来たぜ新潟!
越後湯沢に、スキー旅行に来ている。
夫の高校陸上部からの仲良したちが続けてきた行事で、家族ぐるみでも、親戚連れでも、ぶらりひとり参加でもOK。
ここ越後湯沢が毎年恒例の場だったのが、昨年は山梨へ、それ以前はコロナ禍でわが家は数年不参加だったので、久しぶりの新潟だ。
↓昨年の山梨スキー編
数年ぶりの越後湯沢は、降りしきる雪と雪景色で迎えてくれた。
宿まで15分ほど、傘をささずに歩く。
はらはらと頭にからだに細かく積もっていく白さ。
お店の軒先のつらら。
足元の雪がキュッキュと鳴る感じ。
出発から2時間もせず見られるいつもと違う景色に、改めてこころが震える。
しかーし!
スキー場に来たものの、私はすべらない。
すべ、れない。
何故なら、少し前に膝をやっちまったから。
(とほほ)
もう痛みはだいぶ引いたといえ、まだ治療中の身。さすがにスキーはリスキー(意図せずラップ風)なので、今回はギリギリまで夫と息子だけ行ってもらうか迷った。
迷った理由はもうひとつ。
わが家のわんこ、ノエルちん。
いつもなら母に通いで見てもらうか病院に預けるのだけど、ちょこっと前からお腹を下していて、15才と高齢なので、この状態で預けるのも置いていくのも…と迷ったのだ。
調子が落ち着いてきたのと、母が背中を押してくれ、ええいっ!と思いきって出発することに。
昨年スキーデビューした息子は、申し込んだスクールで早速リフトに乗り、今年は足を揃えて滑れるよう練習している。
夫は、息子の様子をひと通り見た後、友人たちと上の方のコースへ。
んで、私はなにをしていたかといえば、ゲレンデでそんなふたりの様子を眺めたり、写真におさめたりしていた。
2時間ほどが経過。
……
………
さ、
寒いっっっっっ!!!!!!
(エンドレス鼻水)
気づいたそばからガタガタ震えが止まらない。
雪山にただひたすら立ち尽くしていたので、芯の芯まで冷えきってしまっていた。(そりゃそうだ)
慌てて宿の食事処に入り暖をとるが、それでもなかなか震えが止まらない。
楽しくて冷えてたことに気づかないって、どんだけ鈍感、生き物としてどうなの。自問自答しつつ熱々のタンメンをすすり、今度はその美味しさに震える。
その後スキーを滑った誰よりも伸びてしまい、部屋のこたつで今夜はもうどこも行かない!この部屋から出ない、トイレも行かない!と高らかに宣言し、近隣のお祭りも花火も全てボイコット、ひたすらダウンしていた。
みんなとお祭りに行ったふたりが、夕飯にと焼きそばとベビーカステラを買ってきてくれた。美味しくて、でも持ち歩く間にひんやり冷えていて雪国を感じる。
それから、夫は友人たちと酒盛りへ、息子はこども夜ふかし会(←かわいい)にほかの部屋へ、またもや部屋にぽつん。
腹いせに息子買い置きのじゃがりこをもぐもぐ食べ、TVを見つつのんびりしていたら、生まれて初めて内ももがつる事態に悶絶。
旅行参加者の中でいちばん動いてないくせに、誰よりもへばり、もりもり食べ、そしてからだにダメージを受けているとはこれ如何に。
部屋籠りは、トイレ欲に負けあっさり終了。
越後湯沢ではいつもこの宿で、素泊まりこじんまりで格安ながら、居心地よくお風呂もとても気持ちよい。食事処のご飯も美味しくゲレンデ0分最高だ。
明けて日曜の今日、からりと晴れ、雪も日差しも眩しい。今日は息子もみんなと一緒に、ゴンドラに乗りもっと上の方のエリアへ行くことに。
3時間ほど滑って戻ってくると、もう一度行く!と、あっという間にお昼を食べ行ってしまった。息子、めっちゃ楽しめてるみたいでよかった。
あんなに悩んだけど、来てみれば1泊2日は本当にあっという間だ。
夕方の新幹線に乗れば、またいつもの日常にすぐ帰る。
あっという間だけど、来てよかったな。
スキーも滑れなかったけど、お祭りも花火も見なかったけど(自己責任)、
やっぱり、来てよかったな。
あら、これもしや
「オーシャンビーチでゆったり読書」
的な優雅な旅だったんじゃ?と思うくらいには、楽しんだ私だった。
心残りは、友達が美味しいと教えてくれたうどんすきのお店に行けなかったことかな。(そこ?)
またくるぜ新潟!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます♡ さらにコメントなどいただけると、しっぽをブンブン振ってなつきますU^ェ^U