって言うよね、ってどうでもええか。
この演劇公演、色んな劇団から客演の方々、有志での参加者を含め演者だけで30人程が参加。そんな大規模な演目なのに、当時、稽古期間が本読みの読み合わせ入れて約1ケ月。しかも日曜日のみ。なので実質全体で併せるのが5回程だったような記憶。
ストロベリーは演劇公演以外にも色んなライヴイベントにもお呼ばれする事が多かった為、そのイベント毎に台本があり、演出が違うという、案の定お決まりの、つめこんだアンハッピー状態で常に、ほふく前進で逝こう!なストリートバンドの代表格ジュンスカイウォーカーズを見習って挑んだ公演で、今回も精神をきたした演者が続出、離脱者が出るのではないか?と懸念材料たっぷりな公演でした。
お憑かれ様デス!やってて良かったnote! アナタのお気持ち(サポート)宜しくお願いします! いただいたお気持ちは今後の執筆活動・創作活動にドバっと注いで逝きます!!褒めたら伸びる子なんデス(当社比)